インハウス反省記

これは法務系アドベントカレンダーでのブログ投稿です

#legalAC

昨日の大井先生の投稿を読み(大井先生と私では知識経験に差がありすぎるのと事務所と企業内ということで状況は異なりますが)、また、今までの自分のやっちまったな~という反省を踏まえ、自戒を込めてツラツラと書いていきたいと思います。

なお、今私の中ではさだまさしの関白宣言が流れています(古)

1 事業部の本音を聴いておけ

事業部のご担当者も人間。法務に相談し慣れていなかったり、少し見栄をはることがあったり、法務用に事情を整理したりして、意図的かどうかはさておき本音からずれた情報提供を受けることがあります。

そんな中、事業部の方に言われたとおりに法務検討を進め、ある程度来たところで、

『やりたいことを達成するためには別の方法の方が良さそうなので、検討してもらっていた方法は止めますね~』と言われたりすると…

うっ(何か思い出した)……ハンカチ取ってきてもいいですか?

話をふんふんと聞いた後、聞いて終わりではなく、要はこれでやりたいこと達成したいことはこれで、なんでこの方法をとるのか?どうして他の方法ではだめなのか?等認識合わせをしっかりするようにすると良いのかなと思っています。

2 事業部より先に案件を寝かせてはいけない

事業を進める、進めないは事業部が判断します。なので事業部が案件をいったん寝かせる、は良いと思うのですが、法務が『いや~これ進めない方が良いでしょ(法務的に絶対NGというわけではないが自社にとって良くないのでは)』、法務の上司も難色を示して優先順位下げて良いって言ってたから優先順位下げて少し置いておこう

これ、ダメです。事業部からは法務のせいで遅れていると言われ(辛い)、難色を示して優先順位下げて良いと言っていた法務の上司からは梯子を外されます(号泣)

優先順位下げて遅らせるのであれば関係者全員とちゃんとコミュニケーションを取りましょう…

3 情報共有やフィードバックはうまく作れ

法務の人と事業部の人の興味関心は気を付けないとズレがちです。

この法務論点をきちんと整理して理解するぞ(ウキウキ)は、趣味です、hobbyです、道楽です。

ある程度は意味はありますが、せっせと調べたことを共有したところ、あ、それは念のため外部チェック受ける必要があるからそんなに調べなくても良かったのに~となりがちです。

それよりも外部から来たコメントを

これに違反するとどんなデメリットがあるのか・違反するしないの分水嶺・違反した事例・当社で気をつけるべきこと・対策や回避策等に分かりやすくまとめて共有した方が100万倍喜ばれます。

あと、共有資料をたくさん作った方が何かと良いことが起こりがち。こんなことまとめても誰も興味ないんじゃないかな、ではなく自信をもってまとめていきましょう(自戒of自戒)

4 いつもご機嫌でいろ

話しかけやすい法務には情報が集まってきますが、話しかけにくい法務には(以下略)と思っています。

法務に情報が集まってくるとリーガルリスクに気づきやすくなったり、改善やしやすくなるので、いつもごきげんでウェルカムな雰囲気でいましょう(個人的にはご機嫌な人は存在するだけでも価値があると思っています)

5 法務の上司と事業部の決定どちらも同じだ大切にしろ

どちらかの言うことだけ聞いていると事故りがち…あっ、ティッシュ取ってきてもらっていいですか…?

決定がずれている?ちょっと違う方向を見ている?あれ?と思ったら、関係者全員と速やかに認識合わせをしましょう!!!(何か思い出した)

6 人の陰口言うな聞くな

会社員、上の人、特に人事権を持っている人に気に入られる入られないはその後の会社員ライフに大きく影響します(まあソリが合わなかったら辞めればよいのですが←ジョブホッパーの発想)

上の人に好かれればもちろんやりやすいですが、少なくとも嫌われないようにしましょう。

おしまい。

#legalAC