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Someday Magazine−寄稿しました

宮崎にあるギャラリーSometimesが発行した「Someday Magazine」に寄稿しました。

以下、発行に際してのSometimesの声明を紹介します。

2020年春、誰かと集まることや、会うこともできない日々が訪れました。先の見えない不安の中ではあるけれど、自分の家で過ごす時間に、作品を作るのはどうだろう。そうやって作った作品を集めて、一冊の本にしたらどうだろう。そしていつか、集まれる日がきたら、顔を合わせて本を手渡ししよう。それが、この本の始まりでした。いつか、また会える日を願って

はっきりと書かれていなくとも、これがコロナウイルスをきっかけに生まれた作品だということは、誰の目にも明らかです。私もこの期間中(残念ながらいまだに続いているこの状況)に私なりに色々と考えることがありました。人との会話やメディアの中などで耳にする様々な意見。それに同意することもあれば不同意なこともあります。

私の作品は80ページに見開きで掲載されています。タイトルは「劇場」。
架空を装いながらも、これは確かに私の話、私の言葉。自由テーマということもあり、自分なりに今この状況下で、上記のような意図を持ったマガジンに対して言うべきであると思ったことを、思うままに書かせていただきました。

優しく癒しのある作品を期待しているならば、残念ながらそれに応えているとはいえません。しかし、私なりの「愛」を込めて伝えました。それだけは間違いありません。
ただ手をとり微笑んでいれば大丈夫になるといったような、そういう状況ではない時、私は世の中の理不尽をさ含め包めるような、そんな底から強い愛が必要だと考えます。しかしその愛の強度を高めるためには、「本質」を突き詰めていく過程が必要不可欠だと思っています。そのためには、一度胸を貫くような激しく皮肉な事柄も通過しなければならないのです。その先にこそ、真の優しい癒しが見えてくるのだと思います。そのようなことを考えながら、私はこの「劇場」に立ち、あなたに向けて話をしました。

こちらのウェブサイトで公開しています。
https://www.sometimesmiyazaki.link/someday?fbclid=IwAR2ZWCw6NdnZiXinTsANQLZ-X-i9q2NE3wB_vCqDkEc_JQHVsJXm5fzX-PA

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