
YUKA40代 家庭と仕事の両立
40代
人間関係も広がり、同世代ミュージシャンとのセッションも盛り上がる時期。
しかし子育てしながらの活動はとてつもなく大変だった。
次第にステージでのパフォーマンスが思うように行かなくなってきた。
40代前半、両立がうまくいかず体を壊してしまった。
体調を回復させた後、ペースを落として仕事をさせて頂いた。将来の何の保証もない音楽の仕事。
やれるだけ頑張ろうと仕事を続けた。
2014年
国立競技場でのファイナルステージに参加させていただいた。

音楽監督は亀田誠治さん。
日本を代表するミュージシャンと共に、旧国立競技場の最後を祝うステージ。
日本で一番大きな会場だった。



ステージから客席を見た時は、「すごいところまで来てしまった」という恐怖と感動が入り混じっていた。
ファイナルでは大きな花火が打ち上がり会場が一体となり大きな歓声が上がった。
「このままこの華やかな世界で生きていけたらなぁ。」と思いながらも、そろそろ仕事への向き合い方を考える時期だと感じた。
国立競技場の仕事を終え、コーラス活動を控えることにした。
40代では桑田佳祐さん、原由子さん、布袋寅泰さんなどのアーティストのコーラスをさせて頂いた。日本を代表するトップアーティストのサポートをさせていただいて、心から感謝している。
しばらくは気持ちが安定していたが、同業者の活躍している情報がSNSからどんどん入ってくる。
主人からも刺激を受ける。
そんな中、歌の仕事をせずに家事と子育てを続けていた私は次第にメンタルが弱ってきた😂
仲の良いママ友に相談をして励ましてもらった。
お互い子育てのことや自身のことなど家庭での悩みは尽きない。
親身になって相談に乗ってくれた四人のママ友がいた。
その中の一人に通信大学で勉強することを勧められた。
全く知らない知識を学ぶことはとても新鮮で、鬱々とした気持ちが晴れていった。
自分の考え方次第で新しい生き方が出来るのだと自信がついてきた。
大学の勉強と同時に、娘の小学校のPTA会長の話が来た。とてもやれる器ではないけれど、通信大学での学びを生かす為にも💪やらせて頂くことにした。
PTA会長と学生と母。悶々とする間もないほど忙しいので、あっという間に時間が過ぎる。
一体自分はどこへ向かっているのだろうと思っていた矢先、FNS歌謡祭にソロ出演する話が舞い込んだ。
トップアイドル、指原莉乃さんと柏木由紀さんの間で歌うという話だった。
曲は私の代表曲となった、キテレツ大百科のお料理行進曲。
突然華やかなギフトが舞い降りた。人生って本当にわからないものだ。
続きはまた!
ご観覧ありがとありがとうございます✨