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【6/13文字起こし】損をしない・得をする話し方「人に頼る」

はじめに Introduction

English follows Japanese.
この記事は、Podcast・Voicy「話し方のハナシ」
本日配信回の文字起こしです。
復習や話し方の練習にお役立てください。
又、番組でもお話しましたが、
皆様の話し方トレーニングにどのようにお役に立てるか、
ご意見もメッセージフォームから聞かせてくださると嬉しいです。
This is the Japanese script for "Hanashikata no Hanashi".
Please use it training for Japanese speaking and listening.
We are glad that we could hear your opinion about this script following our message form.We shall read your message as a reference, to improve our script and podcast program.

文字起こし

オープニング

おはようございます。話し方講師の高山ゆかりです。
6月13日木曜日です。
木曜日は、損しない、または得をする話し方・聞き方シリーズです。
少し前からこのシリーズが始まったんですが
毎週木曜日に、何か損をしない、または得をする話し方・聞き方のコツを
1つ紹介しています。
今日は、これをやっておくと損をしにくくなるし
しかも得をするという、両方の要素をあわせ持っていることです。
人に頼る。これについてお話ししていきます。
今日の内容は、話し方・伝え方というよりは
話す前、伝える前にやる準備の話です。
具体例も交えながらお伝えしていきますが、この放送を聞いたあと
聞いてくださっている皆さんに
何でも1人でやろうとしなくていいんだ。
人に頼っていいんだ。
むしろ頼ったほうがいいな!って思ってもらえていたら嬉しいです。
ぜひ最後までお付き合いください。

そして今日の内容もnoteに文字起こしをアップしています。
こちらは配信の概要欄にリンクを載せますので
内容の復習や話し方のトレーニングなどに
お役立ていただけると嬉しいです。

本編とエンディング

それでは、本題のスタートです。損しない、または得する話し方。
今回は「人に頼る」ことについて話していきます。

これは…人前で話すときに準備をしたり
練習をしたりするかと思うんですが
そのときに、誰かにいま自分が困っていることを相談したりとか
後は誰かに協力してほしいことをお願いする
、ということです。

具体例を2つ挙げてみます。
1つ目は、皆さんが職場の役員の方たちに向けて
プレゼンテーションをすることになるとします。
自分にとっては初めてのことだから緊張する。
しかも役員の方達に聞かれる。もう、これはプレッシャーを感じる。
そうなったときに
過去に同じようなシチュエーションでプレゼンをした先輩が
近くにいらっしゃったら、その先輩に
ご自身がプレゼンをしたときどうだったか相談してみる。
これが今日のテーマでもある「人に頼る」ことの1つです。
過去に同じようなシチュエーションでプレゼンをした先輩に
その先輩は準備の段階で特にどのようなことに力を入れたか、ですとか
実際にプレゼンテーションしたときに
役員の方たちはどんな反応を示していたかとか
あとはプレゼンのあと、質疑応答の時間でどんな質問をされたか
特に鋭い質問をしていたのは誰か…そういうことを聞いてみたりとか
あと、可能であれば
プレゼンの練習に付き合ってもらうのもオススメです。

そうするとその先輩から、例えば
上司の〇〇さんは的確で鋭い質問をするから、何を聞かれるか考えて
こう聞かれたらこう答えよう!としっかり準備しておくと良いよ、ですとか
あとは、特にこの部分は丁寧に伝えるといいよ!
というふうに、1人で準備しているだけでは知り得なかったアドバイスを
もらえるかもしれないです。
それによって、当日、より自信を持ってプレゼンできたりとか
より聞き手が求めている内容を届けることができるかもしれません。
これが1つ目の具体例です。

もう1つ。
皆さんがオンラインミーティングで進行役、
ファシリテーターを務めることになるとします。
そのミーティングを、かたくるしくない雰囲気にしたい。
そして朝1番のミーティングなので
参加している人たちに「今日も1日仕事頑張るぞ!」
って思ってもらえるような明るい感じ…
少しカジュアルまではいかないけれど、盛り上がるような感じにもしたい。でもどうやってそういう雰囲気を作ったらいいかわからない。
と思ったときに、そのミーティングに参加する何名かに
事前に協力を求めるといいです。

例えば、
今度のミーティングはあまりかたくない雰囲気にしたいし
むしろちょっと明るい気を出したいから
積極的に拍手してもらえたら嬉しいな!
この…画面越しに拍手してもらえたら嬉しいな!ですとか
もしくは、これはできる場合とできない場合とありますが
誰かに声をかけて、
もしかしたらあなたにミーティングの最後、感想を求めるかもしれない、
ミーティングの最後に指名をするかもしれないので
何か考えておいてもらえるとありがたいです。とお伝えしておく。
というふうに、事前にこういう風にしてもらえたらいいなって思うことを
相談できそうなとき、相談できそうな人にしておく
といいです。

今、具体例を2つあげましたが
こうやって自分1人でなんとかしようとせず、誰かに相談したり
ミーティングで誰かにリアクションを積極的にとってもらうように
お願いしたり、1人でミーティングを作るのではなくて
皆でミーティングを作るんだと思って
事前準備の段階から人に相談したり、人に協力を求めておくと良いです
それが自然とできる人は、話し方・伝え方で得をしやすい、
そして損はしにくいです


どうしてかと言うと
まず、こういった事前準備をしておくと
自分にとって話しやすい環境を作れる可能性が高まる
からです。
先程のプレゼンテーションの例で言うと
プレゼンの内容について有益なアドバイスをもらえたりですとか
あとはミーティングの例で言うと
ミーティングに参加する人に事前にいろいろ協力を求めておくことで
そのミーティングに参加している人たちが
率先して場の雰囲気を盛り上げようとしてくれたり。
これってどちらも、自分にとって話しやすい環境作りにつながるはずです。それからこういう風に誰かに頼っておくと、
それが自分のお守りのようになって
当日、緊張しすぎなくなるかもしれません

そして、こういった事前に相談をすることによって、相談された側…
相談された人に好印象を持ってもらえることも結構あります

やっぱり人は頼られると嬉しいですよね。
なので、相談された側からすると、私を頼ってくれたんだって思って
それで嬉しくて、その嬉しさが相手の好印象につながるかもしれないです。

またはプレゼンテーションでも、ミーティングのファシリテーターでも
事前にこういう風にプレゼンしたいとか
こういうファシリテーションがしたいと思って相談をすると
相談された方が、一生懸命準備する人なんだなぁとか頑張っているんだなって思ってくれるかもしれないですよね。

そしてそういった一生懸命だな、頑張っているなぁって
誰かに思ってもらえたら、その誰かから気にかけてもらいやすくなって
その他でもいろんなことで協力してもらえるようになるかもしれません。
皆さんも、誰かから相談を受けてアドバイスしたり協力をしたりしたら
その後「あの人あれからどうだったかなぁ」って
ふと思い出したり気になったりしませんか?

いろいろな人の話し方の悩みを聞いていると
1人でなんとかしようと思っている人が多いなと感じます。
でも話すのが上手な人は、
そして話し方や伝え方で損をしない、また得をする人たちは、
1人で抱え込まずにいろいろな人に相談をしていたり
協力を求めたりしています

もちろん、「クレクレさん」になってしまったりとか
あと、相談しっぱなしで、その後俺報告なし、となると
トータルで印象が下がってしまう可能性が高いですけれども
でも、しっかりとそういった相手のリスペクトとか
相手の感謝の気持ちを丁寧に伝える。
ここをおさえた上で、どんどん人に頼っていきましょう。

その方が自分の心も軽くなって、
また、結果として良い話ができるかもしれません!
今回は、損をしないし得をする話し方
「人に頼る」というテーマでお届けしました。

エンディングです。
今日も最後までお聞きいただきましてありがとうございます。
お相手は高山ゆかりでした。また明日!

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