見出し画像

【6/17文字起こし】きちんとした人の話し方

はじめに Introduction

English follows Japanese.
この記事は、Podcast・Voicy「話し方のハナシ」
本日配信回の文字起こしです。
復習や話し方の練習にお役立てください。
又、番組でもお話しましたが、
皆様の話し方トレーニングにどのようにお役に立てるか、
ご意見もメッセージフォームから聞かせてくださると嬉しいです。
This is the Japanese script for "Hanashikata no Hanashi".
Please use it training for Japanese speaking and listening.
We are glad that we could hear your opinion about this script following our message form.We shall read your message as a reference, to improve our script and podcast program.

文字起こし

オープニング

おはようございます。話し方講師の高山ゆかりです。
6月17日月曜日です。
毎週月曜日は、話し方・伝え方のヒントをお届けしています。
今回は「きちんとした人の話し方」というテーマでお届けしていきます。
今日の内容もnoteに文字起こしをアップしていますので、
内容の復習や話し方のトレーニングにお役立てください。
この配信の概要欄にリンクを載せています!

本編とエンディング

それでは本題に入っていきます。
きちんとした人の話し方、というテーマです。
「きちんとした人」ですとか「きちんとした服装」、
と言うことがよくありますけれども、
まず、この「きちんと」の意味を改めて辞書で調べてみますと
「よく整っていて、乱れたところのないさま」ですとか
「正確な」とか「規則正しい」、こういった言葉が出てきます。

なので、規則正しく行動している人が
きちんとしている人だなぁと思われたりとか
あとは身の回りだったり、自分の身だしなみが整っていて
乱れたところが少ないと、きちんとした人だなぁと
これもまた思われやすかったりします。

では、話し方ですね。
きちんとした人だなぁと思われる人はどういう話し方をしているのか。
これも色々と特徴がありますが、今日は2つお話しします。
1つが、音がしっかり聞き取れること
そしてもう1つが、準備をしたことが伝わることです。

1つずつ話していきます。まず、音がしっかり聞き取れること。
これは、一つ一つの言葉を
相手にしっかりと聞き取ってもらいやすいことです。
「滑舌が良い」と言うこともできるんですが
今あえてその表現を使わなかったのは
「滑舌が良い」と言うとアナウンサーですとかナレーターですとか
プロ並みの聞きやすい発音を思い浮かべる方、
そこを目指さなければいけないのかなあと思う方が
多いかもしれないなと思ったからです。
もちろんプロ並みの滑舌を目指すことも素晴らしいです。
そこに近づいていけることも本当に素晴らしいです。
ただその前に、まずは一つ一つの音をしっかりと発音して、
一つ一つの音、一つ一つの言葉を相手に届けようと思う。
これだけでも変わります

例えば、「おはようございます」と言う言葉。
「っはざまーす」って言うこともありますよね。
この言い方が印象が悪いわけでも決してないですし
「おはようございます」と言っていることも伝わります。
ただ一つ一つの音に注目をすると
「おはよう」の「お」が抜けていましたよね。「はざまーす」。
そうすると…繰り返しになりますが、印象が悪いわけではないんですが
きちんとした…つまり整っているか、
言葉に乱れたところがないかって言うと、整っているとは言いにくいです。

これを「おはようございます」と
一つ一つの音をしっかり発音することによって
それ自体がきちんとした言葉で、
きちんとした話し方につながっていきます。

これはですね、何をどう意識したらできるかなんですが
とにかくシンプルに一つ一つの音をしっかり発音して、
で、相手にしっかり届けようと思うこと

もしくは、音声認識機能ありますよね。
音声認識機能に自分の言葉を正しく聞き取ってもらうように、
とイメージする
のもいいです。
それを意識すると一つ一つの音がよりはっきりと発音されて、
で、もしかしたら早口になりやすい人がその意識を持つことで
少しペースがゆっくりになるかもしれません。

ずっと一つ一つの音をきちんと発音しようって意識するのが
難しいなと思ったら、まずは伝えたいところ・大切なところだけでも
はっきりと言うようにすると、
より相手にとって聞きやすい音になって
そして、それが言葉をきちっと届けようとしている人とか
きちんと言葉をしている人の印象につながっていきます。

そして2つ目ですが、準備をしたことが伝わることです。
これは話し方そのもののの表現にもつながってくる部分なんですが
まず、人前でプレゼンテーションやスピーチをするときに
たくさん準備をする人って
人前に立って何を話すか、どんな順番で話すかが決まっている人
です。
その話す内容を事前にしっかり考えて、準備をして、
何を話すかが決まることによって、例えばフィラーが多すぎる…
「えー」「あのー」っていう言葉が多すぎるですとか
何回も何回も言葉に詰まってしまうですとか
同じ言葉を何度も何度も繰り返してしまう、ということが減っていきます。

そういった意味での乱れが少ない…良い意味で、スムーズに話している。
それがしっかりと準備をした人の話し方です。
これに関しては、
もともと話すことが苦手とか得意とかあまり関係ないです。

そして、そもそも話し方の印象の前に、しっかり準備と練習を重ねた人って
準備と練習を重ねたんだ、っていうこと自体が
「きちんとしている人だな」という印象につながっていきますよね。

その他にもいろいろな特徴があります。
例えば語尾が伸びすぎていない。
「なんとかでぇー」「なんとかがぁー」という、
伸びる語尾が強い癖になっていないことですとか
あとは相手の顔をしっかりと見て話すこと、姿勢が良いこと。
こういったものも全て「きちんとした人」の印象につながっていきます。

今週はぜひ皆さんの周りに
「〇〇さんはきちんとした印象だなぁ」と思う方がいたら
その方がどんな話し方をしているのか
どんな伝え方をしているのかに注目してみてください。今回は以上です!


エンディングです。
今日も最後までお聞きいただきましてありがとうございます。
今週も皆さんにとって、良い1週間になりますように。
高山ゆかりがお届けしました。また明日!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?