fender社について

Fender社はギター、アンプ、ベースを生産しており多くの人が愛用しております。

そのFender社は、Leo Fenderが1946年に創業した楽器メーカーです。
前身は1938年にLeo Fenderがカリフォルニア州フラートンで創業した「フェンダー・ラジオ・サービス(Fender's Radio Service)」で、ラジオ受信機や音響機器の修理を行っていいました。その後1945年にフェンダーはドク・カウフマンと共に「K&Fマニュファクチュアリング」を設立しまして、スティール・ギターとアンプの製造を開始いたしました。しかし1946年、カウマンとの共同経営は解消しました。解消してfender社が出来ました。
1947年社名をフェンダー・エレクトリック・インストゥルメント・カンパニーに改名しました。

Fender社の話をする上でLeo Fenderだけで無くストラトキャスターを設計した、George William Fullertonの存在も欠かせない方です。
Fullertonはアーカンソー州ハインズビルで生まれて米国海兵隊に勤務していました。その後、夜学に通いながらロッキード航空機で機械工としてパートタイムで働き、電子機器への関心をさらに高めました。
FullertonはFenderがFender社に招待し、1948年2月28日にFender社の従業員になりました。


Fenderは1948年頃にソリッド・ボディのエレクトリックギターの試作品を完成させました。1949年にエスクワイヤーとして発表。1950年にはブロードキャスターを発表、1951年にテレキャスターに改称、その理由はグレッチ社のドラムに同音の商標でBroadkasterのモデルが存在しました。Fender社は対応を迫られたフェンダー社は極短期間ですが、ヘッドのデカールのモデル名を切り取って販売を続けました。これは通称「ノーキャスター」と呼ばれる。実質的にはテレキャスターが世界初の量産型のソリッドボディ型のエレクトリックギターです。

1951年には、プレシジョンベースを発表します。
当時のプレシジョンベースと現在のプレシジョンベースは見た目だけで無く構造も少々違います。
その為1951年に発表された物は、オリジナルプレシジョンベースと呼ばれます。

ストラトキャスターを1952〜1954年まで設計をし1954年にストラトキャスターを販売します。
George Fullertonの実家が木材屋なので、試作機のネックとボディーには美しい虎目が入った木材が使用されています。

1955年の終わりぐらいにMusicmasterとDUO-SONICの販売部門からの要求で設計が始まりました。
1956年初頭には試作品が完成、完成して直ぐに両機の広告チラシが作られ発表されました。
製造は1956年の4月に開始しました。
この時にDUO-SONIC2ヶ月以上遅れていまして、共用するため、Musicmasterはピックアップ2つ分の孔が彫られたボディーとなってます。
1956年にMusicmasterとDUO-SONICが発売されました。
MusicmasterとDUO-SONICは学生でも買える値段のスチューデントモデルとして発表され、22.5インチのショートスケール(標準的なフェンダーのギターは25.5インチスケール)となっており、ボディーも小さく設計されてます。

1957年のFenderの工場の様子です。
https://www.youtube.com/watch?v=Pf7vKfg6qeg
https://www.youtube.com/watch?v=g6-n4V_l3jI&t=2s

1959のFenderの工場の様子です。
https://www.youtube.com/watch?v=nswcAPvH0P8

1958年のNAMMショーでJazzmasterが発表されました。
Jazzmasterはストラトキャスターの高価な兄弟機として設計されました。
Jazzmasterはその後発表される、JaguarやBass Jazz Bass、Bass VIの設計のもとになる部分が多いギターです。

1960年にFender社からJazz Bassが発売されました。
Jazz Bassは、ボディーの形がJazzmasterを参考に作られてます。それだけでなく60年に発売されたJazz Bassは、JazzmasterのPick Upがそのまま載っておりました。

1961年にBass VIが発売されました。
スペインのギターの1オクターブ下の6弦をEからEにチューニングされたDanelectro 6弦ベースをコンセプトとして作られたBassです。
Bass VIは、翌年に発売れるJaguarと密接に関連しております。
特にフェンダーフローティングトレモロを共有していました。
VIのボディーは、JazzmasterとJaguarのオフセットボディと似ていますが、同一ではありません。

1962年にJaguarが発売されました。
Jaguarの名前の由来はLeo Fenderが車が好きで、車の名前が由来です。
Jaguarは見た目がJazzmasterと似ていますが、違いがいくつかあります。
Jazzmasterと大きく違う店として、Pick Upが違う事とJazzmasterは25.5インチの標準スケールでJaguarショートスケールの24インチとなって少し短くなってます。

1964年にFender Mustangが発売されました。
このモデルも車由来です。
フェンダーのスチューデントモデルであるMusicmasterとDUO-SONICの大幅な再設計したモデルとなります。


1965年、fenderは会社をコロンビア放送システム(CBS)に1,300万ドルで売却しました。これが今のfenderです。
この売却は、CBSが資金を調達する能力と、組み立てられて市場に出されたフェンダー部品と組み立てられていないギターの大量の在庫を取得した人員を考慮して、前向き売却でした。しかしこの売却は、コスト削減という指示で、ギターの品質の低下にもつながりました。
またそれだけでなくギターのヘッドの形状が大きくなるなど、いくつかの外観上の変更が発生しました。

Leo Fenderが会社を売却後にどうなったのかは別の機会に記載しようと思います。
以上とここまでが大きな出来事でFender社のお話となります。

閲覧していただきありがとうございます。

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