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ひとへの投資/学生さんから学ぶこと

薬科大の5年生は、調剤薬局・病院でそれぞれ11週間の実習が必須履修となっている(4年生の時代は4年次に短いスパンでやってたが、6年生になってより長くなった)。
職場でも以前から薬学生を受け入れていて、今日は久しぶりに指導担当をさせてもらった。

10年ほど前に指導側についたときは仕事も不慣れなことばかり。
自分こそ自分のことで精いっぱい。
学生に教える時間も心のキャパもないよ~!泣
状態だった。

とはいえ学生側も必須履修になっているので望んだ人もそうでない人も
11週間をこなさなければならない。
学生によって病院薬剤師への関心度、実習態度やキャラクターは色々あるが、同じやるならお互い楽しく充実させてやっていこうぜ!
そのほうがこちらもモチベーションあがるぜ!
と鼓舞してやっていた。

パン学校の授業で「ひとに投資する(教える、育てる)ってことは自分への投資でもある」とあった。
そのときに思い返したのが実習生。
彼らを教育しても11週間でお別れだが、教える機会をもらえたことで学んだことはこの10年間たっくさんあった。

指導内容は自分がよく理解していないと説明できない
時間の使い方(実習生の時間も無駄にせず、自分のタスクも並行して進める)
相手の知識欲を刺激する方法
自分をまずは信頼してもらうための行動
自分が教えたいことと求められていることのミスマッチ
、、、
挙げきれないほど、何回実習生を担当してもその都度発見があった。
回を重ねるほど自分の頭の中、職場のシステム不備もブラッシュアップできた。

職種に関わらずこれは共通する真理があるのだろう。
今日、学生が無邪気に眠気を訴えている姿を前に思いを巡らせた。


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