社会人10年目、タイ4年目を迎える

2013年に大学を卒業して社会人生活がスタートし、あっという間に10年目を迎える年になったことに衝撃を受け、この約9年間を振り返ってみることにします。

10年で3社経験し、1社目の製薬会社では「今何年目で~」とか「何年目までにはこんなことした」とか「あの先輩は何年目なのか~」とか〇年目という数え方をしていたので、「自分も数年後はあの先輩みたいになりたいな」というロールモデルがあったけど、転職をしたり、仕事内容を変えたりしたことで「何年目までにこういうことしたい」という視点が無くなってきたことに気が付いた。

それよりも今は日々成長していることや、毎日の努力が将来の幸せを創ることを実感しているので大きな問題ではないのだけれど。

1年目のときは3年目の先輩までもがかなり上の存在のようで、6,7年目の先輩のことは雲の上のような存在だった。話しかけることも恐れ多いみたいな。 でも自分があっという間に10年目を迎えて「新卒の時には思ってもいなかった場所で全然違うことしてるな」と気付く。

新卒で入った1社目の会社は大企業で、首都圏に配属されたので20代から60歳定年後の再雇用の先輩まで幅広い年代の方と一緒に過ごすことができた。

オフィスに50‐60人くらいいて人間関係もあるところでは濃かったり、あるところでは希薄だったりで組織で立ち回るって難しいなーなんて思っていた。

1,2年上の先輩には内心「ちょっと早く生まれただけでなんでこんなにえらえそうにしてくるんだろう?」と不思議に思ったり。

一方で「この先輩みたいになるにはどうしたらいいんだろう?」とお手本となる先輩が常にいて心の中で尊敬し行動や考え方を真似していた。

いろいろ思うところがあり20代のうちにやりたかったことを叶えるために2社目(タイ)に飛び込んだら、これまで医療の世界で日々コミュニケーションを取るのは医師、薬剤師、卸、MRの4者のみだった世界がいかに狭く、いつの間にか自分が蛙(井の中の蛙でありゆでガエル)になっていたことに気づいた。

今まで知らなかった、知ろうともしなかった製造業、物流、商社、システムなど新しい世界や人たちとコンニチハ。毎日刺激的で学びがあり新しい世界にどんどん飛び込んでいける面白さに出会った。

そして今の会社で働き始めて1年半が経ち、新しく知る世界、知識、会う人、刺激、考え方、ビジネスモデルなどまた新しいことに触れ、点と点が線になる感覚やある分野のゼロイチを経験した。ある意味血を流しながら。

モットーである「どんなことも無駄ではない」が生まれ定着し始めたのがタイに来てからの3年間。

今後も苦しい時期(今まさにそう)が続くと思うけど、それが将来の成長の糧になるはずと思ってこれからも自分ができることを行い努力する。ただやるだけじゃなく結果の検証、分析という行動様式を身につけないと。