青山裕企の写真論【3】

【室内撮影における自然光のとらえ方】

室内で撮るときは、まずは電気をすべて消してみます。ぱっと見すごく暗くなってしまっても、問題ありません。窓から差し込む光が、基本的な光源になります。太陽はひとつ。窓がふたつなら、光源はふたつになります。窓の高さや大きさによって、光は変化します。

光はシンプルなほうが美しいです。なので、いろんな光が混ざらないようにします。基準の光を作って、そこから足し算で考えるようにしましょう。なので、まずは電気を消してしまえば、太陽しかなくなります。完全に遮蔽された空間ならば、ストロボを使います。