剣を抜く
畦畔の草刈りは、大きな法面を持つ「長大畦畔」に移っている。
ここでは、通常の「刈払機」ではなく、刃渡り60cmのバリカン刃を持った「ポールヘッジ・トリマー」を多用する。両手に持って、えいやっと、草を払っていくわけだ。
で、こんな動作を延々繰り返すわけだが、そうやって無心に草を刈っていると、顕在意識がぼやけてくるのか、体は自動的に動いているが、心が次第に潜在意識寄りになってくる。
そして僕は、こんなことを考えている。
「なんか、剣を振るっているようだなあ・・」
と。
これ以外にも、実は少し前から、時折、自分が腰に付けた
「刀(=剣)」を抜く
動作が、頭の中に浮かんでいた。
腰を軽く折って姿勢を低くし、相手の目を見つめたままで、スッ・・と抜く、という・・・
実際にそのアクションをやってみたのだが、なんか全然「型」になってなかった!
少し練習したほうがいいだろうか?(笑)
剣とは、戦いに使うもの。
であれば、剣を抜くいうのは、戦いの始まりを示し、剣を振るうということは、戦いに身を投じることを意味する。
今日は満月。何かを終わらせるタイミング。
今回の満月で僕は、「神に愛される人を、羨ましく思うこと」を手放した。
もう、神の啓示を受けたり、写真に龍が映り込むような方々を「羨ましい」とは思わない、ということだ。
この二つは偶然に重なったことだけど、まあ、よかろう。
来るべき「戦い」に備え、今日も僕は、剣を抜く。
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