課題の多い"家庭学習"

新型コロナウイルスで小学校・中学校・高校

での休校が続き、

多くの子供達がこれまでに

経験がない程の時間を自宅で過ごしています。

また、自宅にいる多くの時間を

学校で行う事ができない勉強を補うために、

長時間の家庭学習をする事を強いられています。

これまで、

家庭では勉強を学校任せにしていただけに、

私の周りでも多くの親御さんから、

親御さんが家庭で勉強を教えるのは難しい

などの相談を多く受けています。

実際、親御さんが当時学校で習った、

カリキュラムと、

現在学校教育で行われている

カリキュラムは異なる事が多く、

自身の子供に勉強を教えたくとも、

なかなか上手に教える事が難しいなど、

その違いに翻弄されている

親御さんも多いのが現実です。

さらに、よく聞く意見として、

我が子相手であると、

感情が移入してしまうため、

わからない事やできない事に対して苛立ち、

あたりが強くなってしまい、

親としては、子供のために、

勉強を教えようとしているものの、

結果的に余計な喧嘩の原因となっている

ケースも多いようです。

今後、今回のような長期間の休校が続く

可能性も十分に考えられるため、

従来のような学校に勉強を丸投げしていることは、

大きなリスクとなる可能性もあり、

学校だけに頼り切らなくとも勉強ができる、

環境をそれぞれの家庭が整えておく必要が

あるのかもしれません。

今回の経験を無駄にせず、

むしろ前向きに捉え、

今後の家庭学習の在り方を考える

良いきっかけにしていきたいものですね。


https://www.nishinippon.co.jp/item/n/609080/