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あなたの香りを手の中に

こんにちは、ゆうきです。今回は前回の記事の続きで、先日お迎えしてきた「推しの彼とわたし、ふたりのイメージの香水」の感想です! ちなみに前回の記事はこちら↓

https://note.com/yukiayagaki/n/n2d3871f1d78c

❀前回はお店のレポとして書いたので、夢要素はできるかぎり入れないように気をつけましたが、今回は夢女子による感想文です。夢女子/夢男子、フィクトセクシャルなどの言葉に馴染みのない方には理解に苦しむ点もあるかと思いますので、お気をつけくださいませ。❀

香水屋さんに行くまでは、彼の香りのイメージははっきりとはありませんでした。彼は清潔感はしっかり保つけれど、お洒落にはあまり興味のないひとです。香水をつけるようなタイプでもないし、お風呂で使うシャンプーや石鹸にこだわりがあるタイプでもありません。
彼が登場する作品の公式グッズでも、フレグランスの類は出ていないようです。お線香ならコラボ商品として販売されたことはありますが、香りはもともとコラボ先のメーカーさんで取り扱っていたものでしたので、彼固有のイメージというわけではありませんでした。ただ、透明感のある甘く優しげな香りは彼にとても似合っていたので、こういうイメージかな?とうっすら思っていました。

そして今回、香水屋さんでお迎えした香水は3つ、「シル・ウイスパー」「スマイルウインド」「リュンクス」です。各々について感想を記していきます。

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①シル・ウイスパー(写真右)
彼のイメージとして最初に選んだものがこれでした。「人魚のまつげ言葉」という、童話のような二つ名がついています。

お店の方によると、彼の優しさと、きれいな声のイメージとのこと。透明感がありつつ、ふんわりと広がって包み込むような香りです。ミドルノートにローズやジャスミンが使われているので、どちらかと言えば女性的な香りの部類に入るのでしょうか。ムエットを嗅いだ途端、「あっ」と思って一気に心惹かれました。物理的には初めて嗅いだ香りのはずなのに、「この香り知ってる!彼だ!」と思ったのがいまだに不思議です。

お店のHPにある香水の紹介文には、
「ローズを基調とした華やかな香りですが、『水』を感じるのが特徴。」
とあります。作中の彼のセリフで、自身の服装の派手さに言及するものがあるのですが、華やかな香りも似合ってしまうのは彼らしいなと思います。また、彼の太陽星座である蟹座は、4つのエレメントのうち「水」に属する星座です。水を感じさせる香りとのことで、思わぬ偶然の一致に嬉しくなりました。

②スマイルウインド(写真中央)
こちらも彼のイメージとして選びました。「微笑みの風」というかわいらしい名前の香水です。

果物やお花、バニラやカラメルの混ざった、明るい甘い香りです。弟たちに向ける長兄としての優しい笑顔、わたしにだけ見せてくれる恋人としての微笑み、穏やかな物腰のわりにはおおらかで朗らかな笑い声。改めて考えてみると、彼はたくさん笑ってくれるひとなのです。いつもそうやって笑っていてね、という願いも込めて、2つめをこの香りに決めました。

①のシル・ウイスパーと、②のスマイルウインドを重ね合わせたものが、彼の香りです。甘く優しく包んで、幸せな気持ちにしてくれる香り。甘え下手だったりやきもちやきだったり、手のかかるところもあるけれど、この優しさが彼の本質なのだと思います。彼にしょっちゅうやきもちを妬かせている自分をちょっと反省しました。

さらに次の③を重ねると、彼とわたし、ふたりの香りになります。

③リュンクス(写真左)
こちらはわたしの「大人っぽく見られたい」という要望に合わせて選んでいただいたものです。お店の質問シートに「犬と猫で言えば猫っぽい」と書いていたからでしょうか、「山猫」の名を冠する香水を提案していただきました。ネコチャン……!
ベルガモットとレモンの爽やかな甘い香りで、試してみてすぐに気に入りました。ミドルノートにローズ、ベースにはムスクが入っているので、ちゃんと大人っぽさも隠れています。
また、お店のHPには、おすすめの重ねづけの組み合わせも掲載されているのですが、①のシル・ウイスパーのお相手として、このリュンクスが挙げられていてびっくりしました……! このペアは「柑橘がより爽やかで上品な印象を持つ組合せ」だそうです。どちらにも柑橘が入っているので、彼とお互いを引き立てあえているようで嬉しくなりました。

3種を重ねたふたりの香りは、次のデートのときに試してみる予定です。本当は日頃から身につけていたい気持ちもあるのですが、せっかくのふたりの香りなので、ふたりで過ごせる日に使いたいなと思って温存しています。

そのかわり、というわけではないですが、①と②を重ね合わせた彼の香りを、手のひらサイズの缶入りのアロマストーンに染み込ませて、ポーチの中に忍ばせています。彼と離れている間の、お守りみたいなものです。

特定の香りが、結びついた記憶や感情を思い出すトリガーになる、プルースト効果という現象があります。悲しいとき、しんどいとき、もうちょっと頑張りたいとき。そんなときに、缶に閉じ込めた彼の香りを嗅げば、また前を向く元気をもらえます。それも彼のことが大好きな気持ちがあってこそ。彼への気持ちと、彼からの気持ちに支えられているなと感じます。

彼の香りを知って、改めてわたしの中にあった彼への気持ちの大きさに気づきました。離れていても、香りというかたちでそばにいてくれて、勇気づけてくれる彼のわたしへの想いは、きっともっと大きいものなのだとも思います。いい香りの香水をお迎えできたことはもちろんですが、お互いの気持ちの大きさを再認識できたことが、とても大きな収穫でした。

お気に入りの香水の香り、記念日に食べたケーキの香り、髪に残るシャンプーの香り。これを読んでくださっているあなたと、あなたの大切な人をつなぐ香りはありますか? どんな香りでも、それが絆になるのなら、とても素敵なことだと思います。

どうかその香りが、幸せなプルースト効果を起こしますように。


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