見出し画像

偏見を持つ人にTikTokのUXが素晴らしいことを伝えたい

TikTokとは、動画共有サービス、いわゆるショートムービーに特化したSNSであり、2019年の段階でDAUが3億人を超えています。また、昨年四半期でダウンロード数3億超えを達成するなど爆発的に世界へ普及しています。TechCrunchにて2020年4月末に最新の記事が出ていたのでこちらも合わせてご覧ください。

これだけ有名なのに使ったことがないという方、特に男性が結構多いのではないでしょうか。そんな人達に今回、「TikTokってこういうところが優れています。だから流行したんです。」ということを説明したいと思います。

TikTokは2018年に10,20代の女性を中心に日本で爆発的にヒットしました。流行語大賞へのノミネートや、「TikToker」という言葉も誕生するほどの勢いでした。このときTikTokはとにかくTwitterに広告を打ちこんでいました。Twitterをやってる人ならTikTokの広告を1回は見たことがあると思います。TikTokの印象がこれしかないという方もきっといますよね。
私もこの頃は、「広告しつこいな」だったり、「なにこれ・・」みたいな感情になってましたね。一応、Twitterは無料なので広告を差し込む事自体は全然問題ないと思っています。
余談ですが私は、Twitterの広告なしバージョン(買い切り型)またはサブスクリプションがほしいと5年くらい前からずっと思っています。

ただ、流行りのサービス自体はすごく興味を持つのでTikTokをインストールしてみたんですね。

一言でいうと とにかく使いやすい=UXが素晴らしい です。
前置きが長くなりましたが魅力を紹介していこうと思います。

1. インストール後すぐに動画が見られる

インストール後に出てくる画面はカテゴリー選択と性別選択のみです。この選択をしようがしまいが、あとはひたすらおすすめの動画が流れてくるだけです。
アプリだと「会員登録しますか?通知許可しますか?」だったり少し面倒なところがあったりするものですが、TikTokはアンケートだけ答えたら「さあ!動画を思う存分見てくれ!!無限に見てくれ!!!」っていうスタンスです。このシンプルさが中高生の障壁が少なく普及につながったのかもしれないですね。

画像1

動画が端末幅いっぱい縦長に広がっているので、スマホで撮影した動画をそのまま投稿しても問題ないですね。
個人的には、「いいね」に会員登録が必要ないところが素晴らしいなと思っています。

画像2

2. 無限スクロールによる中毒性とドンピシャなレコメンド機能

TikTokの強さはこの2つです。(見出し分けると伝わりづらかったので・・)無限スクロールと精密なレコメンド機能が合わさったTikTokでは

ユーザーはフリック操作だけで無限に自分好みの動画を閲覧できる

恐ろしい機能ですね・・
レコメンドの精度が高いと「見たい動画がないか検索する」という必要性が薄くなり、動画を見れば見るほどその精度は高くなります。私はオムライスの卵とチャーハンを炒めている動画が好きで、レコメンドでは料理に関連した動画が多く出てきます。

ちなみに動画のジャンルはダンスだけでなく、旅行やカメラ・料理・スポーツ・ビジネス系など幅広いです。ジャンルに関してはYouTubeと差はないように感じます。

スクロールをすると合間に広告が挟まります。ですが、動画と同じUIとして溶け込んでいるため広告動画だという体験を感じさせません。広告再生も興味がなければスキップできてしまうので、Instagramのストーリーの合間に出てくる広告と同じイメージです。また、冒頭でも記述したようにショートムービーであるため再生時間は15秒から長くても1,2分です。動画が頻繁に変わることで、飽きを感じにくくさせ、結果動画を再生し続けてしまうという中毒性が備わっています。ちなみに、視聴平均時間は42分だそうです。

投稿者側からみた利点として、TikTokのレコメンドにはフォロワー数に関係なくレコメンドに掲載されます。つまり、駆け出しの投稿者でもインフルエンサーでも平等に扱われるため、駆け出しでも面白い・反応の良い動画を作ることができれば一気に伸びる可能性があるということです。

3. 他SNSアプリへの導線、集客

TikTokにはTwitter・Instagram・YouTubeへのリンクをそれぞれ貼ることができます。それぞれアプリがインストールされていた場合はアプリが直接開かれる点も非常に良いです。TwitterなどはSNSリンクでもアプリ内ブラウザが立ち上がるので少しストレスを感じます。

画像3

ビジネスYouTuberの人たちでよくやっているのは、ショートムービーをTikTokで流して続きはYouTubeという形で誘導している人が多いですね。
他のSNSを使用する人のことまで考えられてサービス設計ができている点も含めるとこれだけ世界で流行しているのも納得できました。

まとめ

今日はTikTokについて、爆発的流行になった要因を自分なりにまとめてみました。
その理由は、
・操作のシンプルさ
・長時間見続けてしまう中毒性
・AI(機械学習)を駆使した技術力(レコメンド)

特にSNSはいかに中毒性を生むかが鍵となりそうですね。
次はどの中国発アプリが日本に上陸するか楽しみです。

最後まで読んでいただき,ありがとうございました。

頂いたサポートは、アプリ・サービスの課金、書籍購入に使用いたします!