波動
その夜のことである。
実はこのところ寝付きがあまりよろしくない。今、そのど真ん中にいる「ライオンズ・ゲート」とやらのせいかもしれない。
床についたら、いつものようにストレッチし、見えない方々に感謝を捧げる。
そして目を閉じる。
波動・・
氏神様で感じたこの事が思い出された。
波動が高いってどういうことだろう・・
今更ながら、とりとめなく考えが巡る。すると、不意に言葉が聞こえてきた。
縦か、横か?
例によって、「無音」の声である。
縦?横?
僕は目を閉じながら考える。
・・例えば、ごく普通の波動があるとすると、
「縦」のバリエーションはこう、
「横」のバリエーションはこうなる。
UFOが振動数を落として実体化するなんて話は、この横の原理なんだろうな。
自分や誰かの波動が高い時は、まず縦の振幅が大きくなっているだろう。これは「熱」に似ている。
なおかつ、その大きい振幅が高振動で震える時、強いエネルギーを持つだろう。これは「ビーム」みたいなものか。
なので自分の波動が高い時は、熱をビームのように内面から放射している。
そう、もちろん見えない領域でのお話。
具体的には、何かを成そうと決め、それに向けて実際に行動する時のこと。
どちらが欠けてもいけない。
思いはあるが、行動していないとか、行動しているが、思いがないとか・・
身口意の一致。
こんな波動を身にまとい、中今を生きる。これが人には必要だが、それには覚悟が要る。努力も然り。
それが出来ているか。
氏神様はそう問うたのかも知れない。
もちろん僕は「はい。」と答える。
だが間違ってもやり直しても、僕はいいと思う。
自分の内に波動が消えぬ限り。
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