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アム(ア◯ウェイ)さんとわたしの戦い



こんにちは有姫@yukiO82Oです(*´꒳`*)


はじめに言いたいのが、わたしはネットワークビジネスをやっていません❗

ツイッターに書いていた、ネットワークビジネスに勧誘された時の話**①〜40を加筆修正したものです。



田舎の国立大学の看護学科を卒業して、社会人となった2年目のある日、大学時代の友人から突然こんなLINEが来ました。

「やっほ〜🤗久しぶりに会おうよ!」

LINEの相手は、大学時代に何度か遊んだことのある同じ学部の女の子。

彼女はわたしと同じく関東へ就職したが、どこに住んでいるのか知らなかったのと、大学時代も常に連絡を取るような仲ではなかったです。


「大学のときは、一緒に買い物に行ったよね〜♪
お互い関東にいるんだし、どこかで会おうよ」

数日後わたしと彼女は、池袋ルミネに集合しました。

彼女は大学時代と比べて、見た目や雰囲気に変わりはなかったです。
お互いに変わらないね、なんていう話をしました。

買い物をして、お茶して、その日は解散でした。


解散する直前、彼女は言いました。
「今度はわたしの家に来てよ〜😄最近引っ越したんだ!」

彼女は神奈川の病院に就職しましたが、今は渋谷の近くに住んでいるらしく
「また近くなったら連絡するね」
と言ってくれました。

次の休みの日、わたしはノコノコと彼女に会うべく、生まれて初めての田園都市線に揺られていました。


会う前日の夜、こんなLINEが届きました。
「明日、桜新町に来て欲しいんだけど、大丈夫?渋谷からちょっとだから」
「12時頃集合で良い?」

会う直前には、こんなLINEが届きました。

「今日、わたしの友達も紹介したいんだけど、いいよね?」



彼女は自転車に乗って1人で現れました。

「来てくれて本当ありがとう!!とりあえず、お茶でもしよっか😊」

彼女の家に行くかと思いきや、わたしは彼女に連れられ、桜新町駅近くのドトールへ向かいました。



「わたし、転職したんだよね〜!
病院は辞めたんだ。夜勤とか辛くてさ😣」

「こっちに引っ越して来て、訪問看護師やってるよ〜」

「自転車で利用者さんの家を回るんだけど、坂登ったりするからいい運動になってる😁」
「始めていくお家とか、しっかり慣れるまでは一人で回ることないから、わたしでもやってけてるよ」

「休日はお寿司屋さんで働いたり、テニス教えてもらったり^^
何かと充実しているよ♫」

「看護師だけで人生終わるなんて、もったいないなぁって思ってるんだよね」

「有姫はさ、看護師の目標とかあるの?
わたしは、生活の為に仕事してるよ」

その頃わたしは、看護師という仕事に没頭していた時期だったので、そこまで心に響いてなかったのを覚えています。

しかし、看護師(?女子)特有の会話技法『共感』を使ってしまい、わたしは うん、うん って話を聞いていました。

「長い休みをもらって、海外旅行とか行けたら楽しいよね♪」

「職場の人以外で、こっちで遊ぶ友達ってなかなかできないよね〜」



1時間くらい、ドトールで話したあと
「この近くで友達がホームパーティーやってるから、今から行こうよ!」

「有姫のこと、みんなに紹介したい♡」

このあと、わたしはノコノコとホームパーティーに参加するべく、彼女について行きました。
そこがアムウェイの巣窟とは知らされずに、、



駅から5分ほど歩くと、国道沿いのアパートに着きました。
2DKのアパートには、男子が10名程、女子がわたしを入れて8名程いました。

みんな20代前半だったと思います。
しかしこの家の主(M)は、わたし達よりも5歳程年上に見えました。


さらに3~4人程の男女が加わったので、パーティー会場は狭くてぎゅうぎゅうでした。

他の参加者達はみな顔見知りで、人見知りで話下手のわたしはとても居心地が悪かったです。

わたしをここへ連れてきた彼女(以下S)は、
「大学の時の友達の有姫だよ~!みんなよろしくね♫」
とわたしを紹介してくれました。


ダイニングキッチンと日当たりの良い部屋には、手料理がたくさん並べられていました。

パーティー主催者5~6名で準備したという料理は、ピザやパスタ、サラダ、クラッカーなどでした。

座るスペースはなく、立ったまま食べました。
味はお世辞にも美味しいと言えるものではなかったです!笑


自称パティシエのRは、ボールで作った大味のプリンや、ベチョベチョなケーキを数種類振る舞ってくれました。

朝ごはんを食べそびれていたわたしは、もう少し美味しいものを食べたかったですが、お腹を満たすため、仕方なくそれらを食べました。゚(゚´Д`゚)゚。


Rとは、地元が近かったことから、他の参加者よりも会話が弾みました。

「パリで修行してきた師匠の元で5年間働いて、今は独立しているよ」

Rに、M(アパートの主)やSとの関係を問うと
「独立するとき、Mと共同でお店を開いたの。
強いて言えば、仕事仲間かな」


 わたしに、とある男子が話しかけてきました。
「有姫ちゃんはスポーツ好き?
オレ、元野球選手」

プロ野球が大好きなわたしはその話に食いつきました。
どこのチームですか??

「+*%&#$!¥@」
彼は、プロ野球選手でもなければ社会人野球の選手でもなく、何者だったんでしょう😅


アパートの主Mは、1人だけ椅子に腰掛けていました。

2DKの間取りの、とある1室のみ、決められた人のみが入室できるというある種独特の雰囲気がありました。

そのため、わたしはダイニングキッチンと道路沿いにある部屋をウロウロしていました。


道路沿いの部屋には、ハンモックとカラーボックスだけが置いてありました。
ダイニングキッチンには、テーブルと椅子があるのみで、生活感のない部屋だなぁと感じました。

今振り返るとあの部屋は、ホームパーティーのために民泊などで一時的に借りた部屋なのかな?とも想像できます。

1時間半ほど過ごし、そろそろ帰りたいとSに告げました。

すると、パーティー主催者から
「参加費3,000円をお願いします」
と言われました😅

1,000円でもお釣りが来そうな集まりなのに、3倍近くも請求され、この集まりに対してモヤモヤした気持ちを持つことになりました。


Sはわたしを駅まで送ってくれました。

「さっきはみんな仲間だよ」

「みんなでポイントを貯めて、海外旅行したり、自分へのご褒美を買ったりしているよ」

「また今度、Mくんに詳しい話を聞きに行かない?」

なんとなく海外旅行という言葉に興味が湧いて、断ることも苦手だったわたしは、次の約束までしてしまいました。


Sとバイバイし、Sは再びホームパーティーへと戻っていきました。

わたしが家に着いた頃、SからLINEが来ました。

「今月の土日で空いてる日ある?」

来週の土曜日が休みだったので、そのように返信すると、
「じゃあ、その日空けといてね!」


今回のホームパーティーへは、モヤモヤした気持ちでいっぱいになったので、来週土曜日の内容を確認することにしました。
「話を聞くだけでお金はかからない!」とSは言い張るので、わたしは行くことを了承しました。



Mに会いに行く日となりました。
どんよりとした曇り空で、小雨が降っていたことを覚えています。

何かの違和感を抱きつつも、断る理由もなかったので待ち合わせ場所へと向かっていました。

今考えると、ホームパーティーにモヤモヤし、特にホームパーティーへの参加者に興味が湧いたわけでもないのに、どうしてまた話を聞きに行くのか?と思ってしまいます😅

特に怪しむこともなくMに会いに行っていたのですが、あの当時のわたしはただただ無知のひと言でした。


Sに「ココだよ~」と案内された場所は、前回とは異なる家というか事務所のような部屋でした。

中に入ると、そこにはわたし達の他に、はじめましての4名の男女がいました。
2人で話を聞くのかと思っていたので、わたしは再び意表を突かれました。これには、本当に不誠実だなと思いました。


雰囲気もまた異様でした。

わたしの他の参加者も緊張しているようで、お互いに会話もなくソワソワしていました。
6人ほどの男女が集まると、メゾネットの2階からMが降りてきました。

「みんな、とりあえず座って!!」

Mの席の後ろには、ホワイトボードがありました。

「みんな、俺たちの幸せな生き方を知りたくて、今日ココに集まってくれたんだよね?」


ん、んんん!?
幸せな生き方!?!?
俺!?何だか急に偉そうだぞこいつ!?!?


彼の話は3部構成で、
1つ目の話に賛同できないものはそこで退場しても良いということでした。

話にテーマをつけるとするならば、こうです。

①夢を実現させる世界へようこそ

②働かなくてもお金が入る魔法のような仕組み

③高級日用品を買うことが、幸せへの近道になる



①夢を実現させる世界へようこそ

「俺はね、兵庫の田舎から出てきて、清○建設に入社した」

「働いても働いても、仕事が終わらなくて休みはもらえなかった」

「何のために働いているんだろう…って思ったよね」

「みんなも、同じ思いはしていない??」


「俺は日々の仕事をこなすのと生活にいっぱいいっぱいで、仕事にも人生にもやりがいを持つことができなかった」

「休みもろくになかったから、友達とも疎遠になったよ」


Mは田舎から出てきて、東京に期待していたのかもしれません。


「俺はね、もっと自由に楽しく生きたくて東京に出てきたんだ」

「有姫ちゃんはSと同じく看護師さんだったよね?
仕事は大変じゃない?」


まぁ、そうだけど…(ってか自由?楽しく??なんだ???)


わたしは当時、仕事が楽しくてかなりの熱量を注いでいたため、全く同意できませんでした😅


一緒に話を聞いていたある女の子は、何か言いたげでした。
『私はそんな働き方はしていないですし、仕事も嫌いじゃないです』


M「とても良いことじゃん❗君のように仕事や今の人生に不満を持っていなくても、ぜひ続きを聞いてほしい❗」


Sはわたしに耳打ちしました。
「Mさんは成功者だよ」

(成功者!?!?笑)
話には賛同できなかったのですが、その先がとっても気になったので、わたしはその場に残ることにしました。

わたしを含め男女6人は、そのまま続きを聞くことにしました。



②働かなくてもお金が入る魔法のような仕組み

「少し難しい話になるから、絵を描いて説明するね」

Mは、そばにあったホワイトボードに何かを書き始めました。

「まず、流通の仕組みを勉強しよう」


「農家の人が作った野菜がみんなの口に入るまで、どんな仕組みになっているか、みんな分かる?」

「八百屋に並んでいる野菜は、農家から直接買っていると思う?」


「農家→農協→市場→八百屋→消費者、この順だよね!」

「それでね、農協、市場、八百屋は何で儲かってるのかな?」

「野菜を安く仕入れて、高く売っているよね」


「俺たちのビジネスには、農家も市場も八百屋もないんだ」

「農家から直接、鮮度の良い野菜がみんなに提供されるようなもんだよ」

「それとね、俺たちが1番大事にしているのが、仲間やコミュニケーションなんだよ」


Mの話は抽象的で、何が言いたいのか正直よく分かりませんでした。

わたしはさらにモヤモヤした気持ちになりました。

「流通の仕組みは理解できた?
仲間が大事って言ったのは、商品をみんなの口コミで広めるからなんだ」


わたしはMに、具体的な話がないと分からないと伝えました。

「まだ抽象的な話ではあるけど、このビジネスは時間とお金と仲間を同時に得ることができる素晴らしい仕事なんだ!」

「そんな仕事って、世の中にあるのかな?」

「みんなここまでの話を聞いてどう?もし賛同できなかったら、退室しても構わないからね」

Mの話を一緒に聞いていた、ある女の子が
『私はあなた方にあまり魅力を感じないので、帰ります』
と言って退室しました。



③高級日用品を買うことが、幸せへの近道になる

Mの話を聞いているのは、わたしを含めて5人となりました。

「じゃあ、残りのみんなには続きを話すね。ここからが本題だよ」

そう言っておもむろに、洗剤や浄水器、化粧品をテーブルの上に並べました。

「アムウェイって聞いたことあるかな?」

わたしは、ここで初めて❝アムウェイ❞という単語を聞きました。

「俺らのビジネスでは、商品を実際に購入して知人に宣伝していくんだ。
宣伝した商品が購入されることで、自分にもポイントが入る。
ポイントを貯めればさらに商品を購入したり、特典をゲットしたりできるよ!
海外旅行にだって行けるんだ!」


「商品は主に日用品で、目の前にあるのがそうだよ」

「この洗剤をぜひ使ってみてほしいんだ!
他の洗剤と比べて洗浄力が強いんだ!
でもね、肌に優しいんだよ」
とMは言って、汚れのついた皿を洗剤で洗い始めました。


下手な実演販売を目の前で見せられたわたしは、なんだか可笑しくなりました。

値段を聞いてさらにびっくりでした。
たった200mlの洗剤が700円もするというのです。
一般的な洗剤の3倍以上の値段です。

ボッタクリもいいとこです😅


「有姫には、化粧品がオススメだよ!」
とSはテーブルにあったファンデーションをわたしに見せました。

「アムウェイの化粧品を使ってから、肌の調子がとてもいいの!」

と言うSの頬にはニキビが何個かありました😅

(この人達の言うことは、嘘が多くて信用ならない)と感じました。


彼らは、商品が高価であることは認めていました。

しかし品質には自信があり、高価でも納得しているとも言っていました。

さらに、良質なものを使い、仲間と有意義な時間を過ごせる生活に誇りを持っていました。


その場で入会を勧められたわけではありませんでした。

「今度、渋谷で説明会とパーティーがあるんだ」
とMは言いました。


また、パーティーか😓
この人達、どんだけ群れるのが好きなんだか、、、

アムウェイの概要を聞いたあとは、「説明会」「パーティー」などの言葉にゾッとしました。

Mに直接断りを入れている男の子もいました。


その日は無事、長時間拘束されることなく帰ることができました。

Sはわたしを桜新町の駅まで送ってくれました。


駅までの帰り道は、Sからアムウェイの勧誘をずっと受けていました。

「有姫は大学のときからキラキラしているイメージで、オシャレなこととか楽しいこと好きかなって思ったの。
友達も多いよね?」

Sはわたしのことを、何か勘違いしていました。

こう言われて、なぜわたしが勧誘を受けたかが分かりました。

「私達と一緒に夢叶えよう!楽しい人生送ろうよ♡」


こういうビジネスでコミュニティーの上のほうの人は、影響力があって、仲間が仲間を連れてきて勧誘し、さらにその仲間が仲間を勧誘し、そのようにして商品が自動的に売れ続けるようになれば儲かるのかもしれませんが、 

コミュニティーの下の方の人はなかなか儲かりませんし、勧誘したりパーティーをしたり、とても時間とエネルギーとお金が必要そうです。(上の方の人はシメシメと思っています、絶対 ( ̄ー ̄)ニヤリ )

中には儲かることよりも『人とのつながり』を大事にしていて、損をしていることを知っていながら惰性で続けている人もいるかもしれません。

東京に憧れて田舎から出てきた、無知で寂しがりやな人はこんな危ない誘いが来るので要注意ですね(;´Д`)ハァハァ

大人数パーティーに出席しそれをSNSでアップしたい人や、『複業』とか『仲間』とか『キラキラ』って言葉に弱い人も、カモ(養分)にされるかもしれないので注意が必要ですネッ( ゚д゚)ハッ!


ささっと帰りたかったのと、断ることが苦手なわたしは
やんわりと、商品には興味を持った
ことを口にしてしまいました(実際、そんなことはありませんよ)😓

Sに気を持たせるようなことを言ってしまったので、それ以降、勧誘のLINEが立て続けに来るようになりました。

はじめの方は、行けない理由を述べて断っていました。


断っても断ってもLINEが来るので、わたしは無視するようになりました。

その当時からもう2年は経ちますが、それでも何かイベントがあるときはお誘いのLINEが今でも来ます😅

参加料2,000円😲‼️‼️




あとがき


マッチングアプリをやっていたときも、アムウェイをやっているという男の子とメッセージのやり取りをしたことがあります。

『群馬から東京に引越してきて、友達が少ないので良ければ仲良くしてください』
と、その男の子は言っていました。

何かの話の流れで、『副業』という言葉が出てきたので、もしやこの人は!?っと思い話を詰めていくと、

『副業は投資です。
ですが、投資と言っても資金もないので誰でもできてリスクがない日用品の投資です😁❗』

もしかしてアムウェイ❗❓

さらに彼は言っていました。
『大切なひとや人の縁を大切にする人にしか教えてないんだよね😉❗❗』

と聞いて、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!って思いました(笑)

わたしは、もう騙されませんし、無駄な時間も交通費も割きませんし、安っぽくてまずいご飯に大金をはたくことはしません٩(๑´3`๑)۶

わたしが、アムウェイでしょ!?と問うと
なぜ知っているのかとびっくりしているような返信が来ました。

群馬から出てきた彼は東京でできた貴重な友人に、アムウェイを勧められて入会したそうです。


『イメージが悪かったけど伝えてくれた友達がしっかりしててちゃんと聞いたらスゴイ話だったから大切な人にしか教えないんだよね😉』
とのことです😅


『女の子の友達で、先週も今週も野球観戦している子がいて、今度会ったら誘うって言ってくれたんだけど、時間が合えば行かない😁❓』

この女子もアムウェイやっているか聞いたところ、

『プロのメイクアップアーティストで当時フジテレビで働いてて、佐○木希ちゃんとか押○もえちゃんとかのメークを専属でやったり、
今はフリーでやってて全国飛び回っているような子だよ♫
東京ガールズコレクションとかのメイクも担当してた子!!
アムウェイの商品を使い始めてから仕事が急激に伸びて独立したんだよね』『大丈夫だよ!!
勧誘するつもりないし、売るつもりないから😉👐』

と、畳み掛けるように誘われました。


地方出身のわたしを、『プロ』とか『芸能界』とか『独立』とかいうキラキラした言葉で興味をもたせ、あわよくば勧誘できると思ったのでしょうか😅

そのテには乗りませんので(*´艸`*)



職場の先輩(女)のセフレがアムウェイをやっているらしく、先輩もアムウェイに勧誘を受けたようですし

親友の義理の母もアムウェイをやっていると聞きました。

わたしの身近にたくさんいてびっくりしています😅


東京って怖いお誘いがそこら辺に転がっていて、無知では生きていけないですね😅

高校や大学時代のわたしに教えてあげたいです(;´∀`)



をわり。

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