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【申請】韓国留学で知っておきたい“住宅賃貸借契約申告・確定日付”

💁‍♀️このnoteはこんな方におすすめ

  • 韓国で家を契約した方

  • 韓国での留学生活が始まったばかりの方

  • 家の家賃が3万ウォン以上または家の保証金が6000万ウォン以上の方


韓国に入国したら「外国人登録はしないといけない!」ということを知っている方は多いと思いますが、実は他にも人によっては申請が必要なことがあります。それは“家”についての申請です。今回は韓国で留学生活をスタートさせた方にぜひご覧いただきたい“住宅賃貸者契約申告”と“確定日付”に関するnoteとなっています!
申請に費用はかからず、海外での生活が初めての私でも一人で申請ができたので、ご安心ください!ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです(^^)


💡このnoteからわかること 

  • 住宅賃貸者契約申告制度とは

  • 確定日付とは

  • 管轄住民センターの探し方

  • 住民センターでの申請方法

  • 申請時の持ち物


住宅賃貸者契約申告制度(전월세신고/家賃申告制)

생활법령정보のサイトなどを参照して内容をまとめてみました。


Q:住宅賃貸者契約申告制度とはどんな制度?
A:賃貸借契約締結日から30日以内に、契約当事者(賃貸人と賃借人)が賃貸期間や賃貸料など契約に関わる主要内容を共同で申告することを義務付けた制度です。

Q:申告対象である住宅は具体的にはどこまで該当する?
A:アパート・多世帯などの住宅のほか、準住宅(コシウォンや寮など)、非住宅なども該当する。
⚠️생활법령정보のページでは、コシウォンや寮も該当すると記載がありましたが、留学生のブログを拝見すると対象外だった方もいるようなので、大家さんやオーナーに一度確認するのが正確です。

(私はワンルームに住んでいますが一応申請しても良い物件かどうかエージェントを通して確認してもらいました。不安な方はぜひ確認を!)

Q:申告対象地域は?
A:首都圏(ソウル・京畿道・仁川)全域、広域市、世宗市、済州市、及び道の市地域(道地域の郡は除く)

Q:申告対象金額は?
A:保証金6000万ウォン以上もしくは家賃30万ウォン超過時

Q:申告者は?
A:賃貸人もしくは賃借人。共同申告となっていますが、家の賃貸借契約書に両者の押印があれば、賃借人1人で申告もできます。外国人も対象です。

Q:申告期限は?
A:契約締結日から30日以内

Q:申告方法は?
A:管轄の住民センターを訪問またはオンラインで申告

(私は確定日付と合わせて住民センターに訪問して申請をしたので、後ほど住民センターでの申請方法をご紹介します!)

Q:申告しないと何か罰則はある?
A:未申告もしくは虚偽申告の場合は100万ウォン以下の罰金
※申請期限の猶予は確保されており2024年5月31日までは申請が遅れても罰金の対象にならないようです。猶予期間はこれまでも延長されてきたようですが最新情報にご注意ください。(2024年3月3日現在)



確定日付(확정일자)


Q:確定日付とはどんな制度?
A:賃貸人が万が一破産した場合に、6000万ウォン以下の保証金を賃貸人に預け入居している賃借人に対して、最大で2000万ウォン(ソウル及び首都圏地域)まで保証してくれる制度です。

Q:申請方法は?
A:管轄の住民センターに訪問し窓口で申請です

住民センターへ行けば、住宅賃貸者契約申告と合わせて確定日付の申請もできるので一度で済みます!費用はかからないので申請することをおすすめします!



住民センターでの申請流れ


持ち物(私が持参したもの)

  • 家の賃貸借契約書(コピーも一応持参)

  • パスポート(または外国人登録証)

  • + 在留許可申請確認書(外国人登録申請後に受け取る)
    ※入口にいた案内担当者は必要と言っていましたが、窓口の人には特に言われませんでした。


かかった時間
待ち時間:20分程度 / 窓口時間:10分程度

(パスポートと契約書があればできるとエージェントにも聞いていましたが、外国人登録証がないとできない!在留許可申請確認書がないとできない!と言われた方もいるようです(ナニソレトウイツシテヨ)…。)

ここからは実際に私が行った申請の流れになります!
基本的には持っていった書類を渡して待っていれば二つの申請を同時に進めてくれます。

STEP1:管轄住民センターへ行き申請にきた旨を伝える

私が行った住民センターでは入り口に案内係の方がいて申請にきた旨を伝えたら、待機番号を渡されたので窓口に呼ばれるまで待ちました。

STEP2:窓口で二つの申請をしにきたことを伝え持参した書類を渡す

自分の番号が呼ばれたら窓口の方に「住宅賃貸者契約申告と確定日付の申請にきました」と伝えました。書類を出すように言われたのでパスポートと家の賃貸借契約書を渡しました。外国人登録証はないかと聞かれましたが、「さっき外国人登録申請をしたばかりなのでない」と伝えたら大丈夫でした。

STEP3:渡した書類と“주택 임대차 계약 신고필증”を受け取り終了

全ての申請が完了すると窓口の方から“주택 임대차 계약 신고필증”という書類を受け取りました。
1枚の紙ですが、その紙で“住宅賃貸者契約申告”と“確定日付”の申請をしたことになるようです。私の場合確定日付番号(확정일자번호)というものが書類に記載されていました。窓口の方には「この番号があれば申請したということだよ」と言われました。
申請する時に渡した書類(賃貸借契約書など)は全て返却されるのでご安心ください。窓口の方に「退去するまで書類はなくさず大切に保管して」と言われ、終了です!


ちょっと余談
実は入国した日に二つの申請をしに一度住民センターに行きました。入口の案内係の方に「住宅賃貸者契約申告と確定日付をしたいです…」と伝えたら、「外国人登録証か外国人登録申請をした後に受け取る“在留許可申請確認書”が必要だよ〜」と言われました。外国人登録申請は翌日に行く予定だったので「明日外国人登録をしに行きます」と伝えたら「じゃあこの紙に記入して一緒に持ってきて」と言われ“체류지 변경신고서”という書類を受け取りました。

翌日分かったのですが、書いてきてと渡された用紙は、元々韓国内に住んでいて韓国内で引越しをした人が書く紙だったようで、初めて韓国に住む外国人は不要でした😂 外国人登録申請をした帰りに、2回目の住民センター訪問をしました。一応、체류지 변경신고서に記入して持参したのですが、窓口担当者に渡したら「あ、これいらないよ〜」と言われました(笑) 外国人登録申請をした時に受け取る在留許可申請確認書も、窓口の人には見せていなくて、口頭で「さっき外国人登録申請してきました」と言ったら「はいは〜い」でした。担当者によって認識が違うのかもしれないですね。



管轄の住民センターを見つける方法

住宅賃貸者契約申告や確定日付をする際、どこの住民センターでもできるというわけではありません。自分が住む家を管轄している住民センターに訪問する必要があります。
住民センターは、以下のリンクからご自身の自宅住所を入力して確認できるようになっています。

🏠管轄の住民センターを探す🏠


管轄住民センターの検索方法

STEP1:検索欄に自分の住所を入力し検索ボタンを選択する

韓国語で住所を入力してください。検索すると検索結果が出てきますが、画像のように“道路名住所”と“土地番号住所”の二つが出てきます。検索時はどちらの住所表記で検索しても同じ検索結果が出てきました。

STEP2:検索結果右端の“더보기”を選択し“관할주민센터”(管轄住民センター)を確

더보기で詳細を確認すると、管轄住民センター名が出てきます。住民センター名をそのままNaver Mapなどの地図アプリで検索すると表示されます。

住民センターの業務時間を確認して時間内に訪問しましょう!私が行った時は、新学期前だったこともあり申請待ちの方がたくさんいらっしゃいました。



できるだけ早めに申請に行きましょう!

住宅賃貸者契約申告も確定日付も申請期限が決められています。全員が期限通りに申請できていない現状もあるようですが期限内に申請するのが一番安心ですね!

私は住民センターに2回行っていて、最初に訪問した際に「外国人登録証か、外国人登録申請をした後に受け取る“在留許可申請確認書”が必要だ」と言われました。ですが、2回目の訪問時には不要と言われたので担当者によって認識が違うのかなと思います。結果的に家の契約書とパスポートだけで申請ができましたが、不安な方は一度住民センターに行って確認するのをおすすめします!


最後までご覧いただきありがとうございました!
それではまた次のnoteでお会いしましょう(^^)

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