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ビジネスとは特別なものではなく営みそのもの〜「今こそ手にするべき”社会を生き抜く武器”」イベントレポ〜

「ビジネス」というものや、「経済」というもの。

自分にどれぐらい関係があるのだろう?そう考えることすら無いほど、なんだか遠いものに感じている人って多い気がしている。

~何か始めるならまずはここから!~  ベンチャー成長請負人 山口豪志に訊く「今こそ手にするべき”社会を生き抜く武器”」が開催されました。

本日20:00~こちらのオンラインセミナーに参加しました。

ビジネスって結局、一体何なんだろう。自分の人生にどう関係してくるんだろう。そういうお話をお伺いしました。

ゲストは山口豪志さん。株式会社54 代表取締役社長で、スタートアップ成長請負人として個人投資などもなさっています。山口さんは学生時代は昆虫の研究をなさっていたそうなんですが、21歳の時にお父様が亡くなられたのをきっかけに、ビジネスというものに興味を持たれたのだそうです。

▼本日のイベントページ▼

▼山口豪志さんのプロフィール▼

お話のポイント

ビジネスとは、ビジネスモデルとは、というお話から、お金という概念、資本主義・社会主義についてなど濃いお話をしていただいた1時間でした。

ポイント↓

ビジネスとは
人間の営みの中の全体像。関係ないと思っていても、例えば購買活動(買い物)は誰でもしているし、誰もがその一部として組み込まれている。
ビジネスとビジネスモデルの違い
・ビジネス:人間の営みの中の全体像
・ビジネスモデル:営みの中の一部を抽出したもの
 ビジネスの中に不動産、人材派遣、などのビジネスモデルがある
ビジネスモデルの学び方
ビジネスモデルは常に変化し続けていているため、今この瞬間運営されているなかに最新のモデルはある。本にかかれている情報や、学問として体系化されている情報は既に古い。概念・概要を効率的に捉えるためには取り入れるのは効果的だが、実際に自分でアクションを起こして、話を聞いたりしたり実践したりして学んでいくしか無い。
ビジネスモデルの分解のしかた
・お金の流れで分解→最もシンプルで分かりやすい
・人とのつながりで分解
関係性、ステークホルダー、業界人、会社の中の役割、情報伝達手段など

ビジネスは特別なものではなく営みそのもの

「ビジネス」と聞くと、経営者になりたいとか、起業したいとか、そんな志を持った人にしか関係がない出来事なのかな、と思う人は多い、というかほとんどの人がそう捉えているのではないかと思うのですが、ビジネスとは「営み」そのもの。

「分かってコントロールして生きていくか、なんとなく流されて生きていくか、それは選択肢としてどちらもあってよくて人それぞれだけど、ビジネスを理解していると、自分で主体的に選択していく生き方ができる」、というお話が非常に印象的でした。

ビジネスと言うと企業活動をイメージしますが、そんなに複雑なことをいきなり理解しようとする必要もなくて、安く買って高く売る、とか、付加価値をつけることで他の同じような商品より高い価格で売るとか、そういった単純なことからやってみたらよくて、そこから理解や興味の範囲を広げていけばいい。

ビジネスと言うとなんだか怪しい、という感覚を持つ人も多いだろうけど、誰のまわりにもあることなんですよね。どう説明すればいいのかいまいちしっくり来ていなかったビジネスという存在でしたが、スッと腑に落ちました。

こういうものだ、と決めつけず工夫する

山口さんが海外で体験された値段に関するお話をしていただきました。

山口さんが「同じ商品が向こうでは3ルピーだったけど、このお店ではなぜ10ルピーなの?」と聞くと、店主は「ここは俺の店だ。俺が値段を決める。俺から買いたいならここで買え。それが嫌ならよそで買いな。」と答えたというお話。日本では同じ商品の値段は同じなのが当たり前ですが、海外ではその共通認識がなかったりするんですね。

値付けは
・頻度が高くて日常に不可欠なものは安くしようとする
・人生で少ない回数しか関わらないものは高い
このなる傾向が強いそうですが、それも結局「値段はこういうものだ」、という感覚があるからなんだそうです。

もう一つ印象に残っているのが、山口さんはご自身の結婚式を黒字にされたというお話で、式場に任せることを極力減らして、〇〇人ぐらい呼んで…という形でそうなったんだそうです。

「こういうものだ、と決めつけず工夫する」それが大切だとお話していただきました。

まとめ

例えば家のこと(事業や自営業の仕事など)を手伝おうと思っても、「ビジネス」という視点があれば「これくらい成果があったらこういう風に報酬がほしい」と交渉できる所を、ビジネスの視点がなければボランティアで手伝う、とかお小遣い程度にもらうとかそういう発想になってしまっています。

やっていることは同じでも、そこに「ビジネス」というフィルターを1枚かませるだけで、お互いに損がないやり方、という考え方ができるようになるんですよね。

紙の上の知識や、ニュースの中の出来事としてしか捉えられていなかった出来事が、自分の身近でも起こっている出来事なんだという実感に変わったセミナーでした。

今目の前で起こっている出来事は、長ーい時間の中のほんの一部分を切り取ったに過ぎない。それを自覚し目のあたりにできる。そう分かって生きていけるってとっても面白いことですね。

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▼ビジネスモデルLesson1まとめ▼

▼日本デジタルトランスフォーメーション推進協会▼

▼NPO法人学⽣ネットワークWAN▼

▼WANUniversity▼

おいしいごはんたべる…ぅ……。