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答えは一つしかない!それってホント?

答えは一つしかない!

学校に通っている間は、答えは一つしかない!だったかもしれません。
少なくても、テストの回答はね。

たまに、この考え方だとこうなるはずだ!と主張する生徒がいると、先生がめんどくさそうに一応確認して、気のいい先生なら、それも答えとして採用してくれるけれど、そうでなければ、基本、答えは一つしかない!

そうやって、6・3・3で12年間、答えは一つしかないを徹底的に身につけてしまってきた方が、とても多いはずです。

答えは一つではない社会へのデビュー

学生時代、基本的に答えは一つ、答えを知っている人は、先生。
というルールで過ごしてきたのに、卒業して社会人になるとこのルールが一変します。

答えは一つではない社会へのデビュー!

答えは教えてもらえると思っていたら、そうとは限らないことも(汗)

コピー機の操作一つとっても、ただスタートボタンを押すことに変わりはないけれど、プレゼン資料のコピーなど、撮り方は人それぞれ、オリジナルなコピー方法を持っていたりします。

結果的には、同じ成果物が出来上がるとしても、その方法というプロセスは必ずしも一つとは限らないのです。

成果という答えも一つではない

ほとんどの企業に、今年度の利益がこれだけ上げるには、これだ!という確定的な答えはありません。

だから、しょっちゅうミーティングをするわけです。
したからと言って、利益が確定的に上がるわけではありません。
ただ、しないより、お互いが共通した目標に意識を向けることができます。これが、いわゆるベクトルを合わせると言うことです。

当初のアイデアで進むとは限らず、もっと良い方向へと二転三転するなんてよくあることです。
きっと、こっちのほうがいいはずという前提のもとに変わっていきます。
だから、そもそも答えは一つではないのです。
そして、その答えが良かったのか、どうかも終わってみないとわからない。
だから、答えがあって進んでいるわけではないのです。

家族でミーティングしてますか?

学校、会社、仲間内では、ミーティングしますが、家族でミーティングしてますか?

家族でミーティングされない方が多いのではないでしょうか?
なぜ?
家族は、身内同士。
会社、仲間内は他人同士。
その見えない溝はとても深いのかもしれません。

ミーティングと大そうに構えずとも、お互いの目指す人生や家族としての生き方について話をされる家族はどれくらいでしょうか?
身内、親子と言えども、別人格。
それぞれに思うところ、好むところ、目指すところ。。
違っていても、不思議ではなく、むしろ、違うことが大前提です。

わかっているはず。
わかっているつもり。
それが、時間が経てばたつほどベクトルが違う方向に向かってしまう理由かもしれません。

自分流を押し通すと自分らしくは違う

他人と身内の溝はとても深いです。
他人だとある程度気をつかい自分流を押し通そうとするのも控えめになっても、身内だとガンガン自分流を通そうとする。なんてことありませんか?

身内と言えども、別人格です。
自分流を押し通されて、相手が嫌だな、またかっ、と、うっとおしさを感じたとしても不思議ではありません。

相手にも、自分流があるはずですから、相容れないとそうなります。

よく似た言葉で、自分らしくとどう違うのか?

例えば、、、

卵かけごはんの卵を先に割って醬油を入れて溶いてごはんにかける人が、ごはんに直接卵を割って食べようとする家族に、自分流のやり方が正しいばかりに、相手のやり方を否定し、自分流をわからせようとするなんてことありますよね。

しかし、あなたはそうするのね、私はこうするのと、相手のやり方を受け入れつつ、お互い好きなように食べることを認めるのに大きな違いがあります。

前者は、もしかするとケンカに発展。後者は、お互い満足。
卵かけごはんの作り方、食べ方も人それぞれ、答えは一つではありません。

答えは一つ!は、自由さを奪い取ってしまう

答えはこれだけ!と、決めてしまうと、その答えに辿り着かない時にとてもストレスを感じてしまいます。
その答え通りにしない人に対して、イライラしたり、正義感のようなものが湧いてくるかもしれません。

しかし、自分はこう思うから、こうしたいからこうする。相手が違うやり方だとしても、そういうやり方するのね、と思えたら、不必要な苛立ちも、わからせてやろうなどと言う、エネルギーの浪費的な発想や行動をしなくて済みます。

自分も自由、相手も自由です。
それを奪い取ってしまうのが、答えは一つしかない発想。
一つしか正しいものがないから、他は間違っている。成敗したくなるのです。

しなやかに生きるには・・・

あなたが、しやなかに自由に生きようとするには、
自分流を押し通すのか?
または、自分は自分、あなたはあなた、お互い認めあって、それぞれの答えを〇にするのか?
あるいは、相手に合わせて自分を犠牲にするのか?

どれを選択しますか?

これだけでも、答えは一つではない!ですよね。

答えは、人の数だけあるのです。
もし答えは一つしかない!と、思っているなら、まずその制限を見直していきませんか。

答えは一つしかない!
それって、ホント?
を、付け加えるだけで、気持ちがフッと軽くなりますよ。



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