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【5/23文字起こし】損をしない話し方〜相手と異なる意見を伝えるとき〜

はじめに Introduction

English follows Japanese.
この記事は、Podcast・Voicy「話し方のハナシ」
本日配信回の文字起こしです。
復習や話し方の練習にお役立てください。
又、番組でもお話しましたが、
皆様の話し方トレーニングにどのようにお役に立てるか、
ご意見もメッセージフォームから聞かせてくださると嬉しいです。
This is the Japanese script for "Hanashikata no Hanashi".
Please use it training for Japanese speaking and listening.
We are glad that we could hear your opinion about this script following our message form.We shall read your message as a reference, to improve our script and podcast program.

文字起こし

おはようございます!話し方講師の高山ゆかりです。
毎週木曜日は、話し方・伝え方のヒントをお届けしています。
今回は、損をしない話し方というテーマです。
話し方は、得をするか損をするかの分かれ道になったりします。
皆さんも、こういった経験ありませんか。

誰かと話をしていて、相手が言っていることは正しい。合っている。
だけれども、言い方がきついから、
なんとなく相手が言っていることがすっと自分に入ってこないですとか
または相手は決してネガティブなことを言っているわけではないけれども
話し方の雰囲気だったり
ちょっとした言葉の使い方からネガティブに聞こえてしまって
これだとこちらに入ってこない。
そういったご経験あるでしょうか。

これは、自分が伝えるべきことを伝えているけれども
話し方の印象によって
相手に伝わりにくくなってしまっていることです。

相手に伝わりにくくなる、ということは
例えば自分の意見が通らないかもしれないですし
お願いしたいことを受け入れてもらえないかもしれないですし
共感してほしい話に共感してもらえないかもしれないです。

これを今日は「損をする」という状態だと定義づけて
じゃあどうしたら損をしないのか、というテーマで今日は話していきます。
損・得をするというのは
これは会話のいろんな場面に起こることなんですが
今日は、会話の中でも
相手と自分の意見が異なるときに
こういう言い方をすると
仮に意見が違っていたとしても
相手に気持ちよく受け取ってもらえて
こちらの意見が相手にもすっと届いていきやすい、
そんな話し方のコツをお話ししていきます。

今日の内容もnoteに文字起こしをアップしますので
内容の復習や話し方のトレーニングにお役立ていただけるとうれしいです。
この配信の概要欄にリンクを載せています。

本編とエンディング

それでは本題のスタートです。
今回は、損をしない話し方というテーマです。

オープニングでもお話ししたように
今日はいろんな会話の場面の中でも
相手と自分と意見が違う。
で、「私はこう思う」と
自分の違う意見、相手と違う意見を伝える場面。
そういうときに、相手に気持ちよく受け取っていただける
相手ができるだけ不快にならずに受け取ってくれるには
どうしたらいいか、という点でお話ししていきます。

それは何かと言うと…
おそらくこの言葉、ほとんどの人が
1回は聞いたことがあるかと思います。
とにかく相手を否定しないこと、相手を受け入れることです。

ここで言う否定しない・受け入れるというのは
相手に無理に共感をするとか、自分に嘘をつくことではありません
相手が言ったことに対して
「〇〇さんのおっしゃる通りです」とか
「私も〇〇さんと同じ意見なんですよ」って
全くそう思っていないのに
自分に嘘をついているという必要はもちろんないです。
では、どのように受け入れるかと言うと
まずは自分と相手と意見が同じか異なるのかに関係なく
相手の話を理解しようという気持ちを持つことです。

相手が言っていることを分かろう、理解しよう。
その気持ちを持って話を聞くと
きっとそれが、自然と聞き方にも現れてきます。

そして相手を理解しようという気持ちを持った上で
もし自分の違う意見を伝えるときには、
「いや」「でも」というフレーズからスタートしないことをお勧めします。

誰かが言ったことに対して
いや、私は違う意見ですね。とか
でも、私はこう思うんですよ。というふうに
「いや」「でも」が最初の一言に来てしまうと
聞き手は「否定された」って思って萎縮してしまうかもしれないです。
肩に力がぐっと入ってしまうかもしれません。
または「否定された…」と思って
心のシャッターをガラガラガラガラと
そっとおろしてしまうかもしれません。

一度心のシャッターを下ろしてしまうと
その後どんなにこちらが正しいことを伝えていても
相手にとってポジティブなことを言っていても、
なんとなく相手に受け取ってもらいにくくなります。

そして厄介なことに
一度そういう「否定された」っていう印象がついてしまうと
その次、またその次も否定されるんじゃないかって
相手は思ってしまう
んです。
なので損をしない話し方って、その場限りのものではなくて
実は長い目でコミュニケーションを見たときにも
なるべく避けたほうがいいです。
で、話を戻しますが、相手と異なる意見を伝えるとき
最初の一言に「いや」とか「でも」を持ってこないことをお勧めします。

その上でお勧めのキーワードがありまして、それが何かと言うと
「新しい何々でした」という一言です。

例えば相手が言ったことに対して
「〇〇さんの考えを聞かせてくださってありがとうございます。
〇〇さんが、いま話してくださったことって
私にとって新しい気づきがあったんですよ!」とか
「新しい視点をいただきました」とか「新しい発見がありました」
こういうふうに、
相手が言ったことが例え自分と合わない意見だったとしても
合わない意見とか自分と異なる意見と言うのは
自分にとっては新しい考え方、今までになかった発想かもしれません。
なのでそれを言葉にして伝えていくといいです。

言葉って自分をリードしてくれるものなので
もしかしたらこの「新しい何々でした」というフレーズを積極的に使うと
だんだん自分自身の気持ちも
相手が言っていることとか、自分と違う何かを取り入れたときに
「あーそれは今までの自分にはなかったことだなぁ」とか
「新しい発想だな」「新しい視点だな」っていう、
この、受け入れる習慣が、もしかしたらできていくかもしれません。

もし相手と意見が異なっていたとしても
まずは、言っていることを分かろう・理解しよう、
という気持ちを持って聞くこと。
その上で、違う意見を伝えることになったら
「いや」「でも」という言葉をなるべく使わない。
そして、新しい気づきでした、新しい視点をいただきました…というふうに
「新しい何々でした」というフレーズ。ぜひ使ってみてください。
今回は、損をしない話し方というテーマでお届けしました。

エンディングです。
今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございます。
今日の内容、いかがでしたか?
この「損しない話し方」または「得する話し方」は
他にも色々とありますので
もし今日の内容に、いつも以上に良い反響がありましたら
もしかしたらまた何回かに分けてお伝えするかもしれません。
もしまた聞きたいなと思った方がいらっしゃったら
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又はVoicyを聞いてくださっている方は
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メッセージフォームですが、この配信の概要欄にリンクを載せています。
(noteをご覧の方…こちらです📩)
その他、話し方にまつわるご質問や
番組で取り上げて欲しい話題等がありましたら
リクエストをお待ちしています!

それでは今日はこれで終わります。
お相手は高山ゆかりでした。また明日!


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