#車いすラグビー日本選手権 2日目観戦レポ
こんばんは。
パラスポーツ大好き女子のまえゆかです。
今日も車いすラグビー観戦です!!
朝9時半からしっかり観てきました!!!
…といいつつ、16:30〜の下位リーグ、18:15〜の上位リーグの試合はスキップしました。。
世界にも他にはないハード日程
車いすラグビーの日本選手権の2日目というのは、世界にも例のないハードスケジュール。
というのも、なんと各チーム1日で3試合する、という日程なんです。
海外でもリーグ戦を行うところはありますが、選手によるとあってもダブルヘッダー。
1日で3試合する試合というのは日本だけ。
観る方にとってもハードな一日。
明日もあるので最後まで残らずに会場を後にしました。
何でこんなにハードなのか?
理由は単純で、試合の準備と片付けのため。
体育館を借りているのは金曜日から日曜日なのと、金曜日のAMにコート設営、日曜日の夕方に撤収するというスケジュールしか組めないから。
昨年は2日目を2試合にする試みもしたそうですがやはり日程的に苦しかったようで1年で元に戻りました。
私は最後の3試合目を観ずに帰って来ましたが、一番疲れる最後の試合が順位決定に重要な試合というのがまた痺れますね…
選手は日本選手権の2日目を乗り越えることを想定して日々トレーニングにあたっているとのこと。
選手の体力と気力には本当に感服!!
POOL Bは予想外の展開に
予想できないことが起こるのがスポーツの醍醐味ではありますが、今回は本当に予想外。
POOL Aが混戦と言うのは昨日書きましたが、4連覇に向けて着実に上位リーグに参加すると思われていたのですが、9時半からの本日1試合目にトラブル発生。
私はFREEDOM vs BLITZの試合を基本的に観ていたのですが、ふとAコートの沖縄vs東北を観ると沖縄が東北に押されてる!
しかもかなりの大量の点差。
そんなわけない。
と思ってふとメンバーを見ると、
2.5+1.5+1.0+0.5 =5.5のラインになってる!!
(白いユニフォームが沖縄)
車いすラグビーの国内チームでは、大体どのチームも8人〜11人でクラスがバラけるので8.0ではなく7.5とかで組まれることはあるけれど、5.5は異常。
沖縄にはカナダ代表のエース、ザック・マデル選手がいたはずなのに、ベンチにも居ない!!
試合の開始して比較的早い段階で負傷した模様で戦線離脱…
沖縄においてザック選手の影響は大きく、このまま大きく引き離されて42-58というスコアで試合を終えました。
その後の福岡戦も35-48と大きく点差をつけられ、予選リーグまさかの3位通過となり、4連覇はなくなりました。ちょい残念。
結果的に
1位 東北STORMERS
2位 福岡DANDELION
3位 沖縄hurricanes
4位 北海道T×T BigDippers
となりました。
国内チーム状況
日本代表戦だと、だいたいハイポインターが3人いるので万が一のことがあったとしてもなんとか対応できます。
しかし、国内チームとなると状況は大きく異なっていて。
車いすラグビーの日本代表は世界の強豪チームの1つですが、国内競技人口は80人程度。
各チームベンチ入りは12人までできますが、12人いるチームはほとんどなく、今回日本選手権にエントリーしているチームは8人〜11人。
どのチームも選手の故障は考慮できないチーム体制で挑んでいるので、日本選手権で負傷してしまうと立て直しが難しいというのが現状。
理想的には各チームでベンチ入りメンバーを競えるような状況だとスポーツとしては強くなるのでしょうが、健常者スポーツのように試合機会が多いわけではないのでベンチ入りを争うようになったら恐らく新チームが設立されるでしょう。
日本選手権を興行として盛り上げるなら、出場チーム数を絞ったり、競技人口を増やして出場を難しいものにするのが1つの手段だと思うけれど、そうするとレクリエーションでやりたい選手は減りそう。
選手の出場機会を重視すると興行的に難しい部分もあるので、国内でのパラスポーツをやることの難しさというか、興行として成り立たせることの難しさがあるなぁと感じました。
車いすバスケは日本選手権がかなり盛り上がるようになってきたし、ブラインドサッカーも予選リーグから有料席を作ったりと改革していますが、いずれも健常者がプレイヤーとして出場できるようになっています。
車いすラグビーは今後どんな展開になるのかわかりませんが、パラスポーツの段階的な壁があるなぁと考える機会になりました。
予想通り面白かったPOOL A
さて、試合の方に話を戻すと、予想通りPOOL Aの試合はどれも面白かった!
結果的に
1位 TOKYO SUNS
2位 FREEDOM
3位 BLITZ
4位 AXE
となりましたが、実力的にはTOP4に居ておかしくないチームだなぁと思いました。
特に、1位〜3位はそれぞれ日本代表のハイポインターである、池崎選手、池選手、島川選手が中心となるチーム。
クラスごとに持ち味はありますが、やはり試合をスピーディーに動かすハイポインターが日本代表クラスのこの3チームは強かった。
SUNSが1位通過したのはニュージーランドのヘイデン・バートン(3.0)がいるのが強いなと!
ローポインターも日本代表の今井友明選手。
このラインが今大会では1番強いなぁと。
FREEDOMとBLITZにもハイポインターはいますがやはり代表クラスの動きとは違う。
それぞれ2.0クラスやローポインターに代表クラスがいますが、ハイポインターが2枚揃うというのがやっぱり強いのだなと感じた試合でした。
ザック選手がいたら、ザック選手(3.5)、仲里選手(2.5)、若山選手(1.0)を含むラインも同じくらい強かったと思いますが。
カナダでは日本でいうところの池崎選手みたいな存在ですからね。
怪我が深刻でないことを祈ります。
明日は順位決定戦
このnoteを書いている時点でまだ最後の試合が終わっていませんが、明日の順位決定戦は、決勝戦がTOKYO SUNSとFREEDOM、5位決定戦がBLITZとAXEになるかなと。
結果違うかもしれないので連盟のFacebookチェックしてください!
私も結果わかったら更新します!
明日も9時半に起きて試合観なくちゃ!
それでは明日も会場でお会いしましょー(^^)
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