まえゆか読書術~視野を広げるための本リスト~
こんにちは。まえゆかです。
自称読書好きな私はかなりの雑食タイプなので、ビジネス書、新書、エッセイ、マンガ、小説、ノンフィクション、哲学書…となんでも読むタイプです。
自分で選ぶとついつい好きなものばかりになるのですが、30歳を過ぎたあたりから、自分の教養のなさや視野の狭さというのが気になり始めました。。
哲学対話に携わっているのに哲学書をほとんど読んでいなかったり、
読書好きと言いながら名だたる文豪たちの作品を読んでいなかったり。
好きなものにはとことん詳しいのに、一般常識を知らなかったり。
別に誰かと比較するものではないと思うのですが、ついつい堅い本、分厚い本、難しそうな本を避けがちで、見た目だけで避けてしまうのはもったいないなと思い、視野を広げる目的で半ば強制的に他ジャンルの本読み始めました。
とはいえ、どこから手をつけたら良いのか。
悩んだ際に参考にしている3冊を今回はご紹介します。
1)『青少年のための小説入門』久保寺健彦
私が珍しく単行本で買った小説です。普段は小説をすぐに読み終えてしまうため、中古か文庫で買うタイプなのですが、たまたま見たテレビ(多分、王様のブランチ)で紹介していて、「面白そう!!」という直感で購入したものです。
読んでみて、私の直感は間違っていなかったことを実感しました。
小説家を目指す二人のお話で、有名な文学作品を次々と読んで、小説の仕組みを理解していくのですが、私はほとんどその中の作品を知らなかったので主人公たちの感動を半分も味わえなかったかな…というのが感想です。
せっかくなら、内容を理解した上で再読して、その作品に出合った時の感覚を味わいたい!と思って順に読み始めました。
公式サイトには、掲載作品のリストがあります^^
この本をきっかけに夏目漱石を読んだけど、冗長なような気がしつつも最後まで読むのをやめられない…という不思議な感覚を味わいました。
2)『読む力』松岡正剛・佐藤優
この本は、『ファシズムの正体』を読書会で読んだ時に、佐藤優作品ってこんなにわかりやすくて面白いのか…!!という衝撃を受けまして。
ただの強面なおじさんだと思ってだいぶ長いこと作品を避けていた自分に後悔しました。笑
他の佐藤優作品も読もう!と思ったときに、自分の関心に近い『読む力』という本を紹介している作品を見つけて購入しました。
これもすごい面白くって、大学や大学院時代に専門書として読んでいた作品とかが出てきたことがすごく嬉しかった。
そして、改めて大学時代に学んだことって意味があったなと思うのと同時に、もうちょっと「ちゃんと理解する」ことをしたいなと思って、この中の作品も順に読み始めました。
私は古典作品が苦手なので、150冊の紹介の中でも、リストの後ろから順に読んでいます。
新しいものの方が、言葉遣いなども自分に近くて読みやすかなと思って^^
『仁義なきキリスト教史』も『日本人のための宗教原論』も、宗教になじみのなかった私が理解できて、且つ面白い!!と思える内容でした★
3)武器になる哲学/山口周
哲学のエッセンスがまとまった本。すごくわかりやすくて、手っ取り早く哲学の概念を理解するに良い作品でした。
まとめて読んで把握するもの良いけれど、しっかり根本から学ぶために、巻末にある哲学書リストを参考に本を選んでいます。
なかなか読み進めるのが難しい作品もあるのですが、新たな気づきのある内容ばかりです。
自分からだとなかなか手が出ない作品も多いのですが、「リスト全制覇」とかを決めてしまうと強制的に手に取るので、自分の気づいていなかった世界の楽しさを知ることもできると感じています。
皆さんも、ぜひ参考にしていただけたらと思います^^
今度、難しい本を読むコツについても触れられたらなと思います♪
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