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2015年宇宙の旅

朝目覚めると君は現実世界の君になる
何の疑いもなく日常へと組み込まれ
自らが自分だと思い込んだ役柄を演じ始める
昨日のことを後悔したり
明日のことを心配し
目の前の人間関係に気を使い
預金通帳の残高を気にしながら
自らの人生の過ごし方に思い悩む

ところで現実ってやつなんだが君は気づいているだろうか
君自身がプロデューサーのように人やモノや場所を選び出し
脚本家のように物語に意味を与え、映画監督のようにこの宇宙を切り取り
創りたい様に創ったのが君だけの現実世界だと
まさにこの世界の創造者であり、演技者でありそして観客でもあるのは君自身だと思わないかい

しかし君は何の疑いもなく信じ切っている
世界は自分の外にあって自分はこの世に生まれてきたちっぽけな人間だと
そしていつも現実への対応に追われ、どうしたらうまくやれるか思い悩み
自分の気になるところにスポットライトを当ててデフォルメした現実を創り出し、自ら迷路に入り困っている

実は人生とは次元を超えた宇宙ゲームと呼べるものなんだ
ゴールはこころの進化による高次元空間へのワープ
古の聖人たちも巡った、今までの僕たちには想像もできなかった自分と出会う旅なのさ
どうすればワープ出来るかって
それは今持っている常識にとらわれないで新しい世界の見方を試してみることさ
じゃあ、さっそく宇宙空間に出発してみよう
まずはこの世界を仮想現実の様なものと考えてみることから始まる
体という仮想マシンに入ってこの世界の冒険の旅に出るんだ
これから君は自由にこの世界を味わうことができる
なぜっていつも現実に意味を与えているのは君自身
たとえば目の前の現実をチャンスと考えて楽しい空間にするのか、ピンチと考えて辛い空間にするのか、すべては君に任されている
つまり世界を明るくするか暗くするかはいつも君が自由に選択している
そして名声を得ることや高価なものを所有することは今の君にとって、とても大切なことに思えるかもしれない
でもそれらは肉体が自分という考え方から生まれるエゴの妄想に過ぎないんだ
だから大事なことはこの世界が心の進化をするために用意された仮想空間であることを意識すること
そして自分の体もこの世界で遊ぶために選ばれた乗り物だと自覚すること
もし人から体の見てくれや能力を否定されたとしてもそれは乗り物に対する勝手な評価に過ぎないし単なる趣味や価値観の違いだし何よりも勝手に気にしているのは誰でもない自分だということ

やればきっと感じられる
自分という体(エゴ)が消えると世界が自分になるんだ
山を見れば山となり海を見れば海となる
君が消えるとき世界全ても消える君は宇宙へと戻ってゆく

そして大事なことはすべては一つと理解すること
たとえば宇宙と地球の関係は地球と自分、自分と細胞の関係と似ている
僕が地球の一つの細胞・個性と考えれば君も一つの細胞・個性
僕が地球の目なら君は耳かな
みてくれは違うけど全く同じものからできている
この世界のものは元をたどればすべては一つ
つまり僕たちは地球の一部でありさらに宇宙そのものんなんだ

この世界は君の心を映したもの
この考え方のフィルターを通してこの世界を観てごらん
きっと世界が調和と融合に向かい始めるから
もし君が君と違う意見に出会った時も別の君が現れて君に伝えに来たと考えてみて
きっと素直な心で聞けると思うけど

本来無だったこの空間に出現した地球というこの惑星の現実世界は
見たり聞いたり触れたりできる不思議な時空
この世界に生まれることはそれだけで奇跡と呼べるものなんだ
君はばかばかしいと思うかもしれないが空間全部を自分だと想像してみて
きっと小さな肉体の自分は消えてゆくから
自分が消えれば問題なんてものも消えてなくなる
だから新しい世界観でこの宇宙に感じたままの世界を描いてみたらどうだろう
宇宙の成り立ちを信じて心の感じるままにこの世界全てを受け入れて生きてゆく
それこそが宇宙の旅だと僕は信じているんだ
それじゃあ君も良い旅を(ボンボヤージュ)


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