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Books_書評

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読んだ本の紹介記事をまとめています。 何かのお役に立てたら幸いです。
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#サラリーマン

敏腕プロデューサーは同時に、スーパービジネスマンだった:『佐久間宣行のずるい仕事術(佐久間宣行)』

敏腕プロデューサーは同時に、スーパービジネスマンだった。「ゴッドタンで、プロデューサーなのに演者のごとく出てる人」。 本書の筆者である、佐久間さんに対して抱いていた印象だ。 テレビ関係者でもなんでもない自分にとっては、これまでは失礼ながら、そのくらいの印象しかなかった。 本書を読んで、その印象は「超絶デキるビジネスマン」へと変貌を遂げた。 一般的に、尖った個性や、卓越したクリエイティビティを持つ人は、いわゆるサラリーマン的な「組織の中でうまくやっていくスキル」には少々欠けて

旅好き会社員必読の書 :『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周(東松寛文)』

「世界一周」の概念が覆った「世界一周」と聞いて、どんなイメージを持つだろうか。 個人的には、「短くても数ヶ月とか、長ければ数年といった、まとまった期間でするもの」だと思い込んでいた。 「リーマントラベラー」を名乗る筆者は、平日は会社員をしながら(しかも、激務の広告代理店だという)、週末だけを利用して「世界一周」を達成した。 詳細は本書に譲るが、もちろん1回だけの「週末」でということではない。 その背景には、例えば「日本にいる時間はトランジットと考える」といったような、さまざ

『これからの会社員の教科書(田端信太郎/SBクリエイティブ)』は、すべての会社員必読の書だ。

この本に救われた この1〜2週間で2つほど、仕事で結構なトラブルが重なった。 トラブルには謝罪がつきものだ。たとえ自分が悪くなくても、謝罪しなくてはならないシーンがサラリーマンにはある。 よって、先々週あたりからずっと、ストレスフルな日々が続いていた。 しかし、本書を読んでいたおかげで、何とか切り抜けることができた。 たとえば、謝罪に関しては以下のような内容がある。 これを読んだことで、トラブルに対して逃げずに正面から対応することができ、その姿勢が評価され、解決に至った。