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運送と配送

すっかり世の中は半袖のシーズンになりましたが、これから1ヵ月はジメジメっとした梅雨の季節なんですよね。
洗濯物がなかなか乾きにくくて困るのですが、最近は乾燥機も兼ねた洗濯機が流行っているそうで(その分、高額になりますが)、今度買い替えるときはドラム式のそういうタイプにしようかなぁと思っています。

Yujiです、こんにちは!

買物というと、つい最近まであちこちのショッピングセンターが営業を自粛していたので、何かと通販で買うことが多くなりました。
まぁ小物は通販でOKなんですが、大型家電になると設置の問題もあって電気屋さんにお願いすることになります。
電気屋さんの通販サイトも結構充実してきているので、あちこちのサイトを見比べて一番安い店から買うことになりますが、設置してくれるのはたいていの場合、その電気屋さんの下請け業者さんになるようです。

再配達の減少
インディードやジモティーなどの無料で求人募集できるサイトを見てみると、こういった下請け業者の募集広告が結構多いことに気が付く。
電気屋さんの場合、設置の家電によっては電気工事が必要になるので、関連する資格が必要になるが、単に届けるだけなら運転免許があれば下請けの配送業者として契約できる。
ほとんどの場合、ギャラは出来高制になるので運ぶ荷物の数量で収入は上下する。以前は、不在からの再配達でさらに不在、などという効率の悪さが指摘されていたが、昨今の自粛=在宅により再配達が減少したこと、567感染を避けるべく置き配も増えたことでかなり効率は良くなったらしい。さらに通販での買物は以前より増えており、当然、比例して配達件数も増えたので収入も少しは上がったという話も聞く。
ただ、そもそもの単価が低く抑えられているのと、走行距離が増えてガソリン代の支出も増えるので大した利益増にはなっていないそうだ。

運輸業界の現状
物流というのは、生産者から消費者に届くまでの一連の流れを指す。
たとえば、A社でBというモノが製造され、C倉庫を通じてD運輸に輸送を依頼、E社に卸され、F販売店に届き消費者の手に届く、という感じ。
これはまだシンプルなほうで、海外生産になるともっと中間業者が増えるのでコストも増える。
出来るだけコストを抑えて安く商品を届けるのが通販の良いところではあるが、コストダウンのしわ寄せは物流にかかってくることが多い。
送料無料などの場合どこで調整するのか、って話。
しかも一連の物流フローにおいて、すべて1社で完結することはほぼない。
最初は大手の運送会社、次に地元の運送会社、最終のお届けは下請けの配送業者というパターンが多い。
輸送料金については徐々に中間マージンが抜かれていくので、当然、最終の下請け業者の利益は減る。
ちなみに、川上から川下への流れでいうと、輸送→運送→配送というように微妙に表現が変わる。
これは、距離、キャパ、時間などの大小で変わってくるイメージ。
最初は長距離で物量も多く時間もかかるが、徐々にそれが減っていき、だんだん軽くなる感じ。
必要な資格も、大型免許>中型免許>普通免許と変化していく。
最後の配送はとにかく走り回って数をこなさなければ稼げないという仕組みだ。そこに不在が重なると本当に効率が悪く稼げなくなる。
ただ、冒頭に触れたように在宅率が上がっているので以前よりは改善傾向が見られるのが救いか。

イメージ転換
長距離トラックでの輸送は日本の高度経済成長を支えた影の主役ともいえるし、昭和の時代にはトラック野郎として人気映画にもなっていた。
でも最近はそうでもないらしい。
SDGsじゃあないけど、CO2を減らすという観点から鉄道貨物での輸送が再度見直されており、JR貨物の人気が出てきたらしい。
渋滞の影響もないし、日本列島、端から端まで網羅している。
おまけに、567の影響で一部では長距離トラック運転手への職業差別の被害も出ている。ひどい話だ。
職業差別といえば、医療従事者やその子供たちも偏見の目で見られることがあるらしい。
開いた口が塞がらないぐらい信じがたい話だが、SNSでの誹謗中傷といい、誰かに対して攻撃せざるを得ないような強迫観念なのかストレスのはけ口なのか、見えないことをいいことに好き勝手言いたい放題になっている。
宅配にしても同じだ。567の感染リスクから不在時の置き配も増えたし、在宅でもサイン不要が増えた。
配達員をまるで保菌者扱いにしているのは考えすぎか。
まぁそれで皮肉にも効率が改善されたので、不幸中の幸いになるのかな。

以前から運送業は慢性的に人手不足といわれているが、収入面や福利厚生部分を手厚くすれば人手不足は解消できると予想されるし、管轄省庁も含めて業界全体で改善されるよう期待したいものだ。
まずはとにかく給料アップ!それが何よりの特効薬では?

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