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【5/30文字起こし】この聞き方で、得します!

はじめに Introduction

English follows Japanese.
この記事は、Podcast・Voicy「話し方のハナシ」
本日配信回の文字起こしです。
復習や話し方の練習にお役立てください。
又、番組でもお話しましたが、
皆様の話し方トレーニングにどのようにお役に立てるか、
ご意見もメッセージフォームから聞かせてくださると嬉しいです。
This is the Japanese script for "Hanashikata no Hanashi".
Please use it training for Japanese speaking and listening.
We are glad that we could hear your opinion about this script following our message form.We shall read your message as a reference, to improve our script and podcast program.

文字起こし

オープニング

おはようございます。話し方講師の高山ゆかりです。5月3日木曜日です。
今回は、損をしない、または得をする話し方・聞き方シリーズです。
先週、損しない話し方というテーマでお届けしました。
そのときに、もし今回のテーマで
また別の内容で話を聞きたいと思ったら
いいね!だったりお便りだったり
いただけると嬉しいです、とお伝えしたところ
いつもの倍以上のいいね!をいただきまして
またお便りもいつもより多く届いておりました。ありがとうございます!
そこで、しばらく毎週木曜日は
この、損をしない、または得をするシリーズとしてお届けしていきます。
そして今日は、得をする聞き方についてです。
ぜひ最後までお付き合いください。
また今日の内容もnoteに文字起こしをアップしていますので
内容の復習や話し方のトレーニングにご活用ください。
この配信の概要欄にリンクを載せています。

本編とエンディング

それでは本題のスタートです。今回のテーマは、得をする聞き方です。
聞き方といっても、相槌を打つですとかリアクションを取るですとか
いろいろとありますが
今回は、質問をする。誰かにアドバイスをしてほしいですとか
教えて欲しいことがあるときの質問について
こういう聞き方をすると得をする!という話をしていきます。
何かというと…「具体的に聞く・限定して聞く」です。

ここからは具体例を挙げながら話していきます。
例えば、話が上手くなりたいと思っている人が、話が上手い誰かに対して
「私は話上手になりたいです。どうしたらいいですか?」と聞くとします。
この「何々になりたいです。どうしたらいいですか?」という質問は、
聞かれた方が答えにくい場合が多いです。
どうしてかと言うと、質問にいろんな情報が盛り込まれていないから。
質問がざっくりとしているから
です。

まず、どんな話上手を目指しているのか、これは人によって異なります。
わかりやすく話したいと思っているかもしれないですし
端的に伝えたいと思っているかもしれない。
又は「すべらない話」のように笑いを話しながらとっていきたい、
と思っているかもしれません。
こういった、「話上手」の中でもどんな話上手を目指しているのか
どんなふうに話を磨いていきたいのか、話す力をつけていきたいのかが
分からないと、質問された方もすぐに答えにくくて、
質問された方が逆に質問をする必要が出てきます。

なので、自分が知りたいことを誰かに質問するときは
出来る限り言葉を具体的にして、また、場面も限定してから聞くと
欲しい答えを得られやすくなります。

例えば、このようなイメージです。
「私は仕事柄、初対面の相手と名刺交換をすることが多いんですが
初対面の相手が緊張している様子が伝わってくることが時々あります。
そんなとき、相手の緊張がほぐれるような話し方、聞き方が
できたらいいなと思っています。
どんなことに気をつけると良いか教えてもらえるでしょうか。」

まずこの質問は、場面を限定しています。仕事で名刺交換をする場面。
そして相手も、初対面の相手。
しかも名刺交換をするとき、相手が緊張している。
そんなときに緊張がほぐれるような話し方・聞き方をしたい。
と、自分の状況だったりどんな場面かだったり
どんな話し方・聞き方を目指しているのか
どんな情報が知りたいのかが、
かなり具体的に言葉にされていますよね。

そして具体的に言葉にされているので、聞かれた方も答えやすいです。
名刺交換する場面ね。
相手が緊張しているとき、その緊張をほぐすような話し方聞き方ね、と。

例えば自分のこれまでの経験を思い出して、
私は名刺交換のときこうしていたとか
あとは名刺交換以外の場面でも、初対面の相手と話していて
相手が緊張しているなぁというとき こんなことを心がけていた…と
自分の話、その人の質問に対する答えを届けやすくなります。

そして、質問が具体的であると言うことは
答えも具体的になりやすい
です。
ということは、具体的に、また場面を限定して聞くことは
相手にとっても答えやすい質問になるだけではなく
質問した方にとっても、より具体的な答えを得られる可能性が高まります。なので今日は、「得をする聞き方」としてこのことを話しています。

そして、このような聞き方をすると
相手に、その、質問される側に好印象を与えることもできます
どうしてかというと
具体的な質問って、まず、準備をしたことが伝わりやすいからです
ただ ざっくりと聞くのではなくて
自分の中でどんなことを特に知りたいか
どんなことを特に聞きたいかをクリアにして
言語化してから聞いてくれたんだっていうことが相手に伝わるので
それだけで好印象を与えることがあります。

また、具体的な質問=相手が答えやすい質問なので
こちらの答えやすさを考えてくれたのかなっていう意味で
好印象につながることもあります


あと質問が具体的だと、なんとなく
ざっくりしているときよりもやる気があるように、
また、意欲が高いように思えませんか?
知りたいことが自分の中で明確になっているって、
それだけ、そのことについて学びたいんだっていう気持ちが
高いように聞こえることもあります。
そういった意味でも、良い印象を相手に与えやすいです。

ちなみに今日のテーマは
最初「損をしない聞き方」というタイトルにしていたんですが
内容を考えていたら、この内容は「損をしない」ではなくて
むしろ「得をする」聞き方だなと思いましたので、タイトルを変えました。

しかも得をするというと、自分だけが良い思いをする…
そんなニュアンスに聞こえることもあるかもしれないんですが
具体的に聞くことが、決して聞いた人だけが良い思いをするのではなくて
聞かれた人も質問に答えやすくなるという意味で
お互いにとってハッピーな聞き方です!

ぜひ、知りたいことはあらかじめ具体的に言葉にして聞いてみてください。
今回は、得をする聞き方というテーマでお届けしました。

エンディングです。
今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございます!
もし今日の内容も役に立ったなぁとか、共感したなぁとか
何かポジティブな印象を持ってもらえたら
いいね!やお便りで感想をいただけるとうれしいです!

それでは、今日はこれで終わります。
お相手は高山ゆかりでした。また明日!


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