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満月とタイムライン

後で振り返ると面白いかもしれないから、noteしておく。

7月14日

僕はいつも、オフィスで朝一番に出勤する。
この日、上司Aが出勤してきた。
いつもより早い。

「おや、今朝はお早いですね。」
「ん?そうでもないよ。ちょっとだけ早いかな。」

いやいや、かなり早いでしょ!と言いかけた僕は、言葉を飲み込む。

ひょっとして、タイムラインが変わった??


と思ったからだ。
であれば、いくら問い詰めたところで回答は得られない。

だが、小一時間ずれたこのタイムラインが何を意味するのか?
僕はわかっていない。

僕は考える。
記憶を巻き戻す。
すると、こんなことが思い出された。

まずは、前夜、就寝する時のこと。

僕はいつも、眠る前に、目を閉じて「龍神」にご挨拶する。目を閉じて広がる丹光、そこに、おぼろげな虹のような光跡が見えるのだが、それを龍神と考え、話しかけたりしている。

並行虹

で、この日、龍神様がいつもと違った形で現れていた。なんというか・・ぐるぐる巻き、というか、螺旋というか・・・要はモンブランのように、回転していた感じ。

「あら、いつもと違いますね。」


と話しかけたりしていたが、僕はいつしか眠っている。

午前3時半過ぎ。僕は目を覚ます。
この日は満月で、その時刻は3時37分。僕は40何分と思い込んでいたのだが違っていた。
だから僕は、ちょうど満月の時刻に目を覚ましたことになる。

午前中は、来週に行うプレゼンのための現場の下見。盛り上がってしまって思ったより時間がかかり、パワポの修正は、結構ギリギリになりそう。別の「宿題」があったのだが、さて、どうするか・・・

なんて思っていたのだが、総務が持ってきた資料を見て

「ありゃ?」


僕が担当するテキスト作成が終わっている。
どうやら課長が作ったようだ。

「むむむ・・・」


僕は一人で唸る。

どうやら、「どうでもいいこと」をしない方向に、タイムラインが切り替わったらしい。
並行現実に移行したというか・・

であれば、今後は、そのように周りが流れていくはず。
僕はそれを敏感に察知し、流れに乗らなければならない。

「そういえば・・」


僕は気付く。
このところ、

再会


が生じていたことに。

お世話にあった先輩が久しぶりに帰省するから食事をどうかと誘われたり、
3年前に受けたビジネス・セッションの「同期」から、オンラインの飲み会に誘われたり・・
そういうことが起こっていたのである。

これも、同じタイムライン上に生じた「現実」なのではあるまいか。

何らかの理由でポイントが切り替わり、僕は、別の現実に導かれた。
であれば、意気揚々と進んで行こうじゃないか!

自家発電で生じた喜びに、ちょっとニヤニヤしている僕がいる。




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