「あおり運転」はモラルではなく、科学の問題:『アンガーマネジメント超入門 「怒り」が消える心のトレーニング/安藤俊介』
怒りは「人生を壊す唯一の感情」「アンガーマネジメント」という言葉が注目されるようになったのは、いつ頃からだろうか。
個人的な記憶では、東名高速でのあおり運転事故以降、よく聞くようになった言葉だという印象がある。
本文にも、
「そもそも、アンガーマネジメントがアメリカで広がったのは、運転時のトラブルによる射殺事件が頻発したからという背景があります」
という記述が出てくる。
「ハンドルを握ると人格が変わる」という話はよく聞くが、「怒り」と「運転」というのは、世界共通の問題なのか