見出し画像

国内最大の取水量を誇る久米島海洋深層水の活用と可能性〜エスペックミック株式会社のサーモンでの取り組み等〜

こんにちは。コラボレーターのいたやゆかりです。

「社会実証・実装フィールド提供型地方創生プログラム」の一環で、内閣府沖縄振興局の方や内閣府沖縄総合事務局農林水産部の方、久米島町役場のプロジェクト推進課の方々、企業の方達と共に久米島へ視察と打ち合わせに行きました。

前回の株式会社ロート・F・沖縄での取り組みと、株式会社ジーオー・ファームでの陸上養殖の取り組みに続いて今回は、エスペックミック株式会社のサーモンでの取り組みに関してです。

サーモン(サケマス類)は、世界でも最も需要の多い魚種。日本国内のみならず、東南アジアなどでも寿司などの生食やスモークサーモンなどの燻製品として広く食されています。久米島でサーモンの養殖を行う意義について教えて頂きました。

サーモンは水温 15℃前後の低水温での養殖が適しているため、海面養殖は温度が高くなってしまう夏には出来ず、秋〜春の季節のみの季節限定が一般的。

海洋深層水は年間を通して冷たい一定の温度の綺麗な水という事で、低水温の海洋深層水を利用してサーモンの陸上養殖技術を確立することを目標とし、研究所の施設で実証試験を実施しているとのことです。

シロサケがなかなか取れず、ノルウェー、チリ等の海外のサーモンが高騰し、日本は買い負けが続いているそうです。日本がサーモンの養殖をする事は大きなチャレンジでもあり、将来的には日本のブランドで盗難アジアへ出していくことも可能であると捉えているそうです。

エスペックミック株式会社は、「水と緑の環境エンジニアリング」の企業という事もあり、サーモンの隣でわさびの栽培等も行われていました。
また、クルマエビの種苗生産に必要なウイルスフリーゴカイの陸上養殖等もされていました。

取り組み内容に関しては、下記の公開資料が分かりやすいと感じます。
https://www.pref.okinawa.jp/site/norin/shinsosuiken/gaiyou/documents/youran2020.pdf

その後、一般社団法人国際海洋資源エネルギー利活用コンソーシアムの方から海洋深層水に関してのお話をお伺いしました。

今回はここまで。
味わい深く素敵な日々をお過ごしくださいね!





サポートして頂いた暁には、その費用を次のコラボレーションの原資にしていく事で、より良い社会を創っていきます。 コラボレーターの活動を通して、社会的孤立感を無くしていきます!!