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「好きな仕事をしながら心地よい生活を送りたい」きほこさんがライターになった理由

「大好きな仕事は諦めたくないけど、心と身体にゆとりをもった生活もしたい。でもどうすればいいんだろう」そう思う人もいるのではないでしょうか?

設計士と親子向けの施設のスタッフを兼務している北野きほこさん。
日々精力的に活動されていますが、今後の人生設計を考えたときに「自分の好きな仕事を続けながら、心と身体にゆとりを持った生活がしたい」と思われたそう。
そう思ったきほこさんにライターを選択した理由について伺いました。





ずっと続けたい大好きなお仕事

ーー設計士とはどのようなお仕事ですか?

住宅を建てる際、土地選びや、理想の建物が建てられるか相談にのる仕事です。
依頼された方の「こういう家にしたい」という想いを聞いて、図面に書いて形にしていくくことも行います。
依頼された方の想いを形にするのは大変ですが、やりがいがあります。
例えばシンプルがいいといっても人によって受け取り方も考えも違うので、依頼された方のニュアンスをくみ取って図面にしていくことが大切なんです。
実際に家を建てるのは職人さんなので、依頼された方の想いが伝わるように色や形などを入念に伝えなければいけないことも難しいです。

ーーそうなんですね。ほかにはどのような内容のお仕事がありますか?

実際に工事が始まったら現場に行って、職人さんと打ち合わせをして設計図通りにできているか確認する仕事もあります。

ーー趣味のDIYは設計士さんになって始められたのですか?

そうなんです。
職人さんが家を建てられているのを見るのも感動しますが、自分で思い通りに作ってみるのもおもしろくて始めました。
自分もできたという成功体験も楽しいです。

ーー設計士をしながら親子向け施設のスタッフも兼務されているのですか?

はい。
DIYも含めたさまざまなワークショップをしています。
子どもたちが自分でできたと喜んでくれるのも嬉しいです。
参加した子が楽しんでいる姿や、成功体験を通して喜んでいる姿を見るとやって良かったと思いますね。

ーー喜んでいる姿を見ると嬉しいですよね。
きほこさんの育児経験から、親子向けの施設での活動に興味を持たれたのですか?

小学生の娘が小さい頃、家にずっと2人でいるのが大変なときがあり、よく外出をしていました。
そのとき、人と触れ合う場所や遊び行ける場所があって嬉しかった経験があります。
そういう経験から、子どもやお母さんをサポートしたいと思いました。
私自身もそうでしたが、子どもが騒ぐと焦るお母さんに「気にしなくて大丈夫ですよ」と声をかけるだけで安心されることもあるんですよ。

ーーお母さんの息抜きにもなりそうですね。

そうですね。
息抜きになってくれると嬉しいなと思いながら日々関わっています。



自分の能力を生かしながら心地よい生活を送るための道を探して

ーーきほこさんがライターを目指したきっかけは何ですか?

自分のペースでできる仕事はないかと思って探していたときに、ライターの仕事を見つけたのがきっかけです。
今の仕事はどちらも好きなのですが、体力的にきついと思うときがあります。
設計士は現場に行くことが多く、現場優先なので休みたいときに休めないんです。
また、子ども向けの施設は自分が工夫をして早めに仕事を終わらせても、決められた時間になるまでは帰ることも難しくて。
でも今の仕事は大好きだから続けたいので、ライターとのバランスを取りながらやっていきたいですね。

ーー社外誌やインタビュー記事を書くお仕事もされていたとお伺いしました。

そうなんです。
新卒で入社した会社では営業の総合職でした。
私が書いた文章を評価してくれる方がいて、議事録を任されることが多くなったんです。
インタビュー記事を書く仕事では、20代前半で自分より年上の男性にインタビューをしなければいけないときもあり、何を話せばいいのか困ったときもありましたが、勉強になりました。

ーー文章を書くのは昔から好きだったのですか?

インタビューのように相手が話している内容を文章にするのが好きです。
子どもの頃から文章を読むこと、書くことが好きでした。
中学生のときは、生徒会書記をしていました。
また、大学は理系だったので実験も多く、実験結果なのか、調べたことなのか、自分の考えなのか区別して書くよう指導された記憶があります。
就職してから自分の考えと事実が区別された文章を書いているとほめられ、嬉しかったです。



自分の体験を通して誰かの助けになるような記事を書きたい

ーーライターになって伝えたい思いや、書きたい記事はありますか?

設計士や建築のこと子育てのことなど、それらから学んだことを伝えたいです。
「難しいと思っていたことも実際に経験してみたら自分でもできる」と思ってもらえるような記事を書いてみたいと思います。
子どもが小さいころあまり寝てくれなくて辛いと思ったときに、助けになる記事を読んで救われました。
そのように自分の経験を通して困っている誰かの助けになるような記事を書いてみたいです。
あとは、趣味のキャンプや畑についても書きたいです。
キャンプや畑を始めたい人のきっかけになるような記事を書いてみたいと思います。
本も好きなのでおすすめの本について書きたい気持ちもありますね。

ーーライターになってどのような生活をしたいですか?

大好きな仕事とライターをしながら、自分に心地よいペースで過ごしたいですね。
体力的に無理をしない、心と身体にゆとりをもった生活を送りたいと思います。
今の仕事も楽しみながら続けたいし、ライターの仕事も頑張りたいです。

大好きな文章を書くことを評価された経験があるきほこさんだからこそ、ライターは「大好きな仕事」のひとつになると感じました。
きほこさんは設計士、親子向け施設のスタッフ、ライターという大好きなお仕事のバランスを考えながら、精力的に活動されることと思います。
きほこさん、素敵なお話を聞かせてくださりありがとうございました。

▼北野きほこさんのnote


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