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未明

眠たい日曜日のお昼。
カーテンを通して部屋に差し込む光が綺麗です。
洗濯機の音を掻き消すように音楽を流して、ぼんやりする頭を無理やり動かしながら文字を書いています。

明るい音楽を聴きながら、「あぁ、いいな」と羨ましく思ってしまう自分の中途半端な生き方に苛立ちを感じると同時に、なぜか泣きたいような。

でも、そんな気持ちはすぐに眠気と音に流されます。

それにしても、洗濯機がうるさいですね。


最低限の家事をしつつだらだらと過ごして、あっという間に夜は訪れます。

日付が変わって、なかなか寝付けない夜を過ごすのです。

ネット上には厳しい言葉が溢れていて、救いを求めて検索をかけているのに、余計に傷つくばかりです。まるで世界中の人がみんな敵みたい。

でも、それはさすがに極端な考えだと思って、深呼吸を一つ。
花と柑橘の冷たい香りがする香水で、気持ちを落ち着けます。


いつからか癖になってしまった、自分を貶める言葉。

昼間聴いた音楽に心惹かれたのは、どこか懐かしい気がしたからです。

あ〜、こういう言葉や考え方が好きだったなって。

歌詞だから書かないけれど、今の自分には……。


でも。
もし、怖いくらい優しくない言葉で、自分にかけた呪いや合わない価値観を塗り替えられたなら?

そんなことを少し考えていました。









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