マガジンのカバー画像

そこにはいつも、ジュエリーがありました。

4
拙い言葉で紡ぐ、誰かとジュエリーのお話。
運営しているクリエイター

#日記

素敵な思い出と指輪。

「自分へのご褒美」という言葉を聞くと、多くの人は高価なものや贅沢品を思い浮かべるかもしれない。しかし、私にとって最大の自分へのご褒美は、思い出を作ることだった。 ある日、私は早めに仕事を切り上げて帰路についた。ここ数日、残業続きで疲労が溜まっていた。そんな日は、なるべく気分転換ができるように、自分自身を労ってあげるようにしている。 「よし。散歩して帰ろう・・・」 その日は天気が良かったので、近くの公園に行って散歩をすることにした。季節は春。あっという間に冬が終わり、桜の

私にぴったりのネックレス。

夕暮れ時、私は公園のベンチでぼんやりと空を見上げていた。心の中には不安や悩みが渦巻いていたが、空を見上げると少しだけ心が落ち着いてくるような気がした。 風が吹き抜ける音や、遠くの車の音が聞こえる。そんな小さな音たちが、私を癒してくれる。 そんなとき、目の前を通り過ぎる女性に目が留まった。彼女はシンプルなデザインのネックレスを身につけていた。そのネックレスが彼女の女性らしさをより引き立てている。洗練されたオーラを身に纏い、凛として歩く彼女がとても素敵で、私は思わず声をかけてし