すゑひろがりず全国行脚〜諸国漫遊記大阪公演〜(前)

2021.04.08 諸国漫遊記大阪公演(前)

※ネタバレ100%ですのでご注意下さい

待ちに待った、すゑひろがりず全国行脚
〜諸国漫遊記〜初日なんばグランド花月公演。

吉たことコラボの『寿たこ焼き』があると
前日にお知らせが来たので、これは行くしかない!と。
13時過ぎに着いたので、ほぼ待たずに
たこ焼きと諸国漫遊記の記念葉書をゲットできました!

実は今日は、着物を着ると決めていました。
大阪で単独がある際には、絶対に着たかった。
すゑひろがりずにとって大事な日。
芸人人生において、NGKで単独させてもらえるなんて
ほんの一握りの人しか経験のできない誉な事。
着物はもはや彼らのアイデンティティでもあり
日本の素晴らしい文化でもあり。
あとは、NGKの人たちへのアピールもあったかな。
すゑひろがりずを出させてくれてありがとう!
私たちも気合入ってますよー!っていうね。

着物は心斎橋のレンタル着物屋さんで着付けてもらいました。
スタッフの方に、どちらに行かれるのですか?と尋ねられたので、
『すゑひろがりずの単独全国ツアーの初日NGK公演です』と。
スタッフさんもすゑひろがりずのことを知っていて、
第一声に人柄の良さを褒めてくださってました。
本人じゃないのに、勝手に私たちが嬉しくなりました笑
とても良いお店だったので、また何か機会があれば行きたいなぁ!


NGKに到着したら、たくさん家臣のお友達がいて
みんなの顔を見るだけでも嬉しかった!
今日これなかったお友達にも会いたかったなぁ。
次また会えることを楽しみに。

開演前、NGKの外がたこ焼きの香りに包まれていた。


そうだ。いつかの9ステの時、タリーズでお茶していたら
三島さんが目の前をスタスタっと歩いていって
しばらくして戻ってきたと思ったら、
その手にはたこ焼きが握られてて
たこ焼きを手に入れてご満悦、ニッコニコな翁が
またスタスターっと目の前を
通って行った時の、思い出がよみがえった。
グルメな三島さん、出番と出番の忙しい合間にも
慣れ親しんだ大阪のたこ焼きが食べたかったんだなぁ。


会場内に到着。
会場内にまで、たこ焼きの美味しい香りが漂っていて
なんだかすごく大阪を感じた!
(さっきのお兄さんが頑張って焼いてるんやな…
ありがとう…)

前説は生ファラオ。
一回聞いたら忘れられないコンビ名。笑
どのへんが生で、どのへんがファラオなんだろう…笑
前説のお二人がNGKいっぱいの拍手で会場を温めてくれて、
拍手喝采の中、諸国漫遊記がスタート。


拍子木が鳴り、緞帳が開く。
おっきな金屏風の前に、三つ指ついた二人の姿。
狂言でよく見る肩衣を付けていて、着物は紺色。
こんなオープニングをするなんて、ずるい!
かっこいい、、、かっこよすぎる。。
今日という日がどれだけ大切な日なのか、
NGKで単独ができるということが
どれだけ名誉なことなのかが
その二人の姿によって、再確認させられた。

南條さんの良く通る声で、感謝の気持ちを伝える口上。
二人が顔を上げると、見えたのは、満席のNGKと
割れんばかりの拍手と響めき。
その光景にお二人は『うわぁ…』と言葉を失った。
よく見ると顔を歪ませており、泣きそうな表情をしていた。
これまで約一年間、二人のことを応援してきたけど
あんな表情を見たのは初めてでした。
M-1で勝ち上がった時の表情とはまた違く、
初めて二人の舞台を見た去年のすゑひろがりず祭り〜納涼祭〜よりも
遥かに胸がいっぱいで、感極まったような表情だった。

こんなに大事な舞台に立ち会うことができた喜びを
噛み締めました。

しかも直前まで、流行病がまた急増したりと
開催が危ぶまれる状況だったりしたので、
なんとか開催できてよかったという気持ちでした。

つい2年前の東京の単独ライブでは集客が約100人だったのが、
今では大阪で約900人の集客ができたという驚きを
お二人がお話しされていました。
自粛解除後から約一年間、毎日コツコツと仕事をこなし
地道にファンを増やし続けた結果が今日のNGKなんだなと。



そうそう、思い出せば2月の終わり頃かな、
南條さんからの匂わせツイートで
4/8に、浪速で公演があるから空けといてね?
というお伺いがあったなぁ、と思い出した。

その時、家臣のお友達たちと、単独かなぁ?
ななまがりからの匂わせがないから
地獄変ではなさそうだよなぁ、
春ひろがりずかな???と予想をしたり、

会場はどこだろう?と話していて
キャパ的にどこ?祇園花月?いやでも浪速だし…
マンゲキ?でもマンゲキはマンゲキ所属メンバーが
いるからたぶん違うだろうな…
まさかNGK?使わせてもらえる??900人キャパだよ!
えっ、じゃぁ…森ノ宮かYES THEATERかなぁ。

なんていう予想大会をして、わくわくしてたなぁ。
まさか、笑いの殿堂なんばグランド花月で単独できるなんて!
よっぽど日頃の集客の良さと、お二人の人柄の良さが
あったんだろうな…と思って、すごく嬉しかったのを思い出した。


南條さんのはじめの口上で、感謝の気持ちを伝えた後、
『本日、私、南條庄助は…』
と急にかしこまるので、なんだなんだ?!重大発表か?と
改名発表でもするのかという勢いと、その間の取り方に
一瞬息を呑んだ。

続いてその口から発せられたのは、
『普段、12mmで刈り上げるところを、6mmでやらさしていただいてます!(ニュアンス)』
と、短く刈り上げた髪の毛のことでした笑

なんのこっちゃやねん!!!
と関西人が立ち上がって総ツッコミしそうなくらいの大ボケをかまし、
張り詰めた緊張の糸がほぐれ、会場大爆笑。w

そして三島さんに口上をバトンタッチする。
まだまだ感極まった様子の三島さん。
ちょっとダミった大声で感謝の気持ちを伝える三島さん。
(カッコいいけど、かわいすぎた。。。翁ぁ。。。)

かっこいい口上のあと、舞台が暗転し、
二人は高砂に乗せられたまま撤収されて、
薄暗くてもシルエットはくっきり見えてたので、
その撤収される様がすゑらしいというか、
かわいすぎて会場からは笑いが起きてました。笑

暗転中、センターマイクが置かれ、
上から大きな舞台装置が降りてきました。

(えっ!これって、文枝師匠とかが落語をするときに
降りてくるやつじゃん?!?!?いいの???)

いいんです。
いいんですね。NGKさんありがとう…
こんなに松羽目が似合う若手漫才師はすゑしかおらん!
こないだNGKに寄席を見に行った時、
文枝師匠、小枝師匠が落語をしてる時に
やっぱりすゑの二人を重ね合わせて見てしまって。
(本人も『はやく師匠になりたい』と言ってたし…。)
こんなに早くにその念願叶っちゃっていいの?(涙)
という気持ちでいっぱいでした。


諸国漫遊記(中)に続く

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