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エッセイのようなもの

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普通に生きていきたかった庶民の雑文です。
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2020年12月の記事一覧

ネッシーがいなくなった日

ネッシーがいなくなったとき、UFOも消えた。 幽霊がいなくなったとき、神さまも消えた。 世の中から、どこか怖くて、奇妙でワクワクすることがなくなっていく。証明できなくなると、それらはどこかへ消え去ってしまった。 黒くてモヤモヤしたモノが実は頼るべきもので、寄り添うべきナニカだったのかもしれない。 僕らはまだ宇宙のことも海のこともわからないのに ヒトのことをわかったように話し、森羅万象を理解したかのように振る舞う。 そんなのは悲しくてたまらない。 消えてなくならないよ

深夜のタイプ音は僕の鼓動の速さで走る

ようやく今年が終わってくれる。 本当に味が濃くて、無味無臭な一年になった。 1月、会社を立てた 2月、仕事が入りすぎてパンクした 3月、コロナで全ての仕事が消えた 4月、ほぼニート 5月、新規事業の企画 6月、営業行脚 7月、クライアントを見つける 8月、受注に結び付かない 9月、そろそろお金がなくなるから焦る 10月、とにかくいろんな会社に顔を出す 11月、融資とか動きまわる 12月、気づいたら1年が終わろうとしてる 本当によくわからないまま、光速で過ぎ去った。 だから

総括しない、総括

心を落ち着かせるには、やはり活字を読んだり書いたりするのが僕には一番合っているので、指の赴くままに書く。 さて、表題の通り「2020年の締めくくりだ!」というような意気込みは全く無く どちらかというと、ここ最近巻き起こった内容について、振り返る。 人は何か決断しようとしたときに、どうしようもないタイミングで真逆の方にボールが飛んでくるときがある。 それは高校野球の引退試合で思い出を残すために、監督が交代してくれたのにも関わらず、2ストライク、0ボールで追い込まれているとき「