父が亡くなり
先日、父が亡くなりました。
この話は書くかとっても悩んだのですが、今の自分の心境を文章に残しておきたかったので投稿することに決めました。
自分の中で抱えておくこともできた。
でも、頼って良いのであれば、誰かに頼りたい。誰かに優しくしてほしい。
完全に甘えています。
この文章を読んでくれている方は、甘えていい人だと信じて書きました。
ちょっと重い内容になっていますので、山本に甘えられたくない方はこれ以上読まない事をオススメします。
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父は5年ほど前から、癌を患い、何度も手術を繰り返し、病気と闘いながらも残された人生を楽しく生きた人でした。
亡くなる2週間前にも一人で旅行に出かける程の活発な人でした。
2月15日、実家の父に会いに行きました。私が帰るまではドライブに行きたい呑気な事を言っていたくらいだったので、そこまで心配はしていませんでした。
実際に家に帰ったら事態は深刻なもので、かかりつけの先生に
『あと1週間で意識がなくなり、それからどれくらい生きられるか』
そんな事を告げられました。
急いで会社に連絡をし、1週間の休みをもらい父の傍にいました。
日に日に衰弱していく父を見ているのは本当に辛く。さっきまでご飯が食べられていたのに、食べられなくなり。歩くことも困難になり。
私に今まで弱音なんて吐いたことがない父が、泣きそうな顔で体が動かない。と訴えてくるのは、本当に辛い。どうしようもできない自分に何度もイライラしました。
実家に帰って4日目の、2月19日の夜。
だんだん体が冷たくなり、とてもしんどそうな父を見ていられなくて、ずっと手をさすって温めていました。
さっきまで肩で息をしてゼーゼーと言っていた父がとても静かになった事に気付き顔を見たら、眠るように息を引き取っていました。
『今までよく頑張ったね。お疲れ様。』
あまりにもあっけなく、父は亡くなりました。寂しいという感情よりも、辛い時間が短くすんで良かったね、という想いの方が大きかったです。
今のご時世で、面会することも難しい方もが多くいる中、最後まで自宅で傍についていられた事は、本当に良かったと思っています。
悲しみに浸ることもできずに、葬儀の手配があわただしく進み、気が付いたら葬儀も終わり今に至ります。
母と2人で準備をしていたのですが、実質動いていたのは私だけ。
なれない事で、感情の整理もついていないこともあり、母に何度もきつくあたってしまいました。
こんな時くらい、優しくしてあげたかったのに、、
自分の心の余裕のなさが嫌になります。そんな私に
『本当に助かったよ。ありがとう。』
と、母が言ってくれたので、これでよかったのかな。なんていろいろ考えたりしています。
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本当は、本日から仕事に復帰する予定だったのですが、どうしても気持ちが切り替えられず、休みをもらいました。
これから先、どのように生きていいのかわからない。
父の病気が発覚するまでは、山本は自由にいろんなところを転々と生活していました。
年に1回は海外に行ったし、離島に住んだり、大好きなゲレンデに住み込んだり。今とは真逆な生活を送っていました。
一度は実家に戻り、2年程滋賀で仕事をしていましたが、もともと実家にいるのが好きではなかったので、頭をさげて大阪に住むことを許してもらえました。
本当は、もっと遠くに行きたかったけれど、何かあった時に備える事を考えると、大阪が一番都合が良かったのです。
ちょっと感じ悪い言い方になるのですが、今の山本は縛られるものが急に無くなったのです。
大阪に住む理由も、今の仕事を続ける理由も。
ずっと欲しかった、自由な選択ができるというのに、どうしたらいいのかわからなくなっているのが現状です。
何もする気が起こらなくて、ひとりでいるのが不安で。
大切な人にも、ネガティブな事ばかり言って心配させています。いつもみたいに、馬鹿な事でふざけていたいのに、どうしてもできない瞬間があって、その度に、このままでは見捨てられると不安になり、
正直、今の山本、本気で落ちています。
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こんな私でも、幸いな事に心配してくれる友人がいます。
ダメな私でも、寄り添ってくれる大事な友人達。
心配してくれる人に、以前なら強がってでも元気でいよう。ってそう思っていました。でも、甘えさせてくれるなら、とことん甘えさせてもらおう。
頼るだけ頼って、しっかりお礼を言う。
一緒にいてくれてありがとう。って今の自分なら強がらずに言えると思うから。
そして、友人達に何かあった時に、一番に駆け付けられる自分になりたい。
その為にも、いっぱい泣いて、いっぱい凹んで、いっぱい人に頼って
一日でも早く、元気な山本に戻れるようにしっかり生きます。
だから、どうか見捨てないでください。
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