ポジション

ポジションはシンプルな指標です。あなたはIPとOOP両方をプレイする事になります。OOPにいると言う事は、ハンドをプレイしている間中情報的不利を強いられます。IPのプレーヤーはあなたが何をしたかを見てからアクションする事ができるのです。また、ポットサイズのコントロールも容易になります。

マルチウェイにおいては、話はそう簡単ではありません。マルチウェイの中間にいるプレーヤーは、前のプレーヤー(達)に対してはIPであり、後ろのプレーヤー(達)にとってはOOPなのです。マルチウェイでは、オリジナルレイザーとのポジション関係と言う意味の相対ポジションというものもあります。オリジナルレイザーはイニシアティブを持ち、多くの場合フロップでベットしてきます。したがって、オリジナルレイザーがあなたの左に座っているのであれば、あなたは相対ポジションを持っている事になり、オリジナルレイザーがCBを打ったのならば、他のプレーヤーがそれに対してどうするかを見てからアクションする事が可能になります。ポジション及び相対ポジションは、どちらも多くの戦略的意義があります。

OOPでは、よりエクイティリアライズすることが難しくなります。とりわけ、レンジの中間にあるマージナルなハンドを持っている場合はです。したがって、あなたはOOPにいる場合のポラライズされたポストフロップレンジを構築するべきです。つまり、プリフロップにおいてナッティなハンドやポラライズハンドをプレイするという事です。そうする事で、PLOにおいて多くのマネーを失う一番の要素、すなわち、「マージナルなハンドをとりあえずチェックコールして、ターンやリバーでフォールドさせられる」という状況を避ける事ができます。このような問題を常に意識して、しっかりしたハンドを選択しましょう。非常に強く、かつ多くのナッツポテンシャルを持つハンド、例えばスーツがありよくコネクトしたAxxx、KKxxr、もしくはJT98rなどをOOPでプレイするようにします。

弱い相手に対してはOOPを苦にしないかもしれませんが、強く、アグレッシブな相手に対してはなるべくOOPでプレイする事を避けるべきです。これはテーブルセレクションの基準の1つになります。良いプレーヤーが2人もあなたの左にいたとしたら、そのテーブルに参加したくはないでしょう。

IPは、エクイティリアライズがはるかに簡単になります。ナッティなハンドとそうでない、良いプレイアビリティを持ったハンドを混ぜ合わせたレンジをプレイする事ができます。フロートやセミブラフ、複数のバレルでもって、マージナルなハンドでさえ利益を出す事が可能になるでしょう。

まとめ

♠IPかOOPかというのはシンプルな指標です。

♠マルチウェイでは相対ポジションというものがあります。

♠OOPでは、なるべくポラライズされた、ナッティなハンドをプレイしましょう。

♠IPは情報的有利に立つことによって、ナッティでないスムースハンドがプレイ可能になります。

♠マルチウェイにおけるOOPのプレーヤーは、IPのプレーヤーよりはるかに強いレンジを持っている傾向があります。

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