【5/2文字起こし】どんどん話したくなる！魔法の聞き方・リアクション

はじめに　Introduction

English follows Japanese.
この記事は、Podcast・Voicy「話し方のハナシ」
本日配信回の文字起こしです。
復習や話し方の練習にお役立てください。
又、番組でもお話しましたが、
皆様の話し方トレーニングにどのようにお役に立てるか、
ご意見もメッセージフォームから聞かせてくださると嬉しいです。
This is the Japanese script for "Hanashikata no Hanashi" on 9th of January.
se it training for Japanese speaking and listening.
We are glad that we could hear your opinion about this script following our message form.We shall read your message as a reference, to improve our script and podcast program.

文字起こし

【話し方のハナシ】どんどん話したくなる！魔法の聞き方・リアクション | 高山ゆかり🎙話し方講師「高山ゆかりの「話し方のハナシ」」/ Voicy - 音声プラットフォーム

おはようございます。話し方講師の高山ゆかりです。
5月2日木曜日です。
毎週月曜と木曜は、話し方や伝え方にまつわる話をお届けしています。
今日は、聞き方についてです。
どんどん話したくなる魔法の聞き方リアクション
というテーマで話していきます。

最近ある方たちに、仕事に関する相談をしていました。
こちらの話を本当にたくさん聞いていただいて。
で、また相談なのでいろんな質問もしたんですね。
その場所で、お二人に聞いてもらっていたんですけれども
お二人の聞き方だったりリアクションだったりが本当に素晴らしくて
どんどん私も調子に乗って、たくさん話してしまったりとか
あと、安心していろんなことを質問させていただいたりしたんです。
振り返ってみて、どんなところでそう感じたのか
どんなところでもっと話したくなったのか
安心していろんなことをお聞きできるなと思ったかを
今日は話していきます！
もっと聞き上手になりたいですとか
誰かの話を聞いたときに
相手がもっともっと話したくなるような
聞き方・リアクションをしていきたいと思っている方の
お役に立てたら嬉しいです。
キーワードは徹底的にやる、かなと思っております。
そして今日の内容もnoteに文字起こしをアップしますので
内容の復習や話し方のトレーニングにお役立てください。
この配信の概要欄にリンクを載せています。

本編とエンディング

それでは本題のスタートです。
どんどん話したくなる魔法の聞き方・リアクション。
オープニングでも話したように
少し前に、ある方たちお二人に、仕事に関する相談をしました。
で、今こちらが仕事でどういう状況かとか
こういうことを今後やりたいと思っているとか
こういう課題があるとか、いろんな話をして
いろんな質問もさせていただいたんですけれども
とにかく安心・安全の空間だったんです。
だからいろんなことを話すことができて
また安心していろんな質問することができて
その時間が終わったあと
「ちょっと話しすぎたな…」って反省してしまうくらい
とにかくいろんなことを喋っていたなぁって思ったんです。

どうしてそうなったかっていうと
まず、お二人がずっとこちらの話を笑顔で聞いてくださっていたとか
うなずきながら聞いてくださっていたというのがあります。

そしてもう一つ。
話を聞いたあとに、あるフレーズを言ってくださっていたんです。
それがどんなフレーズかと言うと、3つあるんですけれども
いい質問ですね！
いい視点ですね（その質問、いい視点ですね！）
そして、こちらがいろいろ話したことに対して
深くうなずきながら聞いてくださって、その上で
もう共感の嵐です！
って言ってくださった、この3つです。

まず、いい質問ですね！ですとか
その質問、いい視点ですねっていうこと。
これ、1回2回ではなくて何回も言ってくださったんです。
私が質問したことの中には
ここまで踏み込んだことを聞いてしまって大丈夫かな、とか
こういうことも質問してしまっていいかな、って
少しためらいながらお聞きしたこともあったんです。

でもそういった質問に対しても
いい視点ですね！というふうに全肯定で返してくださって。
なので、質問した自分を丸ごと受け止めてもらっているような
そんな気持ちになりました。
それによって安心して
その他にもいろんなことを聞くことができましたし
また、安心してお二人の話を聞くことができました。
そしてもう一つの、共感の嵐。
これも嬉しかったんですね。
自分がいま課題に感じていることとか
自分の最近の状況をお話しして、
似たような経験をしている人がいるんだ
自分だけじゃないんだっていう気持ちになって、これまた嬉しくて
どんどんその他にもいろんなお話をすることができました。

振り返ってみるとしゃべりすぎていたなって思いますし
あと、とにかく話しやすかったので
普段話すことができないようなこともお話しできたなって
振り返ってみて思います。
分かってもらえるとか、分かり合えるって
言葉が溢れ出てくるきっかけになるんだなって思いました。

あと先ほども言ったんですけれども、この、安心・安全。
これって話をする上でも、話を聞く上でも、
とっても大事なキーワードです。
どうしてかと言うと、
安心することで、又、この場は安全だと思うことで
言いたいことが言える。聞きたいことが聞ける。
より、自分の本心を話せると言うのもあります。
もうひとつは、安心することで集中して話せる、
集中して話を聞けることにもつながるからです。

緊張したり構えたりしていると
その場にいるだけで精一杯になったりとか
あと、誰かと話しているときに
自分がニコニコしていようと思って
このニコニコしているだけで精一杯になってしまって
うまく相手の話を聞けない。そういうこともあるかもしれません。

でも安心していれば、ここは安全だって思っていれば
何か緊張したり考えてしまうことがなくなっていくので
それによって相手の話を集中して聞ける
または自分の話もより集中して伝えられます。

それからオープニングで「徹底的に」というキーワードを出しましたが
今回私の話を聞いてくださったお二人も、
そういった「いい質問ですね」とか「いい視点ですね」とか
「共感します」っていう言葉を、１回ではなくて
２回、３回と繰り返し伝えてくださっていたんです。

話していると、自分では伝えたつもりになっていても
相手に伝わっていなかった、ということはよくあります。
例えばですが、話しているときに笑顔でにこやかにしているつもりだった。
でも、あとで自分が話しているところを録画したものを見てみると
あれ、笑ってないじゃん。真顔じゃん。って気づいたりする。
今のは表情の話ですけれども
言葉に関しても、言ったつもりだけれど、伝わっていなかった
と言うことはしょっちゅうあります。

じゃあどうして言ったつもりなのに伝わっていなかったかって言うと
その原因はいくつかありますけれど
ひとつは回数が足りなかったということがあります。
1回、2回ではあまり伝わらない、全く伝わらない、
または少しだけしか伝わらない。
でも、例えば今回「いい質問ですね」「いい視点ですね」とか
「共感の嵐です」っていう言葉を
1回、2回ではなくて、やりとりの中で何度も言ってくださった。
そのことによって、より安心してより嬉しくなって
いっぱい話して…っていうことが起こったんです。
だから、ちゃんと自分が思ったことは
はっきりと丁寧に伝えていくのがいいなって思いました。

もしかしたら今日の話をここまで聞いていただいて
いや、でも同じフレーズ何回も言うのってしつこくない？
って思う方もいらっしゃるかもしれません。

ただ本当に思っていることであれば、
むしろ惜しみなく何度でも伝えていくと良いと私は思っています。
例えば今日のお話とは少しずれますけれども
褒め上手な人っていますよね。
褒め上手な人を観察していると、
何度も伝えている。褒め言葉を1回、2回ではなくて
その日のうちに繰り返し伝えていたりとか
会うたびに伝えてくださっていたりするんです。

だから思ったこと…嘘とか盛りとかではなくて、盛った言葉ではなくて
本心であれば、それは本当の言葉として相手に伝わって、
気持ちよく受け取ってもらえるはずです。

より聞き上手になりたい方は、今日紹介したような
「いい質問ですね」「いい視点ですね」とか「共感します」という言葉、
ぜひ積極的に、また惜しみなく伝えていってください！
今回は、「どんどん話したくなる魔法の聞き方・リアクション」
というテーマでお届けしました！

エンディングです。
今日も最後まで聞いてくださってありがとうございます！
お相手は高山ゆかりでした。また明日！