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憧れのひとに出会った話


私にはすごく憧れているひとがいる。

そのひととはじめて出会ったとき、衝撃を受けた。
どんな質問をしても返ってくる答えが面白くて、知識量にも圧倒される。


尊敬と憧れと感動が同時にきて、頭の中が混乱した。


どの角度から見ても違う輝き方をしている美しい宝石みたいなひとだと思った。私が高校生の頃からずっと追いかけていたものをたくさん持っていて、こんなに素晴らしいひとに出会わせてくれた神様に心から感謝した。

すべてにおいて想像を超えることばかりだった。

そして、なぜか分からないけれど息ができなくなるぐらい苦しくなった。そのひとと別れるとき、帰り道に気づいたら涙が流れていた。

私もこのひとみたいになりたいと強く思って、教えてくれたことを全部メモして1年間いろんなことに挑戦してみた。

今までの自分の考え方とか見ていたもの、価値観が大きく変わった。

話すだけで新しいアイディアが生まれるし、何かアドバイスくれるときは丁寧で的確で自分では思いつかないような話をしてくれる。おすすめされた本はすぐ買ったり図書館で借りて読んだりした。好きすぎてこれが推しがいるって感覚なのかなと、好きなアイドルを追いかけるひとの気持ちがはじめて分かった気がした。

最初はすごく文章が好きでどんな人なんだろうとずっと思っていたけれど実際に会ってみると予想の何百倍もすごかった。

凄すぎる部分ばかりなのに、意外と人間っぽいところもあってそういうところもきっとまわりの人達から愛されている理由なんだろうなと思った。

会うたびに遠い存在すぎて理由も分からずただただ苦しくなるけれど、少しずつでも成長して近づけるようになりたいな。


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