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ムーンストーン

ムーンストーンのことが急に書きたくなった。

ムーンストーンよりももうちょっとマイナー路線の石のことは既出だったりするのに、パワーストーン会のクイーンとも言えるこの石のことを書いていなかったのはちょっと意外だったが、きっと”そういうタイミング”ではなかったということなのかもしれない。

そしてムーンストーンは今月6月の誕生石のでもある。
それに呼ばれたわけでは多分ないし、”だからなんだ”というわけでもないが、満月まであと少しという今この石のことを書くことになったのにはなんらかの宿命を感じざるをえない。

ムーンストーンは実は大好きな石だ。
おそらく石好きの人でムーンストーンが心の奥底から苦手だ、という人はあまりいないのではないかと思うくらい”見た目的にもオールマイティ”な石でもある。
私も実は何本も持っているし、なかでもグレードの高いブルームーンストーンは大のお気に入りだ。

そしてムーンストーンには個人的にも逸話もある。

人生で一度だけパワーストーンのブレスが切れたことがあるが、
それがムーンストーンのブレスだったのだ。

あれはまだ暑い最中。
お盆前後だっただろうか。

出先からの帰り、とある駅えとあと50mぐらいのところでとつぜん右腕にはめていたムーンストーンのブレスが弾けた。

全て回収したのでまた同じ球で紐を通しブレスにしなおしたが、
あの時からは腕にははめていない。

怖くてはめられないとかではないが、
”なんとなくピンとこなくなった”からだ。

ブレスの肝が切れた時。
あれは心と精神があまりにも張り詰めていて”いろいろなもの”がぶちぶちっと切れていきそうな時期だった。
人生で最大最強に苦しい時期。
ありえないことが続き、人生には老苦・病苦等いろいろとされているが、
いろいろな苦行が同時にやってきて、苦の三連コンボをこなしている渦中。
”神様って無慈悲ですね”って思っていた頃だった。

ブレスが切れて3週間ほどした頃だっただろうか。
体にもリアルに症状が出始めた。
今思えばあれは体の不調をマックスに受け止めて”もう受け切れなイィ、ウウゥゥ”とブレスもmaxに悲鳴をあげていたのだろうと思う。
(というか、波長的にそうだった)





私の話はさておき、
ムーンストーンは非常にパワフルな石だと思う。

心が揺らぎ、心の水面に波が立つたびに私たちの心はザワザワして
焦ったり怒ったりイライラしたり、ピリピリしたりして、時に心ここに在らずになったりする。

心とは人生を大きく左右するものだ。
心が暴走すると人生は時に台無しになったりもする。
また心がやさぐれると”素直”ではなくなり、
本来の方向とは違う方向に人生は進んでいく。

心の調律の如何により人生は如何様にでも変わっていくといえよう。

そんな心の強い味方、
心の増強剤であり心の添い寝役。

それがムーンストーンなのだと思う。

人の心はいろいろだ。
心が強い人、繊細な人、
心が歪みやすい人、心がトゲトゲしている人。

また心が折れそうな時、心が旺盛に活動している時、状況も状態も
その実態はあるようでないようで、”霞のように”つかみづらいものだったりもする。

その心にしっかりと並走して、時に癒し、時に包み込み、
またある時には叱責したりもするかもしれない。

そんな不思議な”安定・安心”をくれるのがムーンストーンで、
特にブルームーン・レインボームーンからはその力が強いように感じる。

また、ムーンストーンはセッションとか人を観ていく時のお供として
最高だ。

対象者の心や気持ち、想いを照らすスクリーンをリーダーに見せてくれるようなバイブスを持ち、セッションの際の”導入”を容易にさせる。

人を観続けると疲れたりもするが、
この”導入剤”があるおかげで楽に”見るための領域”まで
降りたり上ったりしていける。

心がちぐはぐになったり、心がゆらゆらする時、
人はお守りを欲したりする生き物だ。

神社のお守り、お寺のお札、パートナーからのプレゼント。
心を寄せるもの、また心に寄り添ってくれるものは、
その実なんでもよかったりもするが、”形としてのお守り”が必要なら
きっとムーンストーンは最高・最良のお供になってくれるに違いない。

そしてなにより、
ブレスレット等にした場合には
地球が衛星として”月”を持つように、
人生を月と共に歩むこととなる。

ムーンストーン自体は
月のかけらでもなんでもないが、
その石が持つ波動は月そのもの。

月と共に寝起きし、
月と暮らす。

現代版かつてのお公家さんみたいな、
そういうコンセプトがちょっと雅で
現代の電子機器に囲まれた生活の中に
ふわっと”平安”の香りが漂ってくるような…

そんな幻想を抱いてしまうのもきっと
ムーンストーンのもつ魔力なのかもしれない・・・。

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