『写真家になるための最短距離』

<<はじめに>>

写真はもう、誰にでも“そこそこいい感じ”に撮れる時代になりました。だからこそ、撮る前、撮っている最中、撮った後もしっかり考え、悩み、学び続けるものこそ、写真家になること(写真家であり続けること)が出来ます。

ただ漫然と撮り続けていても、もちろん撮影に慣れていくだろうし、技術的にも、一回より十回、さらに百回と撮ったほうが、上手くはなるんですけれど、

きちんと“学ぶべきこと”を意識しているかどうかで、かなり変わってくると思います。ので、“写真家になるための6大要素”について、しっかりお伝えしてゆきますので、参考にしてみてください。

 このご時世、カメラやパソコンの技術が進化して、スマホのアプリですら簡単に、写真を加工・修正できるようになってきました。ということは、撮った後にどうにでもなるのではないか? ということで、撮る前、撮っている最中におけるこだわりや、集中力が落ちてしまうような気がしています。

 ピントですら、後で合わせ直せる時代が、もう来ています。連写のスピードが速くなれば、動画の切り出しが写真、ということになってくるでしょう。それでも、写真を撮るまでに出来ることはたくさんあって、後々直せる時代だからこそ、それでも直せない要素に注力したほうが良い、ということになるのです。

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