『＜生駒ちゃん＞の撮り方 〜詳説『君の足跡』〜』#1 表紙は何故、雪の写真なのか。

写真集において表紙（正確に言うと、カバーですが）は、書店で平積みされる場合や、ウェブ書店のサムネイル画像であったり、最も多くの人が見てくれる可能性があります。

ので、もちろん何よりも【人の目にとまる写真】である必要があります。
但し、インパクトだけを考えてしまうと、パッと見で目に留めることが出来ても、中を見るとがっかりされてしまうことも、よくあるわけです。

今回の表紙は、二種類（制服のほうは、セブンネット限定版）共に、

雪景色
笑ってない眼差し

という共通点があります。

多くのアイドル写真集は、いわゆる疑似恋愛をテーマとしていて、となると、こちらに向かって笑いかけてくれている安心感、中身も期待出来るであろう露出感が、とても大切です。

今回、生駒ちゃんの写真集を作ろうと思ったときに、もちろんアイドル写真集の枠からはみ出ることは出来ないけれど、生駒ちゃんが出したいと思っていた作品集を作ろうと考えたときに、「制服のマネキン」のMVなどに代表される、彼女の強く穢れなき眼差しを表紙にもってくるのは、必然だと考えました。

また、通常は露出しづらいので、アイドル写真集で敬遠されがちな雪景色をあえて使用して（奇跡的に降ってくれたおかげでもありますが）、かつ生駒ちゃんの地元である秋田、北国の雰囲気も伝えることができるとなれば、ご納得いただけるかと思います。

いわゆる、露出気味で、安心笑顔なアイドル写真集とは、逆方向に表紙を作成しているのです。そうすると、アイドル写真集のなかでも存在感が発揮できると思いました。

また、雪は白い肌を、より白く見せることが出来ます。レフ板のように、雪も反射しますので。もちろん肌をきれいに写すことは、女の子を撮るうえで、とても大切なことです。

さらに、よく見ると雪が降っている中での撮影なんですね。
そんななかで撮影すると、目を見開いておかないと、ついつい瞑ってしまいます。
強い眼差しを、より強く表現することが、リアルに雪が降るなかで撮影することによって、可能になっているのです。

特に寝そべっているほうは、なかなか見たことのない眼差しになっていて、個人的にガッツポーズな写真です。君の足跡だけに、ちゃんと足も写せてますしね。

制服のほうは、もちろん？萌え袖もポイントですよ！気づいていただけてますでしょうか？