見出し画像

Daoko ライブレポ Slash-&-Burn Tour 2024

こないだ渋谷タワレコで生DaokoにサインしてもらったCDを鬼ロテしてからライブへ。初参戦である。

渋谷スペイン坂はWWWXに着くとゴスロリ少女たちが多く、えっこんな客層?と思ったけど隣のライブハウスだった。紛らわし。

整理番号はかなり後ろ。最近、ライブ前売り券を買っても席がゴミだとテンション下がって行かないこともある。しかし今日は耐える。

長〜い待ちから会場入り、まずはハイネケンで喉を潤すのと、開演までの時間を飛ばすのと。

見回すと幅広い年齢層。私だと年いってる方だろうなと覚悟してたが全然浮かない。オタクっぽい中高年層から音楽好きっぽい若者、おひとり様女子、ぼっち白人まで様々。

アルバム全部は聴いてないのでセトリは書けない。最新作のスロバンに絞り振り返る。

曲順がほぼシャッフルされ"Slump"で始まり、旧アルバムから1,2曲ずつ挟んで進行していく。

ドラム&ベースのリズムパートにマニピュレーターを交えたシンプルな構成だけに際立つ独特な詩の世界。

初聴きだと何言ってるかわからないが、CDでリピってるうちにだんだん脳に焼きついて離れなくなったあの歌詞群が目の前で再生される。

「パラファクション 沈み込んでも浮きたくない日です(hit&death!)孤独な凡人アウトオブ眼中 泡立つ君の言葉になんて」

記号と意味の狭間を振り子のように振れながらグサっとエグりにくる。言葉は制御できないと知ってるからこそできる言葉のあやうい紡ぎ方。

メローなヒップホップからのシャウト、ときに猫撫でアイドル声、ときにボコーダーをかませた七変化なボーカル。否応なく踊りに誘う多彩なボディアクション。飽きない。

MCがけっこうこまめに挟まれる。そして面白い。

「ファンに愛称をつけたくてね。昔、青ばかり着て青いイメージの曲ばっかり書いてた頃からのファンは青色主義。でも最近は外国の方も多いし、英語で"D(Daoko)-Lovers"に決めた!」

「これからもずっと音楽やっていきます。長く細くやってけたら、、あれ長く太くの方がいいんだっけ、?なんか下ネタみたいになっちゃった💦

最後にアルバムのスターター「天使がいたよ」を持ってきて元気よく締める。

https://youtu.be/CITkrPiTbS0?si=s-YHsfLYbfuLkZ

「したいされたいえこひいき、誰でも良けりゃどれほど楽か。見たい触れたいゼロ距離で。誰でもよくないから困ってます」

アンコールは二曲。二曲目のNovemberWeddingDayは結婚したお姉さんに書いた曲だが、27の独身として全く共感できないというカミングアウト。

「そこで推し(V-Tuber,女性)のこと考えた。推しのライブ行ったら涙が出て。皆もサイン会であたしなんかのために涙流す人いて。そんな気持ちになってくれることが嬉しい。これは結婚の曲から、皆へのラブソングにする!」

からの、まさかの歌詞間違いだかイヤモニトラブルだかが起こり、同じ曲のリテイクが始まる。しかし

「愛2倍増しで!」

ということで今度はきれいにキメる。

前髪パッツンで赤いチークに黒衣装と「てふてふ(蝶々)」の帯留め。男女から愛されるあの天然宇宙人キャラ、貫く推し道。本当に愛に溢れたライブであった。

渋谷の真ん中のハコで入りはたぶん~300人ぐらい。超満員ではなかったし、ツアーといえど東京大阪で1日ずつ。でもこのキャパのハコゆえに感じる距離感、見たい触れたいゼロ距離で、誰でも良くないから困ってます。すっかりトリコである。

これからも応援したいぜ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?