ミルキークォーツ (yuji的石読み語り）

ウッスラと白みを帯びたその石は、

水晶ほどキラキラせず、

ローズクォーツほど何かのベクトルに特化した効能も持たず、

いわばオールマイティなんだけど、

ちょっとはにかみ屋で、目立つのを嫌って、

静かに微笑んでいる、

でも実はなんでも出来てしまう子。

クラスにいる圧倒的委員長タイプで

運動も出来て、
目立ってヒーロー！

・・・

ではなく、エース級のスペックを持ちながら、

学級委員タイプが目立つ、その影で、
自身のハイスペックなところを一分もださず、
いつも静かに微笑んでいるような・・・

クラスにそんなコ、いなかったかな？

ミルキークォーツって、
なんかそんなかんじです。

シレーーーッと、穏やかで、
目立たず、でも、
実はとっても出来るコ。

先ず何が素晴らしいって、
隣に誰が来ても
何が来ても、
絶対に動じない。

ぶれなく、

軋轢を生まず、

まるで聖人君子のような、

そしていつも穏やかな
アルカイック・スマイルで
ワラッテイル。

そんな癒し力の高いコ。

それ故、
とっても使い勝手がよくって、
なんでも対応・処理してくれる、
寡黙ながんばり屋さん。

たまに欠けちゃったり、
割れちゃったりはするけれど、それも頑張って頑張って頑張って、
自己犠牲を重ねてきた証拠。

多少のキズやクラックは
入るけれど、
それも、
いわば名誉の勲章。

地球の民を見守る
ガーディアンエンジェルズ。

自己犠牲の大好きな乳白のエンジェルは、
動乱の現代社会の中、
ミルキークォーツという名を与えられて、
昨日も今日も明日も、
世界のどこかで多くの人の心や体を癒している。