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Perfect Days...にはならない現実

東京銭湯お遍路が200湯目を迎える。100湯目では狛江湯でクラフトビール飲んだ。

今回のキリ番銭湯はどうしよう。
年始に観たPerfect Daysになぞらえて墨田区周辺を聖地巡礼するか。

と言ってもそんなに好きな映画ではない。

インバウンド迎合というか、もはや東京が誇れるものは昭和ノスタルジーと綺麗なトイレしかないのかと。しかも実際は全く綺麗じゃないし。グロテスクなまでの美化。

語れば長いが、まあロケ地である電気湯、桜橋、焼きそばの福ちゃんに罪はない。

電気湯

まずは電気湯。外も中もなんか電気なGrooveを感じる。
受付の女子、元気と愛嬌あってよい。
カランに役所さんに髪型だけ似た客いた。

そして役所さんが磨いてそうな公衆トイレが近隣に。

電気湯近くのトイレ

このへんはスカイツリーがさすがよく見える。

スカイツリー。西十間橋より

続いてさくら湯へ。ここは映画ではコインランドリーだけが使われてたような。

さくら湯

電気湯より見栄えは地味ながらここはいい。黄金湯で出してるビールも買えて、黄金湯よりずっと空いてる。穴場かも。

さらに歩いて大黒湯へ。

大黒湯

スカイツリーばっちり。
入った瞬間からめちゃ混んでてサウナはパス。

露天風呂が広くてアルカリ系温泉。階段上がるとウッドデッキになっていてハンモックもある。ここでも黄金湯ビール飲めるのね。

空いてる平日に再訪したい。

ここまで来るともう、桜橋まで行くの面倒になってきた。こうやってプランはずれていく。

マンションの合間から

御谷湯(みこくゆ)へ。東京銭湯200湯目。

御谷湯

一階受付からエレベーターで向かう浴場はなんと五階。

さっぱりした黒湯が夏にぴったり
そして東京1010の最新号・水風呂特集でも紹介された不感風呂。ぬる気持ちいい。ここで飲みたい黄金湯ビール。

しかし混みすぎて、スカイツリーが見えるという半露天も入れずロッカー周りが狭すぎてごった返してあまりにストレスだった。

気を取り直してビール飲むか。ファイナルデスティネーションは、役所さんのお気に入りの、駅地下の焼きそば福ちゃんへ。

夜のスカイツリー


あ、そういや隅田川沿いの空に突き出た黄金のウンコあるじゃないですか。あれしたの、すみませんオレです。

黄金のウンコ

いよいよ旅の終着点へ。しかし、、

焼きそばの福ちゃん

閉まってるやん。。

なんだよ、Perfect Daysて。

所詮現実はこれよ。
銭湯は混むし焼きそば&ビールにすら辿り着けないし。不完全すぎる。

まあスカイツリーいろんな角度から見れたからいいや。

隅田川周辺を舞台にした作品としては、私はPerfect Daysよりリコリス・リコイルがずっと好きだ。あの雰囲気が何となく味わえた。

ちなみに浅草駅地下のウェルカムインバウンド感。

酒カップの忍者バー
レコ屋

最近は外人がCity Popに注目して円安と相まって海外に放流されているのである。昔の邦楽レコが国内で入手困難になる日も遠くないであろう。逆に言うと、Perfect Daysでも洋楽のカセットを漁るシーンあったけど、外人からすると自国で買えない音源を東京に求めてくるというのも昔からあるのだが。

つーわけで記念すべき東京銭湯200湯、なんだかとても不完全燃焼だった。
Perfectどころか、気分は、

ウンコだー。

ウンコ


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