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- 夏眠- 冬が明け、春が過ぎると”籠シーズン”が始まる

いきなり変な”書き出し”だが、私は虫が苦手だ。
というか、ストレートに表現するなら、虫たちをだいぶ怖れている。

夏場、ドライをかけて布団をかぶって寝るのは”布団が大好きだから”ではなくて、虫を聖域に侵入させないためでもある。つまりそれほど虫が苦手だ。
(寝てる時に虫がもぞもぞ足ちかくにやってくるとか、いやじゃないですか?!蚊に食われるとか!)

「何を言ってんだ、男なのに!」とか思われる向きがあるかもしれないが、
逆にこのジェンダーフリーの時代になにをおっしゃいますか?と言い返したくなるぐらい”虫が怖い”のだ。

また、追記すると(別に名誉のためではない)、有史以来、人類の死因第一位はつまり、最大の外敵は(老衰とか人類同士のいくさ等意外で)人喰いザメでも巨大なワニでもビッグなグリズリーでもなくて、実は”蚊”である。
そのデータから分かるように人が虫を恐れるのはDNAに刻まれていてもおかしくないほどのことで(1番の天敵だから)、むしろとても自然なことなのでは?とかすら思っているがどうだろうか。

だからというわけではないが、人生において私は数数えるほどしか”ぶち切れた”ことはないが、そのうちの二回は虫のことであった、しかも蚊のことで。

え、蚊で?と思ったかもしれないが、
されど蚊である。

「激おこ!」になったシチューエーションについてはここでは触れないが、
なぜ私が虫全般、特に”蚊”を嫌うかというと、過去にそれもだいぶ若い時に蚊にあの世送りにされそうになったことがあるからだ。

あれは2000年になってすぐぐらいだったか、海外留学中のこと。
期末試験がおわり、イタリア・ミラノの某公園で学生仲間どうしではしゃいでいたときに起こった。
その公園は水辺が近くにあることからもきっともともと蚊が発生しやすかったのだろうと思うが、その年はなんだか当たり年で、とても蚊が多かったように思う。

田舎で育った私は蚊も他の虫も目にする機会も多かったので、もとから虫とかは嫌いだったし、できれば接触を避けたいとおもっていたが、あの時はミラノ(都会)でしかもアジアではない海外であったことから、”虫対策”の意識・アラートが弱まっていたのかもしれない。


家の中では常にvapeをつけっぱなしにしていたぐらいなのに、あのときはまるで虫対策をしていなかった。

あの日は友人達とダラダラと、虫除けをぬることもなく、ずっと芝生のエリアで過ごしていた。そうすると緑が多いところなので当たり前かもしれないが、なんだかやたらと首が痒くなった、それも猛烈にだ。
ちょっと膨れていたようにも思う。
あ〜これは蚊にやられたなと思ったら、(イタリアの蚊はタイガーモスキート(zanzara tigre)という種で、デニムの上からでも平気で刺してくる。そして日本のよりもだいぶ痛いし、ちょっと腫れる)なんだか首の周りとかに想像以上に蚊がまとわりついているのがわかった、しかも周りの友人達には一切興味を示さず、私の首回りとか上半身にずっと”ロックオン!”してきている。
そのまま腕をぶんぶん振り回したりしながら外敵と戦いまくったが、結果は無残なものだった。周りの友人たちもそのふくらみきったヴィジュアルにドン引きするぐらい、蚊の立場からすると”吸血フェス”といえるほどに噛まれまくった。

結果、30箇所以上は噛まれただろうか。
首はものの見事に腫れた!
首は顔と銅をつなぐものだけど、首どこに行った?というぐらいパンパンになった。そしてその夜は高熱がでてきて友人には「救急に行くか?」といわれるぐらいうなされていたし、なによりずっと首が痒くて(腕とか他のところも痒かった)リアルに生きた心地がしなかった(思い出すだけで痒くなるw)

それからだろう。
私が積極的にアウトドア的なことをしなくなった・いかなくなったのは。
”蚊に殺されそうになる”のだけは勘弁だ(サメとかワニとかクマも嫌だが)

また、それと前後して、夏にイタリアのホテルで寝ていたら、ずっと室内に蚊がいて、眠たいのにずっとみみもとで”ファアァァァァアァァーーン”と飛び回っているものだから、気になって気になって寝れない!
で、夜明けまで蚊と格闘して、朝起きたら、白い塗り壁に蚊との格闘後が残っていたのを今でもはっきりと思い出す(白壁に血液と蚊の死骸(圧死跡))。

そんなこんなの経験があわさって、”夏x虫”のセットは私の中では近寄ってはいけないコンビネーションの筆頭となった。
だから、というわけではないが、その真逆、つまり、虫・蚊の出ない晩秋・冬・初春は私が一番アクティブになる時だ!
フィールドワークのオンシーズンだ!
(冬ならクマも出ないので山も楽しい)

冬や晩秋は”実り”を体験できる時だ。
温かい飲み元が美味しく、秋の味覚も堪能でき、温泉も”冷えた体”には最高で、服装も何枚も着れるしブーツとかも履けるのでファッションも楽しめる!また、なぜか冬には俄然行動力が上がり、やる気と動く気力も出てくるのだがこれは私が冬生まれというのも関係しているのかもとも思っている。
(太陽が自室に戻ってくるから;サンリターン)

繰り返すが、夏x虫のセットがとても苦手だ。
そのため、自動的に虫の出現とともに、家に、特に東京の”虫の出る隙間のない家”に篭ることが増える。
だからこれからは(6月以降)私にとっては”冬眠”ならぬ夏眠の時期だ。
しっかり養分の素をゲットして(本)巣ごもりに備える。

巷の動物達と逆のリズムだが、
神様、私はこのリズムでいいんですよね?


*みなさまの”嫌い〜!”とか”苦手〜”とか、ありますか?苦手・嫌いのshare、大歓迎ですw。

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