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【6/3文字起こし】安心感を与える人の話し方

はじめに Introduction

English follows Japanese.
この記事は、Podcast・Voicy「話し方のハナシ」
本日配信回の文字起こしです。
復習や話し方の練習にお役立てください。
又、番組でもお話しましたが、
皆様の話し方トレーニングにどのようにお役に立てるか、
ご意見もメッセージフォームから聞かせてくださると嬉しいです。
This is the Japanese script for "Hanashikata no Hanashi".
Please use it training for Japanese speaking and listening.
We are glad that we could hear your opinion about this script following our message form.We shall read your message as a reference, to improve our script and podcast program.

文字起こし

オープニング

おはようございます。話し方講師の高山ゆかりです。
6月3日 月曜日です。
毎週月曜日は、話し方・伝え方のヒントをお届けしています。
今回は、安心感を与える人の話し方というテーマです。

安心感といってもいろんな解釈ができるかと思うんですが
今日は、一言で言うならば
この人なら大丈夫だと思ってもらえる人はどんな話し方をしているのか
相手に大丈夫だと思ってもらえる、
そういった意味で安心感を与える人はどのような話し方をしているのか、
についてお話ししていきます。
また今日の内容もnoteに文字起こしをアップしていますので
内容の復習や話し方のトレーニングにお役立てください。
この配信の概要欄にリンクを載せています。

本編とエンディング

それでは、本題のスタートです。安心感を与える人の話し方。
オープニングで、今日は、「安心感を与える」とは
何らかの形で「この人なら大丈夫だ」と思ってもらえること
と定義づけましたが
これは逆のことを考えてみるとイメージしやすいかと思います。

この人なら大丈夫だと思うことは少なかったとしても
「この人で大丈夫かなぁ?」と思うことは時々であったとしても
あると思いませんか?

この人に仕事をお願いして大丈夫かな
この人についていって大丈夫かな
または何かを教わっているときに
この人から教わり続けて大丈夫かなぁと。
なんらかの形で相手に不安を抱いてしまうこと。
その人についていっている。例えばチームだったらチームのリーダーがいて、そのリーダーについていくとか
そのリーダーを頼ることに対して
「このリーダーに頼って大丈夫かなぁ」と
少し自分がやろうとしていることに対して不安を持ってしまう。
その人を信じる、という自分を信じることができない。
そういった経験て、皆さんにもあると思うんです。

で、その逆…相手に不安を与えないとか
相手に「この人で大丈夫かなぁ」と
あまり思わせないことが安心感を与える人で
じゃあ安心感を与える人はどのような話し方をしているのか、
その特徴について、これから話していきます。

キーワードは、不必要に動いたり揺れたりしないこと。
そして、相手が、聞き手が「分かろう」と
必要以上にエネルギーを使わないこと
です。

安心感を与える人の話し方は、安定感のある話し方です。
私たちは、安定しているものを見ると安心しやすいです。
じゃあ、安定している、安定感のあるものって…
ものに例えて考えてみたいんですが
安定感のあるもの、そうではないものって、どのような違いがありますか?
例えば風が吹いたときに、
ちょっとやそっとの風では簡単に動かないもの、揺れないもの。
これは安定感があるかないかで言ったら、ある場合が多いです。
一方で、風が少し吹いて揺れるとか
動くものって、安定感があるかないかで言うとない場合が多いです。

ということは、私たちが話すときも
不必要に何か動いたり揺れたりすることが少ない方が
安定感のある話し方になり、
聞き手に安心感を与える話し方にもなっていきます。

例えば、声の大きさ。
最初は聞き取りやすい大きさだったけれども
話しているうちにだんだん自分の言ってることに自信がなくなってきて
声が小さくなってしまうですとか
こういったことがなく、最初から最後まで聞き取りやすい大きさであると
相手は安心して話を聞くことができます。

話すスピードもそうです。
話している中で早くなったりゆっくりになったり…
という変化はあるんですけれど、
例えばだんだん自分が緊張したり焦ったり
あと、相手の顔が気になって、何か見られている、注目されている。
やだな、もう自分の話を早く終えようと思って
だんだん早口になってしまう…という、
そういった、どちらかというとネガティブな気持ちのときに
だんだん早口になってしまうと
それって相手にあまり安心感を与えにくいです。

でも、多少抑揚がついたときとか気持ちが乗ったときに
ペースが変わることはあっても
全体的には安定した、聞き取りやすいペースだと
相手も安心して話を聞くことができます。

あとは、視線です。目が泳ぎすぎていないこと。
次の言葉を考えているときに、時々「んー」って言いながら
斜め上を見たり、横を見たりということは自然にありますけれども
その動きが多いと、やっぱり聞き手にとっては
安心して聞ける要素にはなりにくいです。

…というふうに、話しているときの身振り手振りとか
少しうなずくときに首が動くとか
そういった動きはもちろんあるんですけれど、
不必要な動きや揺れが少ない。
これが安心感を与える人の話し方の特徴です。

そしてもう一つ。聞き手が必要以上にエネルギーを使わない
これはどういうことかと言うと
例えば声の大きさであれば、聞きやすい大きさであること。
で、これがもし話し手の声が小さくて聞きにくいと
私たちは一生懸命聞こうとしますよね。
それも、相手をもっと知りたいとか、分かりたいとか、
そういう意味から聞こうとするのではなくて
聞きにくいから「なんて言ってるんだろう?」って聞き取るために
耳をしっかり傾ける。
これってポジティブなエネルギーがネガティブなエネルギーかで言うと
どちらかと言うと後者です。
このように、ネガティブなエネルギー…
聞き取りにくいから聞こうと一生懸命になるですとか
あと話すペースも早くなっていって、
で、こちらもそれについていくのに一生懸命になる。
でも、相手はどんどん早く話して、次に進んでいくので
こちらも一生懸命ついていく。
これもあんまりポジティブなエネルギーを使っていない。
となると、話を聞きながらだんだん疲れてしまうんですね。
そうすると、やっぱり安心して聞ける状態とは言いにくいです。

ここまで、不必要な動きや揺れが少ないこと
それから聞き手が「分かろう」と思って
ポジティブな意味ではなくて
あまりポジティブではない意味で
「今なんて言ったんだろう?」「話についていかないと!」
っていうエネルギーを使わないように
そのために聞きやすいペースや声の大きさで話すこと。
これが安心感につながるとお話ししました。

最後にもう一つ。
安心感を与える人の話し方はとにかく言い切っています。
言い切るというか、ハッキリと自分の考えを伝えています

例えば、そうですね…
何かをやってみたいです!私これやってみたい!と言うときに
「これやってみたいです!ぜひやらせてください!」
としっかり言いきる人と
「あ、やっ…てみたいです。…えーと…やらせてください…」って
何か、そーっと言う人とだと
やっぱり前者の方がやってみたいんだっていう気持ちが現れていて
言われた方も、じゃあ〇〇さんにお願いしよう!って
安心して思いやすいです。
一方で、「やってみたいです…」となんとなく
そーっとした言い方だと、
遠慮がちにいっているのはどうしてかな?って相手に思われてしまって
もしかしたら、やってみたいっていう気持ちではない、
実はやりたくないっていう気持ちがそこにあるかもしれないとか
やってみたいけれど、自分に自信がないかもしれないとか
何か相手にちょっと引っ掛かるものを残してしまうんですね。

それが絶対に悪いと言うわけではないんですけれども
安心感・安定感という意味では、やはりハッキリと言ったほうがいいです。

例えば、自分に安心して仕事を任せてもらいたいとか
安心して自分についてきて欲しいとか
自分を安心して頼って欲しい、と思うときは
ぜひ、ご自分の考えを伝えるときにはハッキリと言う。
最後まで淀みなく言う
。これも心がけてみてください。
今回は、安心感を与える人の話し方というテーマでお届けしました。

エンディングです!
今日も最後まで聞いていただきまして、ありがとうございます。
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(noteを読んでくださっている方はこちら)

そして今後も、役に立った回ですとか
このテーマでもう少し別の話も聞いてみたいと思う内容があったら
何か反応を届けていただけると嬉しいです。
それも今後の配信の参考にしていきます!
では、今日も皆さんにとって良い1日となりますように。
お相手は高山ゆかりでした。また明日!

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