座席指定の占有
最近の私は夜更かしが多いため、出勤の際は全車両座席指定のライナーに乗っている。乗り換えの駅までの20分程度を、座りながら寝ながら出勤するというスタイルである。贅沢をしていることはわかっているが、夜更かしは、その時間に仕事をしているからなのであって、趣味に没頭してるわけではない。故に、お金で睡眠時間を買っているという感覚である。300円で買えるのなら安いと自分に言い聞かせている。
朝の通勤ラッシュの時間帯であるため、当然、隣に誰かが座っている。この間、座席指定の占有面積を定義して欲しいと思う場面に出会した。
肩がずっと当たる。隣の人と。
私はお金を払っている。故に、この席の占有権を有している。この肩の触れ合いはどちらかが、権利を有する部分から越境している状況でなければ生まれない状況なのである。
では、どのラインが隣地境界線なのか。私は「椅子の形状」が関わっていると考える。1人用シートだとわかりやすいが、2人用シートや三人以上のロングシートではどうなるのか。
私としては、シート自体に割れ目が有れば、そこが隣地境界線であると考える。または、シートに座ったらお尻がフィットするような隆起があるタイプについては、その端部が隣地境界線であろう。
では、フラットなロングシートはどうなるのか?
結局、道徳心という共通の良心によってのみ、その境界線を決めることしかできないのであろうか。やはり、肩幅サイズということになるのか。
私は肩幅が広いタイプの人間だ。
故に、肩身が狭い。