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食料品の値上げは一生つづく?

食料品の値上げが続いています。
先日もお客様と「何でも高くなりましたよね。」とお話ししました。
みなさんはどう感じてますか?

即席麺に乳製品、ペットボトル等お子さんを抱えているご家庭も大変です。

値上がり率もハンパなくて、3~7,8%、
中には10%を超えるものもあります。

値上がりの原因としては、
・物流費の高騰
・人件費の高騰
があげられます。
また、異常気象では野菜等の価格も大きく変わりますよね。

日本は人口減少、高齢化が進んでいますので、今後も食料品の値上げに悩まされると思われます。

さて、この食料品の値上げですが、もっと先のことも考えてみましょう。

「今は現役で働いているからいいけど、老後に入った後は年金だけでは頼りにならないだろうし、食料品の値段はどうなっているだろう。。。」

日本は人がどんどん減っていくため、食料品の値段は落ち着いていくのじゃないの?と言う人もいます。
たしかに、あと35年も経てば日本の人口は1億人を切ります。
ですが、、、
世界の人口はどんどん増え続けています。

現在の世界の人口は、約74億人。
これが、2050年には約95億人まで増えます。

農林水産省は、平成24年に2050年の世界の食糧受給の見通しを出していますが、
90億を超える人々を養うためには、食糧生産を全体の1.55倍にする必要があると伝えています。

日本では、人手や食糧そのものの不足の他、進む円安による値上がりも考えられます。
人が減っていくると経済力も落ちてきますから、どうしても円の価値も下がっていきます。
すると、円安となって輸入品は当然値上がっていきます。
輸入に頼っている食料品は多いですからね。

低金利も続いていますから預貯金は当然ふえず、年金の不足分を補うだけの資産作りの苦労は続きます。
数十年後、私たちが老人となっている頃には、どうも今のように簡単に食欲を満たすことは難しいようです。
テクノロジーの進化は胃袋を満たせるでしょうか?
食糧事情による戦争だけはご免被りたいですね。

それでは、また。
<著者プロフィール> 川淵ゆかり
ファイナンシャルプランナー(日本FP協会 CFP(R)、厚生労働省1級FP技能士)
HP(プロフィール、セミナーや相談会のご案内)
⇒ https://yukarik-fp.jimdo.com/

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