TCGを始める上でぶつかるハードルの話

こんにちは。YUKIです。

前回は、私がTCGに復帰したきっかけを書きました。

今日は、私がTCGを始める上で感じたハードルとその乗り越え方について書こうと思います。

私は社会人で、過去にTCGをやっていたのでTCG復帰勢ということになります。
過去にTCGをやっていたため、TCGを始める上での心理的なハードルは恐らく全くのTCG初心者よりも低いと思われるのですが、それでも始める上でいくつかのハードルを感じました。
そこで、初心者・復帰勢がぶつかるハードルとその乗り越え方を私の経験を基に記載します。
なお、ここでは私が実際に始めたデュエル・マスターズ(以下DM)を例に記載します。始めるTCGによるかもですが大体当てはまると思うので、DM以外を始めたい方はご自身の始めたいTCGに読み替えていただければと思います。


① そもそもルールが分からない

→TCGはとにかく難しいです。理由は「やることが多い」からです。
DMだとこんな感じです。

自分のターンでやること(基本的に上から順番)
・フィールド上のカードを全てアンタップ
・デッキからカードを1枚引く
・マナゾーンに1枚カードを置く
・マナをタップしてクリーチャーを召喚する
・マナをタップして呪文を唱える
・クリーチャーでアタックする
・ターン終了を宣言する

自分が取る行動は7つもあり、その行動をこなす上で覚えるべき専門用語が8つ(フィールド・アンタップ・デッキ・マナ・タップ・クリーチャー&召喚・呪文&唱える・アタック)もある。しかも、これに加えて各カードに様々な効果があり、それらを自分の手で一つずつ処理しなくてはならない。このように、TCGはプレイする上で非常に情報量が多いわけです。(DMで言うと、D2フィールド・オーラ・GRゾーンとか加えていくと情報量が膨れ上がりますね、私自身もまだまだ情報の処理が追い付かないことが多々あります。)

ただ、TCGのスマホアプリ版では自分の行動がいくつか自動で進むため、幾分簡単にできるようになっています。例えばDMのアプリ版であるデュエマプレイス(以下プレイス)では、登場するカードの効果も極めてシンプルなものが多く、アンタップ・ドローなど一部の処理が自動で進む分、処理する情報量が軽減されていて手軽にプレイすることができるのでおすすめです。
遊戯王の場合はデュエルリンクス、ヴァンガードの場合はヴァンガードZERO、マジック・ザ・ギャザリングの場合はMTGArenaがあります。他のTCGは多分アプリはないので、トライアルデッキ・スターターデッキなどと呼ばれるカード一式を入手して、ルールブックを読むといいですが、公式の初心者向け講習会などもいいと思います。(ブシロードがこれから展開する「Reバース」というカードゲームの講習会に行ったことがありますが、講師の方が丁寧に説明してくれたので分かりやすかったです。)

私の場合、DM復帰はデュエマプレイスをある程度プレイした上で、カードキングダム秋葉原駅前店の「秋葉デュエマ道場」に参加して、そこで「DMはプレイスしかやったことないです」と申告して店員さんと一緒にルールを覚え直しました。(この時にルールを丁寧に教えてくれた秋葉原駅前店のバービーさんが神対応で非常に丁寧にレクチャーいただいて、しかも対戦相手のマッチングの際に私が初心者であることを伝えてくださったので、本当に助かりました。おかげさまでDM続けられてます、ありがとうございます。)


② やる場所・相手がない


TCGは対戦相手が必要です。しかもスマホゲームと違って対面でできる相手が必要なのですが、見つけ方も分からないこともザラにあるのではと思います。個人的には結構深刻な問題の一つと思っていて、答えとしては「デュエルスペースのあるカードゲームショップに行く」が正解だと思うのですが、自分が行ったことのない場所に行くというのは相当勇気が要ります。。私の場合は過去にカードゲームショップに行ったことがあったので、その辺の心理的なハードルは初めてTCGをプレイする方よりも多少低かったと思いますが、それでも交流会に参加させてくださいとお店の人に言うまで1時間以上かかりました。(その間ひたすらお店の中をぐるぐるしてました笑)初めてTCGをプレイする人だったらこれ以上に緊張すると思いますが、ここは勇気を出して行きましょう。もし、やっぱり勇気が出ないという人がいたら同じ初心者の私がお手伝いしますのでご連絡いただければと思います。(お店に一緒に行くとかルールレクチャーするとか。)

私の場合は上にも書きましたが、カードキングダム秋葉原駅前店の「秋葉デュエマ道場」に参加しました。

余談ですが、私の趣味の一つであるテニスでは、「テニスオフ」というサイトがあり、そこでは個人が開催日程・場所・求めるレベル・参加費用などを記載して、参加希望者を募るというサービスがあります。
https://www.tennisoff.net/

が、TCGだとこういったマッチングサービスはあまり見かけない印象です。交流会やCSといったイベントクラスだとizazinさんがやってますが、少数のマッチングはやってない気がします。そういうアプリとかないのかな。あったら使いたいのでぜひ教えてください。

③ カードゲーマーが怖く見える


これはここ1か月TCGをやった上で、多分に私の偏見も含むのですが、カードゲーマーって早口でまくし立てるタイプの方が非常に多い印象があります。初心者や復帰勢からすると、「なにかよく分からないことを物凄いスピードで言われている」という印象が残り、これが「怖い」という感情につながります。
この問題は相互のコミュニケーションでなんとかする以外に解決方法が思いついていません。まず初心者・復帰勢から「自分が初心者である」こと、「ルールミス等があれば指摘が必要である」ことをゲーム開始時に伝えましょう。で、それを聞いた側は「分かりました、大丈夫ですよ」と応じていただいた上でゆっくりプレイし、効果の処理を一つ一つ丁寧に説明してあげてほしいです(普段ゆっくりプレイしないのでストレスに感じる人もたくさんいるとは思いますが、未来のTCG仲間を増やすと思ってその場では我慢してほしいです。)。私はこれを対戦相手に予め伝えた方がいいかな、と思ってたまたま始めた時から言ってたので、ありがたいことにプレイスピードを合わせてくださるプレイヤーばかりで大変助かりました。とはいえ合わせてくれない残念な人も時々いるので、そういう人と当たってしまったら、運が悪かったと思って諦めましょう。(ちなみにその時は態度悪いなーと思って5C蒼龍コンでぼっこぼこにしたのは秘密。)
ちなみに私は復帰後1か月経った今でも「始めたばかりなのでルールミス等あったら指摘してください」と対戦のたびに言います。交流会等のカジュアルな場でも絶対に言うようにしてます。じゃないとみんなプレイスピードが速すぎて、フィールド上で何が起きてるか分からなくなりがちなので。(ドッカンデイヤーやミッツァイル使ってGRクリーチャーグルグル回すとかネバーループグルグル回すとか侵略で突然デッドダムド出てくるとか知らないカードガンガン使ってきてフィールド上で何が起きてるか分からないとか山のようにあるので、、)

この記事を書く前にたまたま見かけたのですが、下の動画で同じことをカードキングダムのとり店長さんも仰ってますね。(動画の2:42辺り)こういうことをTCGゲーマー側から仰ってくれるのは本当にありがたくて、TCGを始める・復帰する心理的なハードルが下がるのでどんどん言って欲しいです。私も言い続けようと思います。


https://www.youtube.com/watch?v=MwNUiB3UiE8


④ 終わりに

私自身はTCGが楽しいので、老若男女を問わずもっと多くの人に遊んでほしいと思っています。(既存のカードゲーマーも対戦相手が増えてメリット多いと思います。究極的に言えば、プレイ人口が増えないTCGはサービス終了して滅びるので、「にわか」でも絶対に歓迎するべきです。昨年のラグビーW杯以降ラグビーの「にわか」ファンが増えてラグビー業界が盛り上がってるのと同じ理屈ですね。)
ただ、新しいことを始める上では心理的なハードルがどうしてもつきまといます。これは初めて部活やサークルに入るとき、会社に入社するときと同じような緊張を伴うのと同じことで、これを全くなくすというのは極めて難しいと思っています。(そもそもTCG自体が参入障壁が高い娯楽の一つとすら思っています。いざ始めるとめっちゃ楽しいけど)
そんなことを考えたうえで、恐らく多くのTCG初心者・復帰勢がぶつかるハードルを言語化し、対処法を書くことで少しでもそのハードルを乗り越えられるきっかけになればと思って書きました。TCGを始めたいけどどうすれば・・・と思っている初心者・復帰勢がこの記事を読んで、TCGを始めてくれたらとても嬉しいです。


それでは。


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