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ムスタファ・カービースさんへの支援のお礼


「#01 ムスタファと小鳥」のショートムービー公開とともに、5月4日より募らせていただいていたムスタファさんへの生活支援が、目標額の4000トルコリラ(約¥60000)に達しました。
皆様の温かいお気持ちに心から感謝します。どうもありがとうございました!

*「#01 ムスタファと小鳥」 2021/15分30秒 撮影・編集:小松由佳

ムスタファさんはシリアでの空爆の後遺症、また脳の癌の痛みに苦しみながら、家族の生活を維持するため廃品回収の仕事をしています。長らく低収入状態、困窮状態にあり、バイクとその後ろにつける荷車を購入することで、より効率よく働き、安定した生活が実現できるよう切望しておりました。
(ムスタファさんの現在の収入は25〜40トルコリラほど(約¥375〜¥600)。オスマニエの平均日収は100トルコリラ(約¥1500))。

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(小鳥の世話をするムスタファさんとハラ。飼っているのはセキセイインコ。トルコ南部では、自宅で小鳥を飼う家族が多いとのこと)

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(ムスタファさんが鳥かごを開けると、小鳥が嬉しそうに部屋中を飛び回った。毎日こうして自由に飛ばせている)

皆様から募らせていただいた生活支援で、ムスタファさんはバイクと荷車を購入することができます。
ムスタファさんがより多くの収入を得られるようになれば、子供たちはこれまで買い揃えられなかった学校の教科書やノートを買ってもらうことができ、これまでほとんど買えずににいたバナナやリンゴなどの果物やお肉を食べたり、より文化的で創造的な暮らしを送ることができます。ムスタファさんの4人の子供たちの未来へと、この支援がきっと繋がっていくことと思います。
今後も、シリア難民としてトルコに生きる彼らの暮らしが安定していくことを願いつつ、その様子を取材していきたいと思います。

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(食事の風景。ほとんどのシリア人は、床に座って食事をとる。ムスタファさん一家はは一日2食で、13時頃に朝食を(その頃子供たちが学校から帰ってくる。朝は食べない)、17時頃に昼食を食べて、20時頃に眠る)

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(ある日の昼食。ピーマンとトマトの卵炒めと、オリーブオイルやザータル(スパイスやナッツを混ぜたふりかけ状のもの)、トマトときゅうり。)


現在私はシリア国境のレイハンルに滞在中ですが、オスマニエに移動してから、集まったサポートをムスタファさんに直接お渡し、またご報告させていただきます。
一旦ここで、目標額が集まったことをお知らせさせていただきます。皆様、本当にどうもありがとうございました。


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(小鳥の繁殖について語るムスタファさん。生活は依然厳しいが、昨年よりも今後に希望を持てるようになった。)

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(一家のアイドル的存在、2歳のハラちゃん。歌と踊りが大好きだそう。一家のみんなに可愛がられ、愛され、すくすく成長している。)

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(午後のひととき。部屋ではいつも小鳥のさえずりが響く。)



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