ニセコクラシック150km年代別12位

今シーズン前半のメインレース。これのために睡眠時間、交友関係、仕事での信用、他のレースの結果を切り捨ててきた。トライクルといて勝ちを狙いに来た。

・現状
1週間前の時点でのCTLは118、当日朝で106。体重は金曜日の起床時で67.0キロ。体重に関してはカンピロバクターのおかげで絞れたが、FTPはおそらく320w程度。直前の20分測定は10分340wでだめだなって思った。レース1週間前くらいは7時間寝れる日が欲しかったが、ボロ雑巾として働かされて6時間しか寝れず。院内での扱いがボロ雑巾だからこそ今年は死ぬ気でグランフォンド世界選手権の出場資格を取って見返してやりたい。そして今年ももちろん休みなんて取れずに土日遠征となった。

・機材
フレーム:GIANT PROPEL advanced SL
コンポネート:shimano r8070(クランクのみElilee)
ホイール:mavic cosmic SLR 45
タイヤ:continental gp5000 25c 5.0bar/5.0bar
チューブ:tpu
重量:7.2kg

・飛行機の運休
出発前日の夜に、行きの飛行機の運休が決まった。しかもコールセンターは終了後、代替の便は不明。完全にパニックになって行くのを辞めようと本気で思った。まあ出てもどうせ勝てないし。それでもチームメイトや彼女に代替の便で遅くなっても行くようにと説得されて17時着の便に代替して行くことにとした。朝にコールセンターに連絡すると代替の便の連絡が行かない設定になってたと言われて、久しぶりに人は信用してはならないという言葉を思い出した。そして昼過ぎに羽田空港に行き北海道へと向かった。今年はコースが変更になった点があり、車で試走する予定だったが、それが不可能になった。ニセコの宿には19:30に到着し、バイクを組み立てて20:30に就寝した。

・スタートまで
3:45に起床。宿の布団がペラッペラで枕が低くて睡眠は最悪だった。この時点でモチベは最低。朝食はジャム食パン1斤と団子と稲荷で2000キロカロリー程度。宿で軽量化1回して、自走で会場へ。久しぶりに疲労抜きしたのでしっかり脚は動く。会場に着くと色々な人に「ニセコ来れたのね!よかったね!」と言ってもらえた。もう一回軽量化してスタートに並んでリアルスタートへ。

・スタートからパノラマラインまで
まずはローリングスタート。しかし今年はリアルスタートのタイミングが例年より早くて少し焦ったけど、あんまり気にせず流れに乗った。たまに集団が緩むタイミングで前に上がりつつ前めを維持。踏んだタイミングで心拍数が上がって、緩めばすぐに下がる。コンディションは良さげ。下りに入る直前で少し踏んで20番手くらいで下りへ。安全に下ってヘアピンもクリアした。パノラマラインまでは無駄足使わないようにしてたら一瞬で終わった。

・パノラマライン
入ってすぐに向かい風を感じた。これは最後まで残れると感じたけど、人数減らなそうで嫌だと感じた。先頭はキツいけど集団内は談笑できるレベル。後ろでぱやおがコントしてたり、またここでも飛行機の運休の話したり。後半にかけてかとだいがペース上げてるが向かい風なので後は全然ついていける。頂上で確実にボトルを受け取って、降りに向けて少し踏みつつ番手を上げた。


・パノラマライン下りから新見新区間まで
下り切ったところでトイレ休憩があった。少しでも軽量化しようとしたが全然出ずに無駄に止まったが、隣にいたぱやおは「めちゃくちゃ出る」と大声で騒いでた。いらんて、その報告。その後集団に合流して、例年通りレース動き始めるかなと思い、集団前方へ。まずイナーメの小出選手が逃げて、次にGOCHIの佐々木選手が乗ったのですぐに乗っかった。去年も小出選手の逃げに乗ってボコられたなと思いつつも、今年はしっかりローテート回せたので成長を感じた。他に2人逃げに乗ってたが気がついたら消えてた。10分くらいしたら後ろからGINRINの木村選手が来たのでワンチャン勝ち逃げかと思ったが、名駒の登り頂上で捕まった。下りで小出選手がまたアタックしたけどさすがに2発連続で打つ脚ないと思ったらまさとぅーが逃げに乗ってくれたので集団待機へ。この逃げにRXの高岡選手がブリッジしたので集団は微妙に活性化したけど、うちはまさとぅーに任せるので追わず。新見新区間の手前でまさかのまさとぅーが前から落ちてきて集団前方に移動したら後ろで落車があったらしく、むしろまさとぅーに感謝した。


・新見新区間
気が付いたら登り基調になってて隣にいたにっしーさんに聞いてみたら登りが始まっていたらしい。コースが何もわからない30分弱の戦いが始まったが、先頭付近にいたため何故かローテートに加わってしまう。常にぱやおに監視されてるため後ろに下がれず辛い時間が始まった。とにかくローテート回すので精一杯だったので誰が逃げたとか捕まったとか曖昧だが、かとだいがここで逃げたらしい。急に補給ポイントが現れたが、パノラマラインで受け取った水があったのでスルーして集団前方へ。ここで急に斜度が上がって急激なペースアップ。常に緩斜面になるところが頂上だと案じてインターバルの始まり。房総練のぱやお地獄を思い出しながら。気が付いたらコースの合流時点までたどり着いたが脚は完全に終了した。KOMでもがくどころかなんとか金魚の糞状態で通過した。


・湯里climb〜ゴール
この先もコースは知らないけど、2,3分登るらしい。少し降って左折したら壁の様な激坂が現れた。両脚攣りかけて右折100m手前くらいで集団から千切れたけど、そのが頂上かい!ってツッコミたかった。下りで体重とバイクのエアロ使ってなんとか追いつく。するとBONSの親方に声をかけられる。よく昨日のトラブルからここまで残ってるよと言われて、ここにきて終盤まで残ったなと実感した。下りで前の方に出れたのでアピールアタックをしたけど、ラストの登り前で捕まり、恒志堂の牧野選手にローテート回せばいいのにって馬鹿にされて登りですぐに千切られて終了。千切られ組でローテート回して年代別12位、総合26位でゴールした。

・ゴール後
ついにグランフォンド世界選手権の資格を手に入れるレベルまで来れたので個人的には満足度は高い。しかもチームの仕事もしながら。それでもぱやおに終盤にチームで戦える枚数が足りないと言われて、まだまだ先は遠いと感じた。

・帰路
ゴール後温泉に入って帰路へ。新千歳空港でラーメン三昧をして、デザートにスタバのフラペチーノを飲んだ。1人で。もう1人飛行機遠征のエキスパートだ。帰りの飛行機は飛んだが、もちろん遅延しており、帰宅したのは25:30頃。20分で支度して就寝し、大学病院のボロ雑巾は5:30に起床して仕事へと旅立った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?